Travel 2019
チェンライ、ルアンパバーン、クラビ、バガン+ヤンゴン
チェンライ、ルアンパバーン、クラビ、バガン+ヤンゴン
< チェンライ >
'19年12月13日~15日 タイ北部の古都、チェンライへ by linlin
タイにいる間にどこへ行くか。チェンマイ、スコータイの他はどうするか?車で何時間もかけていくところは嫌なので、飛行機で行けるところ。行くべきところ…。ということで、今回はチェンライをチョイス。12月の週末に1日足して、バンコクから飛行機で1時間半のチェンライへ。
しかし、日程が決まってから行く所(お寺)を再度調べると、人気のところはほとんどがアーティストの力を借りて最近建てられた、または建て替えてメジャーになったところ。それじゃ、テーマパークと変わらないのかと行く前からなんだかモヤモヤ。でも、バルセロナのサグラダファミリアだって、教会云々よりガウディー作という部分が注目されているわけだし、もちろん自分もそれを見に行ってるし。なので、宗教と芸術の融合はありか?
と、いろいろ考えつつチェンライへ。バンコクより10℃低く、1日の気温差が20℃という厳しい気候。ホテルはメリディアンにしたので、街の中心地からは離れていて、川沿いの静かなエリア。ホテル自体が広大な敷地で、とにかくのんびりできました。
午前中は寒いので日差しが強くなってから行動開始。昼からタクシーを頼んで4つのお寺を回りました。
まずは、チェンライで一番有名な(?)ホワイトテンプルことWat Rong Khunn。
どうしようもなく寂れてしまったお寺を救うべく、チェンライ出身のアーティストがデザインをして立て直したホワイトテンプル。そのデザインの奇抜さがうけていまや”チェンマイ一”の観光地へ。
遠目に見ると美しい白いお寺は、実はおどろおどろしい部分を抜けてからでなければ、天国への門にはたどり着かないという、いわゆる地獄寺。
伝説の珍獣シーフーハーター。炎を食べて金のウンチをするとか。
2番目に訪れたのは、エメラルド寺院 Wat Phra Kaew。そう、バンコクの王宮にあるエメラルド寺院と同じ名前のお寺です。チェンライのこの寺で見つかったエメラルド仏がベトナムやラオスを経て首都バンコクのワットプラケオに収められ、後にそのレプリカが贈られたという話。
10月に訪れたラオスのルアンパバーンのお寺も同じお話が伝わってましたね。ただ、ルアンパバーンだけでもいくつかの寺にエメラルド仏のレプリカがあるとか…。
こちらのエメラルド仏は、かなり近くに寄って見れるし、ぐるっと360度回ってみれるのでじっくり拝めます。
お寺は小さく、お堂も木造。素朴でありがたーい感じのお寺でした。ミュージアムの建物には古い仏像が沢山あり、そこも必見。(団体客もいないし!)
3番目に訪れたのは、英語ではビッグブッダと呼ばれてしまっていますが、巨大”観音”のいるWat Huay Pla Kang(ワットフゥアイプラーカン)。ここも新しい寺院で、高さ69mの巨大観音と中国とランナーの建築様式が巧みに融合した九重塔が見どころのお寺。
観音様までの階段を歩いてあがりましたよ!帰りは一気にトゥクトゥクで降りたけど…。40B払って観音さまの内部の一番上まで登りましたが、景色はいまいち。なんせ、高いところまで登ったとはいえ、特に見どころとなる景色のない、素朴な所ですから。しかし、本堂のご本尊の美しさはため息もの。九重塔には木造の仏像が多数あり、各階見どころあり!
最後はブルーテンプルことWat Rong Suea。ここも数年前に建てられたお寺。
ホワイトテンプルが、現代芸術が全面に出すぎてアトラクション化しているのに対し、このブルーテンプルは荘厳な雰囲気をかもし出し、高さ6.50m 幅5mの御本尊にうっとり。写真で分かるように、仏像自体は白磁(?)です。
お堂の裏側には立像もあるので、裏側も忘れずに。
ここはぜひ抑えてほしい寺院です!
