Xubuntu Car Audio
Simply Great!
Simply Great!
Xubuntuの美しい音場空間を愛車にも
MacBook Air準備
まずはMacBook Airを入手します。私は手元にあったA1369というかなり古いタイプのものを用いました。これでも十分使えます。残念ながらカーオディオのおとはピュアオーディオあるいはデスクトップでそれなりのセットとヘッドホンを使って聴く音よりレベルは低いです。私はIS300hにMark Levinsonカーオディオをつけておりますが、音の細かさとか雑音レベルなどはどうしてもホームオーディオよりも低いようです。ま、そもそも車の中なんてそこまで静粛ではありませんしね。
MacBook Air A1369というのはCore Duo Proで、cpuレベルは高くありません。その後、Core i7のMacBook Airを手に入れましたが、音の伸びとか艶などが違いました。しかし、それでも結構いい音はいたします。
本体のSSDに前述に従ってXubuntu Core 21をインストールしました。持ち運んで使い、その場でDNLAにも対応できるようにとupmpdcliもインストールしました。全て、前述のように作り上げました。mpd.confの設定は通常通りで、audio_outputはhw:1,0です。そこに中華DDCとDACとしてKhadas Tone 1を接続して、RCA出力をカーオーディオのミニジャック接続口に繋ぎました。使ったものは製作実例にある『デスクトップタイプ(2)』に記載したものです。DDCとDACは車のコンソールボックスにうまく入りました。それをケーブルで接続するのですが、さすがに太いケーブルは取り回せないので、エレコムの製品を用いました。DACの電源は車のシガーライトに接続した変圧器のUSB出力をそのまま用いましたが、特に雑音など感じません。
少しごちゃごちゃしておりますが、Boxの蓋は問題なく閉まります。右上の青いケーブルがUSBケーブルでBoxから外へ出してMacBook AirのUSB口に接続します。
XubuntuのSettings → Power Manager → SystemのLaptop LidをSwitch off displayにセットしてやればMacBook Airの蓋を閉じてこれを座席とコンソールボックスの間に挟み込むことができます。もちろん音はそのまま出ます。ただ、その状態では音源の選択や再生の開始、停止などができませんので、別に使っていないスマートフォンを準備します。
スマートフォンはiPhoneでもAndroidでもなんでもいいのですが、データSIMは不要です。スマートフォンにMPDのclientと呼ばれるコントローラー、M.A.L.P.などをインストールします。次にスマートフォンのデザリングを開始します。MacBook Airで立ち上げたデザリングにアクセスしてログインします。そしてMPDコントローラーを立ち上げますとカーオディオ再生のコントロールができるようになります(下の写真)。
Xubuntu Car Audioの音は、カーオーディオ備え付けのmp3プレーヤーよりも音域の幅があってSN比が高く、xubuntuの特徴である音場感がしっかりと出ます。迫力、メリハリがついて感動します。mp3プレーヤーには戻れません。
Referred to オーディオ私見