Debian
Graceful and powerful
Debian: 優雅で力強いサウンド
Debianの特徴
Debianはインストールが比較的容易で使い勝手の悪くないLinux OSのひとつです。例によってMPDとupmpdcliをインストールすれば優れたネットワークプレーヤーが完成できます。システムは重くなく動きもいいです。Debianは優雅でしかも迫力があってしっかりした音がいたします。
Debianインストールの実際
Debianインストーラーはホームページからダウンロードします。適宜バージョンアップしています。ホームページ右上のDownloadをクリックして上部に現れるリンクをクリックしてダウンロードします。ダウンロードしたらそのファイルを用いてインストーラー起動ディスクを作成します。例によってMacならばoptionキーを押さえつつ起動、WindowsならばBIOS設定でディスクを選択して起動します。
インストール過程は他のLinux OSと基本的に同じです。third partyのアプリもアプリもダウンロードするように設定して先に進みます。日本語のインストールガイドがあるので参考にながら進めるといいでしょう。しかし、これを見なくてもなんとかインストールできるようになっています。インストール途中でデスクトップ環境を選択するように表示されますが、GNOMEを選んでおくのが無難です。他のデスクトップ環境を使ってみたいという方はお好みで選んでください。
インストールが終わって再起動すれば初期のデスクトップ画面となります。
各種ソフトウェアへのアクセスは左上のアクティビティ(Activity)をクリックすれば出てきます。
まずシステムのアップデートです。しばらくそのまま待つか、あるいはActivityからSoftwareを立ち上げてください。Softwareのデータへのアクセスが終わったら、上のタブの一番右にUpdateが出てくるのでアップデートしてください。これには少し時間がかかります。
それが終わればいよいよネットワークプレーヤーに仕上げるべく各種ソフトウェアをインストールします。ターミナルをたちげてLinx Mintでの記載に準じてインストールを進めます。
sudo apt install mpc mpd audacious cantata alsa-utils alsa-tools
sudo apt update
次にupmpdcliをインストールしてDNLA対応にするのですが、ここですこしLinux Mintとは違ってきます。
まずupmpdcliのホームページにゆきそのページの右上のところにあるDownloadsをクリックします。出てきたページの下の方にゆき、Debianと記載されたところを見ます。そこでますImport the repository keyをクリックします。最初にあるDownload the repository keyringをクリックしますとlesbonscomptesという名前のファイルをダウンロードするか聞いてきます。それをダウンロードフォルダーにダウンロードしてください。ダウンロードが終わったらダウンロードフォルダーを開きそのファイルを右クリック・長押しクリックしてコピーします。そしてターミナルに
sudo mv *[shift+ctl+v] /usr/share/keyrings/
と入力してそのファイルを移動します。*[]はわかりやすいようにつけたので、実際にはその中身を実行して内容をペーストしてください。決して[]の文字は入力なさいませんよう。以下同様です。そして次に元のページに戻って現在のバージョンのDebianであればDebian 12.x Bookwormをクリックします。するとupmpdcli-bookwormという名前のファイルをダウンロードしますかと聞いてくるのでダウンロードフォルダーにダウンロードしてください。次にダウンロードフォルダーにゆき、そのファイルを右クリック・長押しクリックでコピーします。そしてターミナルに
sudo mv [shift+ctl+v] /etc/apt/sources.list.d/
と入力してファイルを移動させます。これが終わったらターミナルに
sudo apt update
apt-get install upmpdcli
と入力すればupmpdcliがインストールされます。これが終わったら、mpd.confを扱ってALSA出力を調整します。ここからは前のLinux Mintと同じです。
sudo nano /etc/mpd.conf
と入れて出てくる別画面で
ALSA記載の前の"#"を取り除き
さらに記載されている
hw 0;0をhw 1;0
hardwareの部分をsoftware
にそれぞれ変更してのち
ctrl+x → y (yes) → return
してファイルを保存します。次いで
ln -s /home/個人名/Music /var/lib/mpd/music/
と入力してリターンして音楽ファイルへのアクセスを設定します。Debianを再起動しておくのがいいでしょう。
再起動しましたらActivityからCantataを立ち上げ設定へと進みます。
ついでOSの基本動作方式定めるkernelを厳密なrealtimeのものにします。そのためには、アプリ一覧からsynapticを立ち上げて、kernelを検索すればインストール可能なkernelが出てきます。linux-image‥というのがそれです。その中から、最後にrtとついたタイプの適切なものを選びます。rtでなくてもいいですが、rtの方が音がくっきりしています。
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