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木鷽 (きうそ)

学生の頃、手に入れ損ねた木鷽。大宰府を訪れたことで、コレクションがスタートしてしまいました。エンドレス!?

天神信仰(てんじんしんこう)は、天神(雷神)に対する信仰のことで、特に菅原道真公を「天神様」として畏怖・祈願の対象とする神道の信仰のことをいう。(from Wikipedia)


全国で菅原道真公をお祀りしている神社は、約12,000社あると言われていて、境内には道真公ゆかりの「梅」「牛」「うそ」の像があります。

花を愛された天神さが大宰府へ西下の時、京の紅梅殿の梅にこの歌を詠まれると、梅花は、はるばると配所大宰府の菅公のもとに飛んできたというのが「飛梅伝説」です。

菅公は、承和12年(845)乙丑(きのとうし)の歳に生まれました。亡くなられた後、その御遺骸は都府楼の北東(丑寅)の方向へ向かって進み、車の止まったところ、当時の四堂のほとりに葬られました。このことが、太宰府天満宮の始まりとなりました。

自身の身体と同じ神牛の部分を祈念を込めて、お互いに撫でさすれば身体健全はもとより病気全快するといわれ、また神牛の頭部を同じように撫でさすれば、知恵が付くという信仰があります。だから、(真鋳の?)牛の頭はピカピカです。

「うそ鳥」の石像があったり、「うそ替え神事」が行われる天満宮。なぜ「うそ」かと言うと、道真公が嘘をつかない正直な人だったという説や、蜂の大群におそわれた時に「うそ鳥」が助けてくれたという説。さらには、天満宮を建てるための材木を食い散らかしていた虫を退治したという説があります。そして・・・「嘘」と「鷽」の音が同じであるということ。

『うそ替え神事』は、境内にて木うそを手にした人々が「替えましょう 替えましょう」と呼び合いながら、木うそを互いに取り替えることで、一年間に知らずについた嘘を清算し、御神前で天神さまの誠心に変えて幸運を戴き、新しい気持ちで本年を過ごす為の迎春の神事です。

この神事、実際に「うそ替え」を行っているところは、数えるほどです。ほとんどの天満宮では、前年の木鷽を神社へ返納し、新しいものと取り替える(=鳥替える)ことによって1年の吉運を招き、開運・出世・幸運を得ることができると信仰されていて、熊手と同じように、毎年大きくしていくものだとされているようです。

(私のは、コレクションなので、取り替えることはしません!だから、同じところにお参りすると、おのずと木鷽が増えていきます。)

2022年01月現在の木鷽、土鈴の鷽や御籤

太宰府 梅園のお菓子セットについてくる松崎大祐さん作の張り子の鷽

<Bullfinch Exchanget> is based on a homonymous word play of "鷽" (pronounced USO, meaning a bullfinch bird) and "嘘" (pronounced also USO, meaning a lie). Attendees to the ritual bring their own small wooden bullfinch. They gather inside a sacred area of the shrine enclosed by straw festoons and exchange their wooden birds with each other saying “Let’s change, Let’s change”. It is believed that, by doing so, people can cleanse themselves of all the lies they made unintentionally or circumstances forced them to make, and ask the deified spirit of Sugawara Michizane for forgiveness and to be given good fortune to start a new year. The exchanged wooden bullfinch is later enshrined in the household Shinto altar or a sacred alcove in the house to receive the year’s good fortune. Uso-gae is a Shinto ritual similar to the concept of repenting in Christianity.

<東北>

榴岡天満宮(宮城県・仙台市)

通年手に入るようです。

確認できている、日本最北の木鷽。

絵馬やお守りの目は鷹のごとく鋭いのに、木鷽の目は笑ってます。

2014年8月14日

西根神社、高畑天満宮(福島・飯坂温泉)

どんと焼き及び鷽かえは例年1月13日から16日。(2012年は特別に1日早くから開始)

こちらでは、金鷽も購入可能。

ストラップは、谷保天満宮のものと同じ顔つき。

春の大祭でも1日だけ鷽替えが行われますが、その時の木鷽は、顔つきがちょっと違います。(欲し~!)

2012年1月12日

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西根神社、高畑天満宮(福島・飯坂温泉)

なんと、なんと、春の大祭の鷽を入手できました!