滞在中、2日とも夜にはホテル発6時のシャトルバスに乗り、ナイトバザールへ。
目新しいものはなかったけど、物価が全然違い安い。でも、買いたい物はないなぁ。
City centerのアイコンでもある時計台へはそこから10分足らずの距離なので歩いて出かけました。わざわざ見に来る人は少なそう。わざわざ撮りに行ったけど、色が変わり音を鳴らすタイミングまでは待てず。
バンコクやチェンマイからの日帰り旅行の人も多いチェンライで2泊3日、のんびり滞在。観光で回ったのは2日目の昼間の数時間でしたが、ホテルでのんびり過ごしながらの3日間は満足のいくものでした。相変わらず食事は全てホテル。タイ旅行なら屋台飯だろうと言われそうですが、ゆっくりと清潔な空間での食事は私の旅には必須条件です。
< ルアンパバーン >
'19年10月12日~15日 ラオス南部のク古都、世界遺産の街ルアンパバーン by linlin
タイの連休に1日足して、バンコクからプロペラ機で約2時間のフライトで初ラオスの初ルアンパバーンへ。
飛行機の影の周りに光の輪が見えた=ブロッケン現象
Satori house
面白いことに、観光客だからとか、外国人だからという事でぼられることのない街でした。両替も、タクシーやトゥクトゥクも料金にほとんど違いなし。市場のTシャツの値段も均一です。
二日目の朝、さっそく5時起きで托鉢見学。(こんな時間から活動するのは年に一度あるなしの私です。)
ルアンパバーンの托鉢は、半ば観光化されてるとも言われていますが、大型連休を終えた民族がいなかったせいか、今朝は落ち着いた雰囲気の中、良いマナーの観光客が待つ中、托鉢が行われました。
勉強不足のブロガーなどが、貰った食料やお菓子をバスケットに捨てていると書いているのを見ますが、それは僧侶から貧しい子どもたちへ分け与えているので、捨ててなんていません!
僧侶の列の隣に、まるでペアを組んでるかのように托鉢に参加する子どもたちや、托鉢をする人の列に混じって食糧をいただく人が並んでました。
ちょうど“ワン・オークパンサー(出安居: 修行僧が約3ヶ月間の修行を終えて、雨季明けとともに寺から出てくる日)” にあたり、昨日からお寺にはランタンが灯り祀りの準備。
托鉢を終えホッとした笑顔の小さな僧
週明けの月曜日には、出安居(オークパンサー)明けの祭が夕方から開催されました。なんたる偶然&ラッキー。寺だけでなく街中もランタンが灯され、夜には舟形の張りぼて山車のパレードがあり、メコン川に灯篭を流す。街を上げての盛大なお祭りです! 日本のねぶた祭りと灯篭流しをいっぺんにやる感じ。
お花を飾った灯篭。メコン川に流します。
旅行先を決めてから、ラオスのこと、ルアンパバーンのことを調べたわけですが、小さな街なのでガイドブックを買うまでもなく…それでも、オシャレな写真とともに街を紹介した「旅するラオス・ルアンパバーン案内」を買ったり、題名だけで「ラオスにいったい何があるというんですか?」という村上春樹の紀行文を買ってみたり。
実際は、朝の托鉢を見るか見ないか、そしていくつかのメインのお寺をお参りというのが目的。それに対し、たまたま出安居のタイミングだったために、滞在中が毎日イベントという幸運に。
Wat Mai
かわいいお参り人
Wat Mai
エメラルド仏
Wat Xieng Thong
Wat Xieng Thong
モザイクの壁
Wat Xieng Thong
Wat Xieng Thong
Wat Sene
プーシーの丘
タートチョムシー(仏塔)
ルアンパバーン観光の中で、夜市は一大イベントのはずですが、残念ながら初日に下調べ程度に見て回っただけ。
そしたら、二日目は行くなり雷雨で店は閉店、雨宿りしてたのに、ずぶぬれ。三日目はパレードのために夜市はなし。なので、な~んにも買わずに終わりました。初日に気になった”なまはげ”のようなこの人形は、ラオスの夫婦神プーニュとニャーニュ。
街から車で1時間ほどで行けるはずのクァンシーの滝にも、メコン川クルーズを楽しみながら行く、仏像が沢山あるというパークーウーの洞窟にも3泊もしたのに、行かずに終わりました。のんびりと街歩きをし、宗教行事を見守り、笑顔のラオス人と接し、充実した初ラオス、ルアンパバーン旅行となりました。
< クラビ >
'19年04月13日~16日 タイ南部のクラビへ by linlin
