Road to Lagos

Lagos上陸までの準備

Nov.16, 2006

今朝の新聞に「南アフリカ共和国が世界で5番目に同性婚を合法化」という記事があった。

同姓婚を認めないのは、差別であるということらしい。南アはアパルトヘイト法撤廃後、同性愛者も他の人と同等の権利を持つべきで、差別してはならないということだそうだ。

正直、南アに同性愛者が多いか少ないかという知識はぜんぜんなかった。ただ、どうしてもエイズの問題と関連付けて懸念してしまうのは、それこそ偏見だろうか。

事実、「南アフリカの献血団体がHIV感染のリスクが高いという理由で男性同性愛者による献血を禁止」したため、同性愛活動家などが抗議を行っているそうだ。

論議はよびそうだが、ここでは事実ののみを書くとすると・・・。

南アでの同性カップルによる養子制度は2002年に合法化。

南アはエイズウイルス(HIV)感染者が530万人(03年末現在)と世界最多だが、死亡原因のトップはエイズ。

Nov.08、2006

子ども兵士の社会復帰進む」という見出しを新聞に見つけました。もちろんアフリカの話。実は、3行読んでまずは驚いた。『アフリカ中部コンゴ(旧ザイール)』・・・・・ う、ザイールってもう言わないの?

知識のなさは、おいといて、コンゴで子どもの兵士の社会復帰が進んでいるということで、過去2年間で2万7千人の18歳以下の子ども達を武装勢力から保護したというものだった。教育をうけていないため、保護しただけでは社会復帰は無理で、さらにサポートが必要な状況とか。

短い記事ながら、最後にこんな記述が。

「コンゴでは1998年から2002年の内戦時、多くの子どもが多くの村で強制的に武装勢力に連れ去られたもよう。

少年は兵員として、少女は性の相手などとして利用されたとみられている。」by 横田一成

なかなか読み進めない「子ども兵の戦争」の中に、『強制的に集められる子ども達は、たいてい特定のリスクグループの出身だ』とある。つまり、『ストリートチルドレン、農村部の貧困層、難民など。志願兵も大概同じグループで、想像を超える貧しさに直面し、暴力が日常化しているせいで、支配意識を捜し求めるようになりかねないというのだ。自分が被害者であると気づいたときには被害者意識から先制攻撃や報復のために自ら暴力行為に走る。それによって、ますます危険な状況に追い込まれ、暴力の連鎖に拍車がかる』というのだ。

アフリカったら・・・ってため息をついていたが、日本でも同じような事を考えさせられました。

10月末に鹿児島の知覧に行ってきました。鹿児島はlinlinの出生地でありますが、18年ぶりの訪問。さらに知覧は初めて。

今まで、テレビや映画で、特攻隊の話は聞いてました。わかっているつもりでしたが・・・。記念館の中には、長くいることができない、すごい所でした。涙がにじむなんていう状態ではなく、いきなり大粒がポトポト落ちてしまい、どうしていいのか分からない状況。それこそ14歳ぐらいから17・18ぐらいの男の子が旅立ったのです。古い本人の写真と、その横には墨で書かれた達筆な、自筆の遺書。「お父様、お母様」の書き出しを見ただけで、その先を1つとして読むことが出来なかった私。修学旅行に海外に行く学校が多いようですが、日本の子どもは全員ここに来るべきだと、なきながら怒っているlinlinでした。

Oct.19, 2006

ナイジェリアへ向けての日本出国日が決定し、そろそろ本気モードのカウントダウンって言う感じ。

飛行機で運べる分量をチェックすると、あら、機内持ち込みって、そんなに沢山OKなんだ!と感心しきり。

てなわけで、4輪の機内持ち込み可能サイズのローリーを買おうと決意。たまたま昨日見たエースのものが気に入り、ネットで安いのは・・・と調べたが、どれも定価(エースのネットで公表している値段)または、それ以上なのだ。ちょっとビックリ。

