A02:特定技術の出願動向分析ツール

特定技術の出願動向分析ツールとその処理内容

Excelマクロを用いた特定技術の出願動向分析ツールの処理内容を分析作業別に説明する。

※ 各ツールソフトの具体的な使用方法は各ツールのシート「使用方法」で説明している

1.検索式作成

(1)キーワード検索により得られた公報データからIPC,FI,FTやキーワードの出現頻度を集計し、検索に使用する特許分類やキーワードを抽出する。

使用ツール:

「IPC用語変換.xls」のIPC用語変換マクロ

「FI用語変換.xls」のFI用語変換マクロ

「FT用語変換.xls」のFT用語変換マクロ

「TIAB用語集計.xls」のTIAB用語集計マクロ

保存先アドレス:

https://drive.google.com/drive/u/0/folders/0B4gJnV9Tmptld21VblVWRV9rWEE?resourcekey=0-66j31gjCbL4xnXrIb0sEmg

(2)抽出したFIの上位分類や下位分類に追加すべきFIが有るか確認する。

使用ツール:「FI用語変換.xls」の上位分類リスト作成マクロと下位分類リスト作成マクロ

保存先アドレス:

https://drive.google.com/drive/u/0/folders/0B4gJnV9Tmptld21VblVWRV9rWEE?resourcekey=0-66j31gjCbL4xnXrIb0sEmg


(3)縦一列にリスト化されたIPC,FI,FTやキーワードを「+」記号で結合された検索式の形に変換する。

使用ツール:「SRP検索式化V2.xls」のSRP検索式化マクロ

保存先アドレス:


※日立の特許データベース:SRPARTNER用として作成したもので、検索タームが多く、検索式が長すぎる場合には、エラーとならない長さで区切り、複数の検索式に整形している。

https://drive.google.com/drive/u/0/folders/0B4gJnV9TmptlV1VkazJKSDRFU1k?resourcekey=0-dpJS7yD3Q5jTerZ0Y1BUMQ

(4)調査対象を言葉で定義できないが要否は判定できるという場合、サンプル公報に○×を付与することにより検索式の素案を作成する。

使用ツール:「テスト検索式作成.xls」のテスト検索一括処理マクロ

保存先アドレス:

https://drive.google.com/drive/u/0/folders/0B4gJnV9TmptlV1VkazJKSDRFU1k?resourcekey=0-dpJS7yD3Q5jTerZ0Y1BUMQ


2.ノイズ行の削除

(1)検索結果の公報データに要約の一部が行データとして紛れ込むことがあるので、A列に公報番号以外のデータが有れば当該行をノイズ行として削除する。

使用ツール:「公報行抽出.xls」の上公報行抽出マクロ

保存先アドレス:

https://drive.google.com/drive/u/0/folders/0B4gJnV9TmptlV1VkazJKSDRFU1k?resourcekey=0-dpJS7yD3Q5jTerZ0Y1BUMQ

3.公報件数の調整

公報件数が2万件以上になると処理に時間がかかるし、処理可能な件数を越えることがあるので検索結果の公報データをN分の1に間引く。

使用ツール:「sampleN件公報リスト作成V3.xls」

保存先アドレス:

https://drive.google.com/drive/u/0/folders/0B4gJnV9TmptlV1VkazJKSDRFU1k?resourcekey=0-dpJS7yD3Q5jTerZ0Y1BUMQ


4.公報内容の確認と分離

対象公報データに特定の単語や分類を含んでいるかを検索し、含んでいるセルを着色すると共に、ヒットした公報とその他の公報とを分離する。

使用ツール:「KW検索V6.xls」のKW検索マクロ

保存先アドレス:

https://drive.google.com/drive/u/0/folders/0B4gJnV9TmptlV1VkazJKSDRFU1k?resourcekey=0-dpJS7yD3Q5jTerZ0Y1BUMQ

5.コード化とコード修正

(1) FIかFTの特許分類を予め設定した別の分類コードに変換する。

使用ツール:「分類・code変換マクロ.xls」の分類・コード変換マクロ

保存先アドレス:

https://drive.google.com/drive/u/0/folders/0B4gJnV9TmptlV1VkazJKSDRFU1k?resourcekey=0-dpJS7yD3Q5jTerZ0Y1BUMQ

