MX Linux
Great Sound
MX Linux: 結構すごい音
MX Linuxインストール
MX LinuxはDebianの極軽量版で、インストール時間がXubuntuよりもさらに短いことに特徴があります。グラフィカルにも優れており、結構有名とされているようですが、私は知りませんでした。Linux亜型は色々試してきましたが、これまで記載したもの以外ではいいものを見つけることができなくて、このOSもおそらくそうなんだろうなとあまり期待することなく導入してみました。ところが豈図らんや、これがなかなかいけるんです。響きや艶、音の空間感はXubutuには敵いませんが、主旋律の聞こえがすごく良くて、メロディーが明瞭に浮かび上がります。響きも結構良くて、おすすめのLinuxです。
プレーヤー作製法は他のOSと同じです。ただひとつ欠点があって、MPDの稼働がなぜか完璧でなく、クライエントソフトのコントロールができません。その代わりの方法を確立したのでそれを含めてここに紹介します。
ホームページからOSのイメージファイルをダウンロードします。ダウンロードしたらUSBに焼き付けてインストーラー起動ディスクを作成してください。
順次インストールをすすめますがちょっと他のOSと少し方式が違いますが、しっかりと表示を見ればわかると思います。
インストールが終われば再起動してシステムのアップデートを実行します。インストールしてしばらくしますとアップデートしますかと聞いてきますが、面倒な人は、ターミナルで
sudo apt update
に続いて
sudo apt upgrade -y
と入力すれば全てアップデートされます。もちろんネットワークには繋いでおかなければなりません。
アップデートがおわれば先の記載に準じてMPDとUpmpdcliをインストールしてネットワークプレーヤーを作ります。音楽を入れておくフォルダーはそもそものMusicフォルダーでなく別に作っておくのがいいと思います。その方が音楽ファイルへのアクセスが安定しているようです。そのためにまずMusicフォルダー内などに右クリックして新しいフォルダーを作成します。フォルダー名は例えばSoundFilesとしておきます。そのフォルダーを右クリックしてコピーしておきます。
ついでターミナルに
sudo mv 今コピーした内容 /var/lib/mpd/music/
と入力してMPDの音楽ファイルフォルダー内に移動します。スペースをお忘れなく。次に、/var/lib/mpd/music/を開いて内部に今移動したSoundFilesフォルダーを見つけます。それを右クリックでコピーします。ターミナルに
sudo ln -s 今コピーした内容
と入力してリターンすればHome画面にMPD音楽フォルダー内のSoundFilesフォルダーへのリンクが出来上がります。Home画面からこのフォルダーへのリンクを開けば、その中に直接音楽ファイルをコピーすることができます。
次にlowlatency kernelを入れます。
synaptic package managerを立ち上げて左のカラムからkernel and modulesを選択します。MX LinuxはXubuntuと違って、2022/12月現在で、いい感じのkernelがあります。私のおすすめは
linux-image-5.10.0.18-rt-amd64
です。が当然今は使えません。色々試してお好みのkernelをインストールして使ってください。
これらのインストールが終われば、素晴らしいハイレゾネットワークプレーヤが出来ます。
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