そこで、ちょうどお客様優待で2割引をしていたデパートで、まさに希望通りの色をGET!エースのプロテカ、スパッチオは、まだ発売されて数ヶ月らしい。なおかつ、アメリカ航空局のお墨付きを持つTSAロックを標準装備しているため、えらい人気とか。

アメリカに続き、なんとロンドン(イギリス全土かどうかは不明)まで、スーツケースの鍵をかけないようにと通達が出ていて、すでに鍵を破壊されている人が大勢いるとか・・・。スーツケース屋の話では、空港で鍵を壊された場合、保険が使えるそうで、いま、自腹で修理する人なんていないですよ!ですって。

しかし、空港関係者がマスターキーを持つロックのついたスーツケースって、どうなのよ?ダイヤルだけになって、鍵を探す手間がなくなり喜んでたのに、また鍵に後戻り。スーツケース屋と空港関係者の陰謀で、スーツケースの買い替えを迫ってるんじゃないの? でも、ご安心を!スーツケースベルトにTSAロックの付いたものが販売されています。これなら、古いのを当分使えるかな?!

Oct.13,2006

待ちに待っていた・・・っていうほどじゃないけど、FAIR TRADEのチョコが届きました。夏の間は販売をしていないので、「次回販売は秋から」とネットで見ていたのですが、「秋っていつ?!」と突っ込みをいれつつ、チェックを続けていました。

そして、予想通り10月から今期の発売開始!生クリームの多いタイプは、さらに1週間ぐらい遅かったようですが、無事に本日入手しました。

黒柳徹子がユニセフでコートジボワールのカカオ工場を訪れた場面をテレビで見ていた人はいるでしょうか?その時は、ただただテレビに映りたい子供たちが大勢いるなぁと観ていたのですが、途中で工場関係者だか現地のスタッフにカメラを回すことを止めたのです。「この子供たちは、関係ない!」という理由で。

つまり・・・、「このなぜか工場の敷地内の建物の中に大勢いる子供たちが、工場とは何の関係もなく、子供を労働力として使っていることなど決してない!」といいたいらしい。

それは無理だ。食品を作っている工場の敷地内に、大勢の子供がいるのに、追っ払いもせずにいる事のほうが不自然!

そんな場面を鮮明に記憶した後に「子どもたちのアフリカ」を読み、船便でおくってしまったが、「コーヒー、カカオ、コメ、綿花、コショウの暗黒物語」を買ってあるので、フェアトレードについてネットで調べ始めました。

何年か前、ロンドンのコーヒーショップで、フェアトレードコーヒーがメニューにあり、他のものより割高だが、生産者、加工業者を守るためにと、注文する人がいるというニュースを見たことがあります。正直、そのときは、「そりゃ、安い方がいい!わざわざ高いものを注文するなんて、自分にはできない!」と思ってました。

しかし、子どもの労働(or兵士)の現状を少しでも知ってしまうと、できることを何かしなければと思ってしまうわけです。

今回はFAIR TRADEやナチュラルグッズを扱うセーディエで、チョコだけではなく、WWFの布バッグの小さいのもついでに買いました。

チョコは、ボリビアの有機カカオ、フィリピンの有機栽培されたマスコバト黒糖を使って、スイスで作られたチョコレートです。

今回購入したのは、ビター, ミルククランチ, ピスタチオ

Sep.26,2006

黄熱病の予防注射にいってきました。これでナイジェリアのビザの申請ができます。希望者が多く、予約をしないと駄目といわれ、1ヶ月前に予約をいれていました。私が行ったのは、東京駅近くの日本検疫衛生協会、東京診療所。お台場や横浜の検疫所は週1回しか黄熱病の接種日がありませんが、ここの東京診療所では、毎日受け付けています。で、値段が他よりも高い! お台場の検疫所は、毎週火曜日が接種日。逆に考えれば、火曜日に、この東京診療所に行くことにすれば、予約も取りやすいし、比較的空いているということです。

で、予想通り、予約した時間に行っても、1人接種を終わり会計をしている人がいるだけで、ガラガラ。ネットで調べたときに、なんだか評判がイマイチだったのですが、おじいちゃま先生の問診、続いて気さくなおばちゃま看護婦さんが注射をしてくれて、あっという間に終了です。お二人して「またどうぞ!」って。(一回でいいよぉ!)

