どうしてLinux?

Linux PC Audioの凄まじさ

PC Audioはパソコン(PC)を用いて音源ファイルを音として再生することを指します。従来、PC Audioは MacやWindowsでプレーヤーソフトを使って音源ファイルを再生していました。USBに接続したDAC(デジタル・アナログコンバーター)を使ってPCはそれなりに素晴らしい音で音楽を再生することができるようになりました。しかし、従来のオーディオ装置と聴き比べると がっくりします。そこには どうやっても埋めることのできないと考えられてきた深くて大きな溝があります。オーディオ専門家の間ではその溝は決して埋めることのできないもの、というのがこれまでの常識です。


今から遡ること10年以上前、私もPC Audioに挑戦した時がありました。当時はMacで色々なプレーヤーソフトを使って再生していました。その音だけ聞けば『 それなりに素晴らしい音』に思えますが、オーディオプレーヤーと直接聞き比べてみて音の違いに愕然としました。PC Audioはなんとも ちゃっちいうすっぺらな音しかしません。PC AudioとオーディオCDプレーヤー、これらは同様の機能を持つ似て非なるもの、まったく別物でした。


当時なんとかこれを改善すべく、プレーヤーソフトをいろいろかえてみたり、DCD8というリクロック装置を導入してみたり、さらにはFireWire接続したりと音の改善に挑戦しました。でもやはり何か根本的に違っていました。なにをどうやってもPC Audioの音はオーディオプレーヤーの音とは次元が違っていたのです。


その後、Macでafplayといってターミナルから直接音源を再生する方法を見つけてこれにチャレンジしたところ音の透明性は幾分か高まったものの、音が硬く音場感が乏しく、従来のオーディオプレーヤーにはとても太刀打ちできるようなものではありませんでした。


もちろんWindowsでもいろいろ試しました。しかし、むしろMacの方がましでした。


その時点で私のPC Audioは終わってしまっておりました。






その後、Linnというイギリスの音響メーカーがネットワークオーディオプレーヤーなるものを販売しているということを知り、頑張ってLinn Majic DSという ちょっとお高いネットワークオーディオプレーヤーを購入しました。はじめて触れるネットワークプレーヤー。再生条件、ネットワーク設定に苦労した末、なんとか使えるようになりました。そしてその使い勝手の良さと音の素晴らしさに感動し、そのときハイレゾストリーミングサービスTidalをサブスクリプトし、多くの音源をネットワークストリーミングで楽しみました。




そんな時、ネットの某サイトでDaphileというLinuxベースの音楽ネットワークオーディオプレーヤーシステムというものがあって、ものすごく素晴らしい!というような記載を目にしました。Daphileっていったいなに???音がすごくいい、しかも無料!?!無料ならば試すしかないでしょう!ネットで独学の末、いろいろ苦労してようやくその導入稼働にこぎつけました。そしてその音の素晴らしさに触れた時こそLinux PC Audioの始まりでした。


Linux OSのPC AudioはこれまでのMacやWindowsのPC Audioとは全く別物です。全然違った次元の音です。ハイエンドオーディオと呼ばれる超高級オーディオ機器に 勝るとも劣らないもの である可能性を秘めたものなのです。


手軽に導入できものすごく高音質、まるで目の前で生演奏がなされているような錯覚さえ覚えさせてくれるPC Audioシステムを導入していただき、この感動を味わっていただきたいとこのサイトを立ち上げました。どうかみなさん、このサイトを参考にして異次元のPC Audioを作り、感動の音を手にいれてください!