正月バージョンと比較すると、こんな感じです。

(右が正月バージョン)

2014年8月入手

<関東>

亀戸天神社

鷽替え(毎年1月24・25日のみ)

一番小さいものは、懐中用。

2010年1月24日

亀戸天神社で通年手に入る鷽の御守り

左から:小さな木鷽のストラップ。金色の小さなものは、金色の板状の御守り。銀色のものは、うそ笛。

以上のものは、土鈴も含め、通年手に入ります

2010年7月25日

湯島天神社

25日から手に入りますが、受験シーズンなので、この木鷽よりも合格祈願の絵馬が人気。

底には「寅」の文字あり。

2010年1月26日

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湯島天神 木鷽(大小)

サイズにばらつきがありますが、2サイズのみ。

底には「辰」の文字あり。

木鷽は、毎年初天神の日からの販売で、例年1週間ぐらいでなくなるそうですが、なんと今年は26日朝には授与終了。

2012年1月25日

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湯島天神 木鷽(大小)

左側: 2017年酉年の 右側: 復刻版

鷽かえ初日の午後に参拝。初日でしたが、大行列もなく木鷽が手に入りました。

2017年1月25日

町田天満宮

木鷽とストラップ。通年手に入ります。

2010年2月2日

新井天神 北野神社 (中野)

友達に頼んで買ってきてもらった木鷽。

木鷽は1月1日から配布で、大中小+携帯があるそうですが、すでに1ヶ月後だったので、チョイスは少なく、これは小です。

手作り感ありありの木彫りですが、どこにも社名がないのが・

2010年2月1日

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新井天神 北野神社

2月のお礼もかねて北野神社に足を運びました。そしたら、まだ大と小があり・・・、今回は大を入手。

木鷽は1月1日から配布で、大中小+携帯があるそうなので、来年は是非、中を手に入れたいと思います!

大きいサイズも手作り感ありあり。しかし、これにも社名はありません。

今回入手したのが右の大きいサイズ。左は小サイズ。

中が欲しい~!

2010年5月27日

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新井天神 北野神社

昨年、2度に分けて小と大を手に入れたので、今年は是非「中」サイズをと思っていました。

晴れて3サイズ勢ぞろい!

新井天神には、このほかに懐中用の鷽があるようですが・・・。これは今年も3日には売り切れたそうです。

2011年1月8日

谷保天満宮 (東京都国立市)

年に1度、11月3日のみの頒布。ホウの木で出来ていて、他の天満宮の物とは異なり、細長く、長さ6センチ。

谷保の鷽がえは江戸時代以後暫く途絶えていたが昭和45年頃復活!

2010年11月03日

五條天神社 (上野)


正月三が日と1月24.25日に頒布。桧製、長さ7センチ

「金鷽」を受け得た人は、将来家運が隆盛に赴く吉兆であると伝えられています。

我が家に来たのは・・・残念ながら銀鷽。頭部の紙が銀色です。

2011年1月3日

平河天満宮


皇居に一番近い天満宮!とのこと。

この木鷽は、通年入手可…らしいのですが、私が訪れた時は、残り2個!

(7月に訪れた時には在庫なし。泣く泣く?お守りを頂いてきました。)

7cm弱の小さな木鷽で、頭には金紙。貼り方が独特です。

2013年5月9日

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初天神は避けての再訪。久々に木鷽もいただいてきた。

2021年1月29日

左が今年のもの

底には干支

特別に御朱印も揃いました

成子天神社 (東京、西新宿)

これは、鷽替の木鷽ではなく、鷽みくじ。(ちなみに「吉」でした。)

約5cmの木の鷽です。

こんな、新宿の街中にある天満宮で、最近工事が終了したばかり、新しく立派な天満宮です。

2014年5月6日

力石もあります。

牛天神北野神社 (東京、文京区)

ヒノキでできた、約6cmの木鷽。

目にはビーズが埋め込まれていて、干支の鳥に近い形です。

今年の正月に初登場とか…。残念ながら社名はどこにもなし。

2014年8月25日

2014年8月

右:牛天神北野神社の木鷽

左:横浜熊野神社の木鷽

横浜熊野神社

(神奈川県横浜市鶴見区)

どうみても牛天神と同じヒノキの木鷽。

おそらく同じ作家さんのものと思われます。

社名はどこにも無し。

神社内には社務所がなく、電話で連絡して社務所(ご自宅)で無事に木鷽を入手!

2014年8月19日

永谷天満宮 (神奈川県横浜市港北区)

台紙も含めて、亀戸のウソ守り(根付)と似てます。

が、顔も背中も違いました!(こちらも底に印章があればいいのに!)

2016年2月19日

千葉神社、千葉天満宮

5サイズの中から小さい方から2つを選びました。

* 初天神から節分まで授与。

2011年1月26日

見付天神 矢奈比賣(やなひめ)神社 静岡県磐田市

通年あると聞いていたので、いつかは行きたいと思っていましたが、出張ついでに買ってきてもらっちゃいました!