黄熱病注射は、1回の接種で10年効果があるのですが、この事務所での最高は「4回」とか。JICA関係の方のようです。看護婦さん曰く「南米だって、必要なところあるし、1回でいいなんていわずに、どうぞ、どうぞ!」って・・・。

実はこの日、「はい、検温お願いします」といわれたとき、やばい感じがしたのです。あれ?体が熱いかも?

体温計の数字を見ながら「上がるなぁ、上がるなぁ」と願いつつの検温でした。結果は36.8度。私の平熱、特に午前中の平熱と比べれば、あきらかに1度以上高い数値。おそるおそる受付でお姉さんに渡すと、そのまま診察室に通されたのでした。さらに、おじいちゃま先生にも何も聞かれずに予定通り接種。おそらく37度以上を熱ありと判断するんでしょうね。

もちろん、熱があるときに予防接種をするのは危険ですが、それよりも、また出直す方がいやだったので、予定をこなせてほっとしました。

黄熱病の予防注射では、人によって後遺症が出る場合があるようです。注意書きには10時間以降に・・・とありますが、先生曰く「でるとすると3日後かな」とのこと。今回は無事に過ごしたいものです。

Sep.23,2006

やっとこさ、国内引越を終えました。船便をだしてからというもの、必需品のない家での生活はサバイバルキャンプのようでした。なんせ、電子レンジも炊飯器も送ってしまったわけですから。(洗濯機、冷蔵庫、テレビはありましたけどね!)

国内引越は、とにかく倉庫に入れてもらえばいいので、楽といえば楽なのですが、貴重品とか、国内の各種契約書などは実家に持ち込むわけで、その仕分けが大変でした。

今回は、洗濯機を倉庫に!数年使わなくてもモーターは問題ないみたいですが、要は水が残ってると問題みたいです。一応、1週間前から使用を止め、なるべく水を切ったのですが、本体をひっくり返して水出ししたわけじゃないし、3年後?に使えるかどうかは分かりません。

Sep.08~13,2006 at MANILA

「マニラ滞在記」の方でも書きましたが、フィリピンに遊びに行ったときに、友人の医師に頼んで、腸チフスの予防注射をしてもらいました。日本では扱っている機関が少ないのですが、衛生状態の悪い国、途上国では、腸チフスの予防は大切です。(マニラ滞在中は、日本人クリニックで予防注射をうけていました)

が、欲張ってインフルエンザも、そして「肺炎」の注射もしたので、夜中に具合が悪くなりました。勿論、以前にそれぞれ1本だけ打った時は副作用もなく済んでいました。ま、6時間ほど具合の悪い状態ですごしましたが、これで済んでしまうのなら(マニラで待ち時間なく)予防接種が終えられるのはありがたいことです。

マニラでは「ナイジェリア対策」として、OFFの虫除けクリームを小児科の友人からプレゼントされました。ドラッグストアでは、虫除けの製品が増えていて、眺めているだけでも楽しい?ものです。が、この手のものは現地にもあっていいはずだけど・・・、しかし現地の人は、すでにマラリアのキャリアの人が多いとか・・・。

台湾に住んでいた友人と、思い出したように現地での生活を話し合うことが多いのですが、水道をひねって出てきた水が飲めない=衛生的ではない状態というのは、非常にストレスです。

そして・・・、虫。台所はもちろん、食卓に食べ物を短い時間でも置いておけない状態というのも、イライラです。(というか、逆に今、日本で何の問題もなく食料品を冷蔵庫にいれなくてもいい状態が楽で仕方ない!って感じです)

船便には、もちろんカバー付きの洗い上げ(かご)を入れました。そう、食器だって、洗い上げにおいておけば、虫(特にゴキブリ)が水を飲みにくるのです。外国のように、備え付けの食器棚の場合、自由に虫(最悪の場合はネズミ)が動き回るので、つねに洗ってからでないと利用できません。その洗うにも水が汚いわけですから、参ります。