※複数のFIかFTを1つの分類コードに変換できる。

(2) 一部のコードを細分類するために、設定されたコードを消去し、コード変換表にしたがって新たなコードを付与し、新旧のコードを結合する。

使用ツール:「code修正変換マクロ.xls」のcode修正マクロ

保存先アドレス:

https://drive.google.com/drive/u/0/folders/1Y9gpDbM0OtvbwfmoCqNJ5Uj5EelgEHKl

3)「発明の名称」や「要約」の中に設定された単語が含まれていれば分類コードをその単語に対応したコードを付与する。

使用ツール:「KW・code変換マクロ.xls」

保存先アドレス:

https://drive.google.com/drive/u/0/folders/1Y9gpDbM0OtvbwfmoCqNJ5Uj5EelgEHKl

※「発明の名称」だけでもコード化できる。

※複数の単語を1つの分類コードに変換できる。


4) 特定のキーワードを含んでいる公報を分離し、分離した公報にコードをまとめて付与できるようにする。特に、発明の名称中に含まれる単語によりコード化する場合に有効である。

使用ツール:「KW検索V6.xls」のKW検索マクロ

保存先アドレス:

https://drive.google.com/drive/u/0/folders/0B4gJnV9TmptlV1VkazJKSDRFU1k?resourcekey=0-dpJS7yD3Q5jTerZ0Y1BUMQ


5) 集計対象以外のコードを集計しないようにするため、対象公報のコードから設定されたコード以外を消去する。

使用ツール:「code絞込みマクロ.xls」のcode絞込みマクロ

保存先アドレス:

https://drive.google.com/drive/u/0/folders/0B4gJnV9TmptlV1VkazJKSDRFU1k?resourcekey=0-dpJS7yD3Q5jTerZ0Y1BUMQ


6) コード変換表からコード表を作成する。

使用ツール:「code表作成V2.xls」の不足コード追加マクロ 、上位分類コード表作成マクロ

保存先アドレス:

https://drive.google.com/drive/u/0/folders/0B4gJnV9TmptlV1VkazJKSDRFU1k?resourcekey=0-dpJS7yD3Q5jTerZ0Y1BUMQ


7) その他

(1) 全角の公報番号を半角の公報番号に変換する。

使用ツール:「全角半角変換.xls」の全角半角変換マクロ

保存先アドレス:

https://drive.google.com/drive/u/0/folders/0B4gJnV9TmptlV1VkazJKSDRFU1k?resourcekey=0-dpJS7yD3Q5jTerZ0Y1BUMQ


(2) 出願番号が同じ公報があれば登録公報を残し、公開公報を下方に分離する。

使用ツール:「登録優先処理.xls」の登録優先処理マクロ

保存先アドレス:

https://drive.google.com/drive/u/0/folders/0B4gJnV9TmptlV1VkazJKSDRFU1k?resourcekey=0-dpJS7yD3Q5jTerZ0Y1BUMQ


(3) 元データのA列と追記データのA列とを照合し、一致していれば追記データを元データの右端に追記する。

使用ツール:「照合追記.xls」の照合追記マクロ

保存先アドレス:

https://drive.google.com/drive/u/0/folders/0B4gJnV9TmptlV1VkazJKSDRFU1k?resourcekey=0-dpJS7yD3Q5jTerZ0Y1BUMQ

※公報データに限らないし、項目数も限定していない。


(4) 各データの件数を集計表にまとめるために、元データのA列と追記データのA列とを照合し、一致していれば追記データのB列の内容(例えば件数)を元データの右端に追記し、一致するものが無ければ最下行にA列の内容(例えばFI)とB列の内容(例えば件数)を追加する。

使用ツール:「集計用照合追記.xls」の集計用照合追記マクロ

保存先アドレス:

https://drive.google.com/drive/u/0/folders/0B4gJnV9TmptlV1VkazJKSDRFU1k?resourcekey=0-dpJS7yD3Q5jTerZ0Y1BUMQ

※公報データに限らないし、項目数も限定していない。


(5)「;」などにより結合されたワードを縦に展開、縦1列のワードを横に結合、あるいは一部の文字を他の文字列に置換する。

使用ツール:「語句展開結合置換」の語句修正一括処理マクロ

保存先アドレス:

https://drive.google.com/drive/u/0/folders/0B4gJnV9TmptlV1VkazJKSDRFU1k?resourcekey=0-dpJS7yD3Q5jTerZ0Y1BUMQ


(6) エラーや強制終了などにより、マクロを終了してもツールのメニューが残ってしまうようになった場合、追加したメニューを全て消去し、元の状態に初期化する。カット、コピーなど、元々のシステムメニューは消去されない。

使用ツール:「メニュー初期化」のメニューコマンド初期化

保存先アドレス:

https://drive.google.com/drive/u/0/folders/0B4gJnV9TmptlVzdMcldFb1FHcms?resourcekey=0-go3YCiB-5-PWMtG8l8LCaw