今年もソンクランはバンコクを離れて海辺へ。暑い時にわざわざ出かけるのかとタイ人の友達には驚かれますが、異国での正月を、水かけ祭りとして騒いで過ごすのも、食料を買い込んで家に閉じこもっているのも何なんで、今年も旅行へ。
Krabi (クラビ)は、バンコクから飛行機で、約1時間20分。プーケットに近いところです。
行くならエメラルドプールやブループール、温泉を楽しむつもりが、ん?行かないんだ。
クラビのホテルは、街中からは離れたところのAmari Vogue Krabiへ。海岸沿いのプライベートビーチのあるホテルを探して決定。小さいながら「ぞうのプール」がいくつもああり、ロビーからビーチまで何段もの階段を下りていきます。滞在中の上り下りで脹脛が痛くなったほど。つまり・・・足腰に難ありの人には辛い作りです。
暑季なのに、初日・二日目と夕方から雷雨。それでもビーチからの夕日は美しく、満足満足。
海は、なんせ大きなクラゲがいるので、ホテル前の海にはちょっと足を漬けた程度。遠浅でサンゴもないので、いわゆるカラフルな熱帯魚は見当たらず、シュノーケリングもしませんでした。
大きなクラゲが打ち上げられてます
ホテルのぞうのプール
2日目の11時からロングテールボートを借り切ってアイランドホッピングヘ。
ロングテールボート
国立公園のホン島へ上陸
アイランドホッピングで訪れた4つの島は、どこも大勢の観光客。シュノーケリングのための所には行っていないので、一概には言えませんが、プライベートビーチで寝ころんでのんびり過ごせるなら、わざわざ行かなくても!?
ただ、ロングテールボートで海を渡るのは爽快です。
< バガン+ヤンゴン >
’18年12月29日 ~ '19年01月03日 初のミャンマー : バガンとヤンゴンへ! by linlin
人気急上昇? アジア最後の秘境?
バンコクから行きやすいところ…というより、バンコクからでなければ将来でかけないであろう所を考えて、この年末年始はミャンマー行きを決定。時差が30分単位で違う国も初めて。時差は日本より-2.5時間。
まずは行き先をバガンに決めたものの、もちろんバンコクからの直行便はなし。マンダレーかヤンゴンから国内線に乗り継ぐことになります。本数はそこそこあるものの、キャンセルや時間変更が頻繁らしく、個人で手配して対応するにはハードルが高そう。ということで、バガンにある日系の旅行社を探し出し、チケットの予約代行をお願いしました。料金は日本の銀行口座への送金でしたがリコンファームはもちろん、フライト時間の変更はメールと宿泊ホテルへの連絡までしてくれるという安心なものでした。(サラトラベル Sara Travel & Tour)
さらに、行くまでの準備として新札の折り目のないUSドル。古い物や汚い物、折り目のあるものは両替してくれないとか。バンコクの銀行での両替ができそうになかったので、街の両替商で「ミャンマーで使えるドル」にと念を押しつつバーツから両替え。今まで訪れたことのある国とはちょっと違う感じ。
12月29日の夕方にマンダレーで国内線に乗り継ぎ、バガンへ。いつもながら、旅の1日目は移動だけののんびりペースでスタート。
ホテルはオールドバガン地域のBagan Hotel River Viewへ。川沿いで景色も良く、こじんまりとしたホテル。ただ一つ問題は(たまたま、その時期だけかもしれないけど?)、レストランが野外にある1か所だけ。明け方や夜は寒く、昼間は暑い。特にカウントダウンDinnerはダウンコートをきて震えながら。
マンダレーの空港から
バガン到着
川沿いのお部屋へ
2日目は朝から大イベント!
そう、バガンといえば、アンコールワットとボロブドゥールに並ぶ世界三大仏教遺跡の一つ。そして、朝日と共にあがる気球で有名な土地です。
旅行に行くと、ホテルから朝日を撮るのは好きだけど、早起きしてビューポイントに移動してまでは嫌。(寝坊助ですから)。が、ここは朝日×気球!気球に乗るのはもっと無理な私にとって、ここは頑張らないと!
ということで、タクシーの運転手さんに5:30amにホテルに迎えに来てもらい、いざ出陣。初めての体験!
場所は運転手さんにお任せ。小さなパゴタの上にはすでに先客もいたものの、早めに到着しのでベストポジション確保。それでも、「ここに座ってもいい?」って平気で前に割り込もうとする連中もいて、撮影場所を死守するのも一苦労。
空が明るくなり始めると気球が次々上がり、日の出も無事に拝めました!