マニラでよく利用していたアルコール(イソプロピルアルコール)が安く、簡単に手に入ればいいのですが、聞かないなぁ・・・。

Sep.04,2006

西アフリカで検索すると、正直ろくなニュースが入ってこない。知れば知る程、落ち込まされる。現地で、どれだけ問題意識があるのかないのか・・・。ないはずないが。

3ヶ月遅れで見つけたニュースが1つ。西アフリカ及び中央アフリカ政府が『女性と子どもの人身売買と闘う、多国間協定と地域行動計画に調印』というものだ。http://www.unicef.or.jp/library/pres_bn2006/pres_07_02.html

今回のように、多数の国が賛同した調停というものは、過去にないということであり、「西部・中部アフリカで、 特に女性と子どもの人身売買の問題が自国に存在しないと言い切れる国は一つもありません」というくだり自体が驚きであり、現実だろう。

とにかく関心を持つこと、知ることからはじめなければ。

日本は、他の国に比べ、世界の事、ニュースがよく入ってくる所だとずっと信じていたのだけど、アフリカに関しては、ぜんぜんだったことを日々実感しています。やっぱりEU諸国の方が、(もちろん近いからだけど)接触も多く、情報も多いようですね。

ル・モンドの日本語電子版を見つけ、「性暴力と南アフリカ エイズと若者達」の記事を読み、最近読み漁っていたアフリカの現状を改めてため息。 http://www.diplo.jp/articles05/0510-4.html

さらに、もう1つ、またまた問題点を見つけてしまった。(エンドレスだ!)

それは、「貧困(餓死)か遺伝子組換え食品か」という選択をせまられているというアフリカからのレポートだ。

http://www.diplo.jp/articles06/0604-2.html

これは、マリの綿農家の話だが、穀物も含め、多国籍アグリ企業から、農業部門の大規模機械化を進め、遺伝子組み換え作物に市場を開放するようにと強いプレッシャーを受けているというもの。

これって、2択じゃないよねぇ!アメリカの売れ残った遺伝子組換え穀物を、アフリカに押し付けるなんて、どう考えてもおかしいのに!BSEの問題もそう。日本は、和牛や国産牛があり、そのほか“安全な国”からの輸入牛があるから、選択肢はたくさんある。それでもプレッシャーをかけてくるアメリカ。どうなってるのやら。

となると・・・現地で手に入る穀物は遺伝子組換えの可能性が高いわけかぁ。


Aug.31,2006

ここ7年で増えたクマ。

実家にお世話になるクマ7+サル1。(+キリン、ライオン)

残念ながら、クマたちは留守番。それも実家にと思っていたものの、さすがの多さに倉庫に預ける事に。誰がナイジェリアに行く?

Aug.27,2006

やっと「子どもたちのアフリカ」を読み終えました。ショックな部分が多く、絶句の連続。1つ事実を知っては親や友人に語らなければ気がすまない、そういう衝動にかられます。世界の出来事を知る機会がとても多い日本だと思っていたのに・・・。ナイジェリアは、国連機関や人権団体から「奴隷貿易の基地」として名指して非難されている国。国内の貧しい州の子どもたちだけではなく、セネガル、ギニア、マリ、ブルキナファソ、ベニン、トーゴなどからも子供が集められ、そこから輸出されるそうです。ふぅ・・・。

作者:石 弘之さんが、あとがきで、アフリカに関わる人のアフリカに対する「愛」と「憎」について触れている。

大自然、素朴な生活、躍動的な音楽、文化に対する憧れや「愛」を感じる人。そして、絶望的な貧困や疫病、犯罪の多さに対する「憎」。このアフリカ悲観主義をアフロペシミズムと呼ぶらしい。今、私はどっぷりアフロペシミズム。

石さんは、「アフリカに対して何をすべきか」の前に「何をすべきではないか」を考えるべきだと書いている。

思いもしないことだったが、飢餓のたびに欧米から援助される小麦やトウモロコシが無償で配給されるので、アフリカの人の食生活が変わり、農業の競争力を失い、農民の貧困化が進むとある。さらに、先進国からの大量に寄付される古着によって、アフリカの繊維産業は風前のともし火とか

