活動紹介
2025年6月26日、文部科学省が「JST-SPRING 次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」の生活費支給を日本人に限定する方針を固めたと報道されました。私たち学生有志は、私たちはこの文科省の動き博士課程の院生を支援する当該プログラムを「日本人」限定にするという文科省の動きに抗議します。博士課程の学生はそもそも、雇用の見通しも立てられず、学費も値上げが検討されるなか、研究と生活の両立に苦しんでいます。授業料が高く、非常勤のポストもかなり限られている中非常勤などの職務でも給与がほとんど支給されないにもかかわらず、研究活動の延長線にあるあらゆる業務をこなしながら、学費と生活費の捻出を行っているのです。
博士課程への生活費支援は「命綱」でありますが、その支援制度は十分ではないのが現状です。そして、とりわけ外国からの留学生は、日本と海外の学術を繋げる重要な存在であり、実際に研究室に共に生き、国籍問わず切磋琢磨しています。研究活動は一人では行うことができない、豊かな営みです。さまざまな背景を持つ学生たちとの対話から、研究は実を結びます。したがって、このような排除は、日本の科学技術的コミュニケーションを孤立させ、研究という豊かな営みを萎縮させてしまいます。優れた研究を行う者が国籍により排除されるべきではありません。成果は大学、社会、日本全体に還元され、留学生はその橋渡しとなります。すべての博士課程の学生は、今も、日本社会の知の土台を支えています。全ての人に、国籍を問わず安心して学べる未来を守るために、スタンディングアクションや署名を行っていいます。
活動年表
①SPRING for Everyone Protest(7月2日・25日、8月24日企画:大室恵美(お茶の水女子大学博士後期課程))
②博士課程の学生を国籍で差別しないでください!― SPRING制度「日本人限定」見直し方針に反対します ―
署名(6月28日開始運営:金澤伶(東京大学教養学部4年))開始3日目にして、賛同4000名を突破し、現在18,891名賛同。
③【緊急開催】SPRING改悪反対緊急集会@文科省前(7月30日企画:国籍に基づく不当な措置の撤回を求める駒場学生の会(AUTUMN)メンバー:中村桃子(東京大学総合文化研究科修士1年など)、7月30日協力:JST-SPRING国籍要件反対アクション、SPRING for Everyone Protest)
「8月24日「SPRING for Everyone Protest DJ NIGHT」@新宿駅東南口開催」
日時 : 2025年8月24日(日)20時00分~21時00分
会場 : JR新宿駅東南口前
⚫UDトークなど QR コード入りチラシを配布予定。
⚫参加に際し、事前申し込みなし。
⚫当日は暑いことが予想されるため、熱中症対策そのほか状況をみて途中参加・退室などお気をつけください。そのほか、何かあればスタッフにお声がけください。
関連の活動
第2回スタンディングデモを7月2日17:00~18:00に、名城線名古屋大学駅1番出口前で実施。名古屋大学総長との対話に向けて学内の声を集めました。Twitter:https://x.com/SPRING4all99219
大阪公立大学
7月2日16:15〜17:00に、大阪公立大学なかもずキャンパス生協前でスタンディングデモを行いました。
名古屋大学、大阪公立大学、明治学院大学、一橋大学、九州大学、早稲田大学、京都大学などの全国の大学で
スタンディングアクションや問題認知拡大のビラ配布、立て看の制作、東京大学での討論会や、
実態調査アンケートなどが行われています。
メディア報道
活動アルバム
お問い合わせはこちらへ:http
メールアドレス:jstspring.for.everyone@gmail.com