Daphile
Sounds smart and beautiful
Daphile: 美しい音と使いやすさ、優れたレイアウト
Daphileの特徴
Daphile*はLinux Audioの入口としてとても優れた音楽専用OSです。美しい音とセンスあるグラフィックスレイアウトが特徴で、使い勝手がとてもいいです。
準備するもの
1.プレーヤー用のPC。MacBook Proがいいですが、Windows機器でも使えます。
2.クライエント(コントローラーです)用PC。これはMacでもWindowsでもなんでもいいです。ただ、1のPCとは別でなければなりません。
3.Daphileシステム用USBメモリー。
16 Gb以上のハイスピードUSBメモリーを準備します。もしメモリー内に手持ちのCDから音楽ファイルを読み込みたいなら大きめのものがいいです。たとえば64 GBなど。メモリーは色々試しましたが個人的にはSanDiskのUltra USB 3.0をお勧めします。安くて動作が安定しています。
4.DAC、アンプなど。
PCのシグナルを変換して再生するためのものです。準備するものの項を参考にしてください。
Daphileインストールの実際
インストールは比較的簡単です。
まずDaphileのサイトに行き、ページ下方で必要なファイルをダウンロードをいたします。サイトでは64-bit x86 recommendedというのを薦めていますが、私は64-bit x86 real time kernelという方を強くお勧めします。ただし、インストールするPCによってはエラーとなることがあるようです。その場合は前者をインストールしなおしてください。このreal time kernelというのはOSが音に対してより厳格に対応しているものであり、これを導入することによって音が明らかにスッキリして透明感が高くなります。Intel Macであればまず問題なくreal time kernelが稼働します。
OSファイルのダウンロードが終わりましたら、それを用意したDaphileシステムディスク用のUSBメモリーをフォーマットしてDaphile起動ディスクを作成します。Windowsであればrufsを、MacであればBalenaEtherというソフトウェアをコントローラー用のPCなどにインストールします。それぞれネットで検索すればすぐに出てきますのでダウンロード、インストールしてください。ソフトを立ち上げたらダウンロードしたDaphile OSイメージファイルと準備したUSBメモリーを使ってフォーマットします。
フォーマットが終わったらPCからメモリーを取り外し、プレーヤー用PCに差し込んでメモリーから起動します。そのPCにはDACやアンプを接続しておきます。起動時、Macでは電源スイッチを入れて直後optionキーを押さえてそのままにします。WindowであればBiosという起動ディスク選択のためのソフトウェアを立ち上げてUSBメモリーを指定します。例えば電源スイッチを入れて直後にEscボタンを押します。Windows機器のメーカーによってBiosを出す方式が異なりますので、ネットなどで確認して実行してください。その後は画面表示に従って起動ディスクの順番をかえて立ち上げます。
Macでoptionキーを押しながら起動するとこのような画面になります。Daphileディスクは右端のに見えるのでそこにカーソルを持ってゆきエンターキーを押して起動します。
Daphileインストーラーを立ち上げるとPC画面にこのような表記が出ます。
指示に従ってF1キーを抑えます。すると次の画面に変わります。
ここでは10番のUS Englishを選択してクリックします。
WiFiに接続しますかと聞いてくるので何も入力せずリターンキーを押してskipします。
固定IPアドレスを使いますかと聞いてきますのでNとしてスキップします。
本当に始めますか?と聞いてくるのでYとしてスタートします。
するとDaphileシステムインストール先のディスクを聞いてきます。一覧から適当に別のディスクを選択してもフォーマットしてもいいですが、Skipすれば今用いているUSBディスクがDaphileのシステムとしてそのまま利用できます。
SkipしてUSBメモリーをそのままDaphileのプレーヤーディスクに用いることとしましょう。
ここで少し待ちますと真っ黒い画面の中央に上記の画像がでてきます。その下にはIPアドレスが表記されます。この状態ではまだDaphileは整っておりません。表記されたアドレスを同じLAN環境下にあってDaphileをコントロールするための別のPC(クライエント)のWeb browserに入力します。すると以下の画面が出てきます。
これがDaphileのコントロール画面です。この画面で左側の16分音符マークの下方にある歯車じるしのSettingsをクリックしてください。
出てきた画面の下の方のSystem Firmwareの表記をクリックします。
Select installation target driveのところを押さえ、そこに出る一覧から今用いているUSBメモリーを選択します。
この場合ですと、太い白文字となっているSanDiskメモリーを選択します。
このまま何も扱わずにInstallボタンを押します。
ここでインストール先のUSBメモリーの名前が上と違っていますが別の機会に作成した画像なので気にしないでください。ちゃんと使っているメモリーの名前が出てきます。
ディスクの書き込みが進行します。
進捗状態が表示されます。
これで終了です。通常、数分以内で終わります。このインストール作業の短さはDaphile OSが余計なものを全て取り除いた極小のシステムであることの象徴です。終わったらプレーヤーPCを再起動します。Macならoptionボタンを押しながら、WindowsならBiosでDaphileディスクを指定して起動します。
起動すれば再び Welcome Daphile!の表記に次いで再びインストールのための準備画面がでてきますが、今回は何もせずそのまま放っておきます。最終的に真っ黒い画面中央に以下の画像がでて下方にIPアドレスが表記されます。
これで完了です。Daphileネットワークオーディオプレーヤーが出来上がりました。
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