ミャンマーでは、寺院の敷地内は靴を脱がないとなりませんが、なんと靴下も不可。つまり、寒い時も、地面が熱くなる暑い時も裸足。使われていない(仏像もない)パゴタでも、裸足でなければならず、日の出を待つ間も、薄暗いパゴタの中を移動するときも裸足。これはきつい。さらに、広い寺院内はきれいとは言えず...。
早朝から動きましたが、同じ運転手さんに昼前から夕方まで、そして日が落ちてからの3回来てもらって、バガンのお寺巡りを堪能しました。
シュエジーゴンパゴダ Shwe zi gone Paya
頭にスイカをのせて売り歩く女性
パゴダの近くには水たまりがあり、逆さのパゴダが見えたら天国に行けるという言い伝えが。
日中は行列していたので、夜、時間をかけて撮りました!
ティーローミンロー寺院 Htilominlo Temple
アーナンダ寺院 Ananda Paya Temple
バガン最大の寺院で、パゴダの美しさで人気。
タビニュ寺院 Thatbyinyu temple
バガンで最も高い(61m)寺院
Mahabodi Temple
ブーパヤー Bupaya Pagoda
バガンで最も古い仏塔の一つ。オールドバガンの川べりにたつため、夕日鑑賞スポットとしても人気。でも、込み合うらしく、夕日はホテルから!
ゾーヂー
バガン3日目
午前中は、ホテルから歩けるところへ。OLD BAGAN地域の数少ないホテルにした甲斐があるというもの!
近所の名もない(ちゃんとあるけど)がそこら中にあります。ここは絵を売っている女性がボゴタ内の掃除もし、仏像もお守りしています。
Gaw Daw Palin Pagoda
日焼け止めとして有名な天然の化粧品”タナカ”
マヌーハ寺院 Manuha Paya
巨大ブッダと大きな涅槃像があります。
ナンパヤ Nanpaya
グービャーウジー寺院 Gubyaukgyi
ダマヤンジー寺院 Dhammayangyi
スラマニ寺院 Sulamani
仏像もたくさんありますが、建物内には数多くの壁画がみられます。
シュエサンドーパヤ Shwe San Daw
以前は、日没を楽しむ絶好のポイントだったようですが、今はもう登れません。
2019年1月1日には、バガンからヤンゴンに移動。
都市では、安心して滞在できるホテルということで、Shangri-Laに!食事も考えて(ローカル食は苦手)、ラウンジの使えるクラスにしたため、ヤンゴンの街を眺めながら、のんびりカフェオレなど飲めてよかった!レストランやスーパーのある隣のビルへもつながっているので、とても便利。
シュエダゴン・パゴタ Shwe Dagon Paya
ミャンマー人の聖地。夕方からのライトアップも美しいため、何度でも行きたい寺院のはずが・・・修繕中。毎年のように年末年始はこの状態らしい。遠くから見るとわからないけど。
1月1日 ホテルのラウンジから
美しいパゴタ
1月2日 なんと修繕中。藁のようなものがパゴタにまかれています。
チャウッタジー ChaukHtatGyee Pagoda
なんと、こちらも涅槃像の修繕中。
足裏
本来の姿!
カバーエー Kaba Aye Pagoda
なんと、ここでもパゴタの修繕中。お堂の中のお経は生声!参道やパゴタ回りには多くの土産物屋が!
素朴な張り子人形
ボータタウン BOTAHTAUNG
ここでも修繕中
スーレー・パゴダ Sule Pagoda
ホテルから歩けるところのスーレーには夜訪問。
帰国日は、ホテルから歩いてヤンゴン中央駅へ。駅舎をみたり、列車を見て回りました。
今回の初ミャンマーは、バガンでの朝夕は寒かったものの晴天に恵まれました。日の出を見るために、厚手の上着やレッグウォーマーも準備。ホテルの人が夜にはダウンコートを着ていましたから、バガンは確かに涼しく、プールに入っていたのは子供のみ。
パゴタ巡りはタクシーやトュクトュクを頼んで移動したため、暑さは気にならずに過ごせましたが、ヤンゴンでの日中の街歩きは暑かった!
初入国のミャンマーで、パゴダ巡りを十二分に楽しめた年末年始でした。