さらには、アフリカ諸国から、医療従事者が先進国へと次々移住し、アフリカの慢性的な医療従事者不足であるという。優秀な人材は、アフリカから出て行ってしまうという事だ。これは・・・フィリピンも同じ。友人の女医2人が、今年続けてアメリカに移住した。

場当たり的な援助が、その国の人をますます弱者にしてしまうという事。そう、これはフィリピンの時にも感じていたことだった。フォスターペアレンツに日本にいるころから興味があったが、現地にいってみると、親のいる子供の里親になるという、納得いかない現状を知った。貧しくて、子沢山な親は、子供が多ければそれだけ収入が得られるという考えが多い。乳飲み子やストリートチルドレンに対しての給食サービスや援助団体がいろいろあったが、いくらそこで教育を行っても、「でも、食べさせて貰える」「助けて貰える」という気持ちが大きくなり、学習がどれだけできているやら・・・。目の前の貧困に手を差し伸べないわけにもいかないが、それだけでは、何も変わらない。

フェアトレードに関する本は、船便に入れてしまったので、また1冊、アフリカに関する本をかった。

9冊目「子ども兵の戦争

2006年現在、世界には子供の兵士が30万人いるという・・・。

Aug.23,2006

子供達のアフリカ」を読んでいます。驚かされることが多く、本当に21世紀の話?と疑いながら読んでいます。

アフリカの迷信で「エイズは処女とのsexで治る」というものがある。だから、なんとゼロ歳児までが誘拐されている。もちろん、これに関しては、現地でも議論になる部分で、それが理由ではないとか、あるとか。しかし、理由よりも何よりも、その事実、件数は消せることではないのです。レイプや集団暴行も現実として特別なことではないらしいし、なんと難民キャンプで物資をもらうためにも・・・。

希望のない大陸・・・と嘆いておりましたが、2005年に始まった、世界的な規模でエイズ治療運動がスタートしていて、それなりの成果も出ているようです。

http://www.ajf.gr.jp/ja/03/kansensyo/news/2005010101.html (Africa Renewal)

Aug.17,2006

船便を出しました。自転車まで1台入れて、81箱。これでも必死に量を減らしたんです。だから、必需品のなくなった家の中は、すっきり!このぐらいの荷物で暮らせればいいのにと思うほどです。

今回の引越しは日通さんで、本当に「お任せ」でOK。マニラに行くときはCROWNで、お任せではあったものの、物品リストを細かく書くようにいわれ、結構大変でした。でも、今回は、箱に詰めたもののリストまでは作ってくれて、その場で金額を入れていくだけだったので、かなり楽でした。

しっかし、日通さんの荷物チェックは細かい!確かにナイジェリアは、肉類、トマト類、乳製品、酒などの持ち込みが禁止されています。それは分かるのですが、アルファ米の炊き込みご飯にチキンエキスが入ってるとか、ドライイーストに乳化剤が入ってるとか、それってチェックポイントだろうか?

自分で梱包したものは、食品がひっかからなかったとの情報を得ていたので、絶対にはじかれるであろう「みりん」と「料理酒」(計3本だけですが)を入れた箱は自分で作りました。

が、そのみりん+酒にばかりに気をとられ、カレーのルーや、スキムミルクがひっかかりました。そりゃ、明らかに駄目よねぇ。失敗失敗。パン焼器のお釜のなかに全部いれておけばよかったのになぁ・・・・と後悔してます。

そうそう、食品の他にも、バックスキン用のスプレーやピカールなどが駄目出しされて船便から除外されました。ごもっともな事ですが、となると・・・バルサンとかも駄目だったんでしょうね。アジアへ行くときもそうですが、バルサンなどはスーツケースで持っていけないため(空港のチェックで引っかかる)、現地に持ち込むなら船便以外ないのです。だから、「持っていくなら船便に入れて!」というのが合言葉でしたが、あら、駄目なんだ!今回は、事前に「フンミゲーションは行われている」という情報を得ていたので、自分では用意していなかったから良かったのですが、あわや、大量のバルサンが家に残るところでした。

