概要:

プロセスライティングに基づいた指導において，学習者がどのようにライティングのプロセスを意識しているかを学習者自身あるいは教員が把握することは困難である。そこで，本章では，ライティングのプロセスのうち，ライティング・ストラテジーに着目した指導を1年間にわたっておこない，その効果をストラテジー測定の質問紙を用いることにより検証した。

Further Readings:

• 木村博是・木村友保・氏木道人 (編) (2010). 『リーディングとライティングの理論と実践：英語を主体的に「読む」・「書く」』大修館書店. https://www.amazon.co.jp/dp/4469142409 ★ライティングの指導実践や理論的背景のみでなく，リーディングとの関連も示した体系的な専門書。通読することで，学習者が英語を「読む」・「書く」ことの全体像の理解につながる。
• 小室俊明 (編著) (2001). 『英語ライティング論』河源社. https://ci.nii.ac.jp/ncid/BA54588238 ★出版年は決して新しいとはいえないが，その主張はいまの英語ライティングの現状にも十分に当てはまる。英語ライティング研究に関心がある読者にとっては必読といえる専門書。