苫小牧周辺の観光

【ウトナイ湖サンクチュアリ】

ウトナイ湖には日本初に設置されたサンクチュアリがあります。

まさに動植物の宝庫、野鳥の楽園です。

自然観察・散策、バードウオッチングなど自然や野鳥とのふれあいを楽しむ人達が沢山訪れています。

ウトナイ湖で今までに確認された野鳥は260種以上もいるようです。

特にガン、ハクチョウなどの渡り鳥にとっては重要な中継地となっており、マガンやハクチョウの集団渡来地として有名です。

広いですが意外と浅い湖なので、水草も、小魚もすごく豊富です。

子供がまだ小さい頃、小船を漕ぎ出したことがありますがフナや大きな鯉、トンギョなど沢山の魚にビックリした覚えがあります。

この付近には、他に白鳥湖や弁天沼など沢山の沼があって、そこも白鳥等の移動の基地となっているようです。

夢苺農場の上空を北帰行の沢山の群れがこの方向に向かっているのを見ることがあります。

まるでお互いに声を掛け合って励まし合って渡っているようです。

サンクチュアリは、野生生物が安全に生息できるよう確保され保護されている地域という意味なので広大な面積が必要です。

サンクチュアリ指定地域だけで510haあり、沼が230ha、湿地・林が280haにもなります。

ウトナイ湖サンクチュアリは(財)日本野鳥の会が運営しており、ガン、カモ、ハクチョウ類を中心とした渡り鳥の中継地であるウトナイ湖および美々川をはじめとする勇払原野の自然環境を保全するとともに自然保護活動の拠点をつくる。

自然とのふれあいの場を提供するとともに自然教育、調査研究活動を行い、自然保護思想の普及と人材育成活動を行う。

日本で初めてのサンクチュアリを実現し、自然保護運動の多様化を促すとともに本来の野鳥公園、自然公園のあり方を提示する。

これらが設置の目的となっています。

映画「のぼうの城」や「影武者」のロケ地としても有名な勇払原野が近くにあり、足を延ばす人も多いようです。