あとは、今回の船便の荷物に、ナイジェリアでどの程度対面できるかどうか、です。

Aug.05,2006

西アフリカのレシピをあれこれ探していたら、なんだかショッキングなニュースを見つけてしまいました。

2001年ぐらいから、世界的に指摘され、問題になっていたというのに、ぜんぜん知らなくて。そう、事実よりも、そのことをぜんぜん知らなかった自分に対し、ショック、怒りを感じています。

先月だったか、たまたまテレビでUNICEFの活動を紹介していて、黒柳徹子がコートジボワールのカカオ工場を訪れた時の場面でした。子供の強制労働が問題になってて、それこそ人身売買とかの問題もあり、フェアトレードも引き合いにだされていました。そう、この児童労働までは認識してたのですが・・・。

http://www.h4.dion.ne.jp/~ftc/action/sekinin.html

2001年の事件ですが、ぜんぜん知らなかった。11月のワールドセンタービルのテロは、ちょうどマニラから一時帰国中で、あわててマニラに電話連絡した覚えがありますが・・・、やっぱりアフリカに関する情報は少ない。というか自分自身、関心が薄いのか?子供を数十ドルで売り買いし、邪魔なら捨てる。信じられない現実がありそうです。

さっそく、この問題に詳しい石 弘之さんの「子どもたちのアフリカ」を読むことに!明日、買ってきます!

確かに、ナイジェリアは奴隷貿易発祥の地と呼ばれていますが、今も中心となり?子供の奴隷売買が行われていると思うと・・・。

コーヒー豆に対してのフェアトレードは、ロンドンのショップの事例を知っていましたが、でも、高いから・・・って思ってました。でも、フェアトレードの意識を持っていないと、人件費が安いからと、そちらばかりに走ったら、いつまでたっても強制労働や人身売買、児童労働はなくならないのでしょう。自分のできることから、はじめなければ。

てなわけで、アフリカ関係の本

7冊目「子どもたちのアフリカhttp://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0228550/top.html

子供達の生活から、アフリカの未来を考えるというもので、エイズや奴隷の問題を取り上げている。

とにかく読んでほしい1冊です!

8冊目「コーヒー、カカオ、コメ、綿花、コショウの暗黒物語

フェアトレードの大切さを教えてくれる1冊。

Aug.02,2006

2度目の日比谷クリニック。で、なんと(黄熱病以外の)予防注射を終了。前回マニラの時のように、毎週のように、次々注射をされると思ってたのに、あらら、2度で終わったわ。

というのも、ナイジェリアだと、A/B型肝炎、破傷風、狂犬病を打つように言われるのですが、Aは陽性中、Bも今回抗体検査の結果、ぎりぎりOK。だから、破傷風を1回、狂犬病を2回で終了。

今回、ナイジェリアに行くにわたり、日比谷クリニックの先生と話したところ、やはりナイジェリアも「腸チフス」の予防注射をした方がいいとのアドバイス。ただ、日本ではワクチンが手に入らず(時々、横浜の検疫所にはあるらしい!)、外国で機会があれば、是非するようにとのこと。

というわけで、マニラの友人(女医)に連絡を取り、腸チフスのワクチンを入手してもらい、9月には打ってもらう事にしました。(ついでに、早々とインフルエンザも!)

July,2006

5冊目「アフリカの人 父の肖像」byル・クレジオ

フランス人小説家が書いた、エッセイ。自分の幼少期の父とアフリカとのかかわりを書いたもの。

6冊目「アフリカで食べる」

初めて楽しい本にあたったかも。やはり食べることは万国共通、楽しい事ですよね。ナイジェリアに絞って本を探していたのですが、そろそろ西アフリカとかアフリカという区分けでもいいかも。

Jun.22,2006

ナイジェリア行きが決まってすぐ、実は4冊本を買い込みました。最近は、インターネットで遊びすぎ?+ヘンプを編んだりで目が疲れていて、さらにこの所のサッカー観戦(寝不足)で、読書時間が減っていましたが、やっと3冊、読み終えました。(自慢は、すべてAmazonのマーケットプレイスやネットの古本屋で入手したため、とっても安くで手に入れたこと!)