約15cmの太くて立派な木鷽です。

尾羽の下に、「見付天神」と焼き印が入ってます。2013年07月24日


<関西>

七尾天神社 (名古屋)

「お願~い!」と頼んで入手してもらった木うそ。

東京のものとも、福岡のものとも異なる、形はカクカクの八角柱ながら、この梅と松の美しい絵が!なんとも「べっぴんさん」な鷽です。しっかり紙で包まれ、さらに神社の袋に入れられていますが、「あたり」は金色の木鷽。これは普通の…です。

* 鷽替え神事はなし。木鷽の授与は通年。

2010年5月4日

岩津天満宮の木鷽うそみくじ (愛知県岡崎市)

ネットで調べ上げ、送付していただけることが判明。

問い合わせをし、初穂料を書留で送り、定形外郵便で送っていただきました!

2010年6月10日

上野天満宮 (名古屋千種区)

サイズは大15cm、中12cm、小9cm。

社務所での授与は2日間だけですが、予約をすることで手に入れることができました!

* うそ替え神事は1月15日(左義長祭り)と25日(初天神)の2日間。

2011年1月15日

道明寺天満宮 (大阪)

鷽替えは1月の初天神​の日。だから、木鷽が​あるだろうなんて、こ​れっぽっちも思わずに​お参り。そして社務所​で発見!

大と小を授か​りました!

2011年6月18日

菅原天満宮 (奈良)

鷽御守護 は朴(ほお)木の一刀彫

なんと、お電話したところ、「送りまひょか?」と宮司様。感激です。

* うそ替え神事は2008年に戦後初めて復活。誕生祭が行われる6月25日

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2013年4月19日

旅行中、たまたま時間でき、菅原天満宮を訪れることができました!西大寺から迷い迷い、やっと到着!

前回送っていただいたお礼をいい、新しく木鷽を授与していただきました。

そして、「わざわざ遠くからおいで下さいまして!」と菅原天満宮の印のあるおせんべいも1袋頂きました。

そして、小箱を大事に持って帰って開けると、なんと前回とはスタイルが違うではありませんか!羽がカールしています!進化だぁ!


<四国>

滝宮天満宮 (香川)

またまたオークションで見つけてしまいました。

とっても欲しかったのは、滝宮の木鷽。現在は簡素な木鷽になっているので、このタイプは古く、珍しい!(はず)

現在のものも、木を削って丸くカールさせた「はねあげ」はあるのですが、ぜんぜん感じが違います。もちろん・・・今のも欲しいけど!2010年6月8日

現在の木鷽


<九州>

太宰府天満宮の参道


参道の土産物屋で手に入れた木鷽です。小さいものに技術を感じ、5cmと3cmのものを購入。

2009年12月20日

大宰府 梅園菓子処の「うその餅」


ウソ欲しさに買いました。

右写真の一番右がおまけの鷽です。

こちらは、お菓子に入ってくる張子の鷽(松崎大祐さん作)
2020.10.31 購入

太宰府天満宮

太宰府での授与は1月7日のみで、結局ネットで手に入れました。いつかは神事当日に現地で手にしたいものです。

立派な羽が特徴です。(2010年)

駛馬(はやま)天満宮 (大牟田市)


木鷽の授与は通年らしい。

知り合いにお願いして手に入れた鷽!

手作り感ありありの素朴な一品。

* 鷽替え神事は3/24,25と9/24,25

2010年5月15日入手

北野天満宮 (久留米市)

友人の友人まで動員して久留米の鷽も手に入れました!通年授与?

大宰府と同じ、吊り目で羽のカールが上向きの鷽です。

* 鷽替え神事は2月25日

2010年5月16日入手

登立(​のぼりたて)天満宮 (熊本県天草市)


たまたまネットで見つけてしまい、購入。

どちらも、古いもの。

2011年2月17日


水鏡天満宮 (博多)

昔の木鷽は、左側の羽が下がっているものが多かったようです。これも、気持ち左側が・・・。

* 鷽替えは1月7日だが、問合せの結果、在庫ありということで、手に入れました!

2011年2月17日

住吉神社 (博多)

うそかえ神事は1月7日ですが、在庫ありということで、駆けつけました。

が・・・、社名はどこにもなく、限りなく大宰府とおなじもの?

小さい方は3cm。大宰府のものに比べると、高さは同じですが、かなりスマート。

2012年1月7日

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なんと、鷽替え当日の番号付きの木鷽。

(この日に博多にいる人がいたら、そりゃ~お願いしちゃうわね!)