1冊目は、「こちらナイジェリア日本大使館 医務室です

'91年にナイジェリアの大使館に医師として派遣されていた人が書いたエッセイ。勝手な私の勘としては、10年以上前でありながら、現地の状況は違わないのではないかという感想。HIVについてやマラリアについての実体験が書かれていた。しっかし、医師で行って、1年弱でマラリアでダウンじゃ困るよ!

2冊目は「ビアフラ戦争 そう林に消えた共和国

これは、読むのがつらかった。というのも、数多くの民族が出てきて、戦うのだが、何がなんだかわからなくて、とにかくページをめくって最後までたどり着いたという感じ。

3冊目「ナイジェリア…そして

これは、ちょっと有名な話?ナイジェリアの詐欺事件はスケールがでかい。フィクションだが、似たような詐欺事件が今もおこっているらしい。ナイジェリアを脱出するくだりまでが面白い。そうか…ホテルが外国人の砦なのかと思わされた。

4冊目「ナイジェリアの獄中から 処刑されたオゴニ人作家、最後の手記

これまた有名な話。4冊中、一番興味があり、まだ読み始めていない。

正直、ナイジェリアのことは、知れば知るほどガッカリさせられることが多い。

世界一悪評高いラゴス空港。

住みにくさはワールドワースト5。

腐敗政治 2年連続で ワースト2

HIV感染率はワースト5 (約5%の保有率)


Jun.15 ,2006

食料も悪くならないものから続々入手中。お米に関しては、エージレス(真空パック)の、さらに無洗米をネットで探し出し買い始めました。本当は2kgのパックで持って行きたいけど、量が量だから(100キロ単位で買う予定)、やっぱり5kg袋がいいところかな。しかし、今はネットで何でも注文できて便利ねぇ。

実は、マニラで日本製の炊飯器が壊れてからというもの、我が家の炊飯はライスクッカー(電子レンジでチンして使うもの)なのです。なんせ、10分前後で炊けるし、味もとってもいい!だから、どんなに遅く帰ってきても、米さえあればすぐに白米が食べられる!でも、今回のナイジェリアでは、電子レンジ用の(=大容量の)変圧器がすぐに手に入るか?とか、そもそも船便でレンジが届くまでの3・4ヶ月はどうするか?が問題なわけです。もちろん、前任者宅に一通りの家電はあるといわれてはいるんですけど…。

で、悩んだ末、いいものを発見!シャトルシェフでお米が炊けるって知ってました?これなら、コンロ(もしも電気コンロだと小さいサイズは対応してなくてアウト!)に7分かければOKとのこと。まるでキャンプのような生活だけど、これは賢い!別に、鍋でお米を炊けばいいんだけど、コンロに付きっきりは大変だものね。

それに、炊飯用としての役目がなくなったとしても、お粥を作っておいたり、お豆を煮るとかいい感じ。2.5リットルのサイズのものを買う予定で研究していたのですが、今回は炊飯用(手荷物or航空便)で持っていくために、小さな1.2リットルのものを急遽購入!もちろん、船便を出すころまでには大きいサイズも入手するつもり。

さらに、アルファ米の白米、五目、おこわ、赤飯、わかめといった商品も箱で購入。これなんかは防災グッズを扱う店からだものね。海外旅行先のホテルで食べた記憶はあるけど、普段の生活で使うなんて考えたこともなかったけど、ナイジェリアの生活は、毎日がサバイバル?

Jun.12,2006

たら~~~!とうとう我が家にもホームベーカリーが来ました!今度、外地に赴任の際は、絶対に持っていこうと思っていた品。オーブンがあるわけだから、頑張って自力で作ればいいんでしょうが、発酵させて、煉ってこねて…なんて面倒だし、時間をかけて失敗するのが絶対いやなわけです。でも、パン焼き器があれば、パン生地を作るところまで任せて、その後菓子パンに変身させることも簡単だし。

(すでに基本の食パンとフランスパンを作りましたが、アッパレな出来!いろいろ試すのが楽しみ)

そこで、HBの研究。といっても、思ったほど種類は無く、例えば今回買ったナショナルでも2種類だけ。せっかく持参したのに故障なんてことになっても困るので、今回は値段よりもメーカー重視で、ナショナルに決定。さらに、日本で使うなら安い方でよかったのですが、「うどん」も出来るに魅せられてたかい方にしました。うん、米がきれたら、コレだ!

linlinパパによれば、「スパゲッティーをうどん、そば代わりに食べてたぞ!」…40年前のドイツで。

なるほど、出来なくないかも。そしたら、NHKの料理番組で「日本そば」をルッコラとあえて、ドレッシングのようなものをかけて紹介してた。これって、まさに、パスタの代わりにそばを使ったわけですよね。なるほど、麺は、麺。なんとでもなるわけね。

それに…、豆文化に接するのは楽しみ。どんな豆でも、甘い煮豆に変身させるぞ!

ということは…アンコも?


Jun.10,2006

今日は午前中に「業務用スーパー」へ。実は近所にあるのに、1回ぐらいしか利用したことの無いスーパー。「個人の方も利用できます!」とわざわざ書いてあるけど、実際は「誰がこんなに大量に使うんじゃ?」という量のものが多く…、『ハイ、だから、お店、「業務用」』とおこられそうなところです。もちろん、大量orビッグサイズがほとんどなので、その分割安!

で、実のところ、ナイジェリアに持ち込む調味料をそろそろ物色せねばと思っていたところ。ネットだと、たとえば、醤油や酢の1.8リットルの大瓶(ペットボトル)はあっても、その店では料理酒はおいてなかったりするのです。たぶん、アルコールの販売が許可制だからだと思うけど。

となると…、この近所の業務用スーパーを使わない手はないのです。ま、御徒町とかまで行けば、それなりに安く手に入るかもしれないけど、誰が運ぶ?そう、それならネットで送料を払えばいいし。

この業務用スーパーなら、毎日のように通って、ちょっとずつ買ってくればいいし、安いし、文句なし!

例えば…、調理酒が1.5Lで298円。みりんも(同サイズ)398円。みりん風調味料なら298円!

お酢だって、1.8Lで米酢が378円、穀物酢なら260円。そう、ここに決めた!

今日はまだ調味料は買わなかったけど、割り箸100膳だって148円!(今、中国製の割り箸は値上げしてて、100円ショップだって80膳を50膳にしたとかしないとかだものね)。気に入ったわ。船便を出す、直前に仕入れるつもりです。

午後は、ジムで汗だくだくの後、マツキヨで物色。アースノーマットは、本体+スペアを3組、しっかり入手済みですが、電源コードのいらないもの、つまり乾電池でOKなものを1つ仕入れようと売り場に仁王立ち。

バルサンの「虫よけキューブ」を買うつもりだった。というのも、コンセントも電池も不要。なおかつ、バルサンのものとなれば、強そう!…だが、これは使い捨てで、1ヶ月しかもたない。で、1つ7~800円。これって高いよねぇ?それに、かさばるし。ジョンソン+ジョンソンの玄関用もよさそうだけど、なんかトイレの臭いしそうだし。

となると…ノーマットの電池版かなぁと思ってたら、あ、これまた新製品?の「蚊に効くカトリス」発見。これが電池式であることに、初めて気づいた。そうか、だから岸辺一徳が「ドドドドド…」とUFOにみたてて動かしてたんだものね。

そう、このカトリス(部屋用でも)なら30・60・90日用があり、何よりいいのが、取替えカートリッジが小さい!これならナイジェリア国内の移動にも持っていけるしね。そう、電池はSANYOの充電池を買ってあるし!メデタシめでたし。今日は、本体(60日用のカートリッジ付のもの)が、1080円。カートリッジが(60日用しかなかった)1つ798円。なかなかいい買い物かな?