Travel 2002②
セブ、ブタペスト・ザルツブルグ、フィリピン、イタリア
セブ、ブタペスト・ザルツブルグ、フィリピン、イタリア
<フィリピン:セブ・プルクラでのリゾート三昧の旅>
'02年7月3日~8日、 プルクラにて by Kasaさん
娘がまだ生後5ヶ月だったこともあり ①東京から比較的近く②ビーチリゾートで③日本人スタッフがいる④ベビーシッターサービスがある⑤部屋からビーチが直結しているという条件で探し当てたのが、セブのPulchra Resortでした。滞在したのは「Seafront Jacuzzi Villa」で、その名の通り海前でプール+ジャグジー付きのビラでした。
<ホテルの設備について>
・部屋はリビング・ベッドルーム・バスルーム・ジャワーブース・に分かれ快適に広く平屋の1軒屋ぐらいの大きさ
・バスルームは屋外にあり、周囲を壁で囲んであるものの天井部分はオープンで開放的
・部屋を出たところにテラスと寝椅子がある(屋根付き)。日差しが強い時やちょっとしたスコール時、ここで食事したりくつろげる
⇒プールのある庭が目の前に広がり気持ちよかったです
・プールはまじめにプールでした→変な言い方ですみません。しかも滝付き(夜はライトアップされる)。
イメージはシティーホテルのロビーみたいな感じ清掃も日に2回ほど行なってくれて、泳がないにしても豪華な雰囲気づくりに貢献してくれました。
(大きさは縦10m横4mぐらいかな?)ちなみに我が家では、バリ島のフォーシーズンや沖縄本島のブセナテラスのVillaに付いているのは「池」と呼んでおります
・ジャグジーはプールすぐ横にあり私達は、ジャグジーにつかりビールなど飲みつつ本などを読み、熱くなったらプールでクールダウン、そしてまたジャグジーにもどる、を繰り返しておりました。ちなみにこの庭、外部とは垣根で遮へいされている為、ジャグジー&プールでは裸族でした。
<パブリックスベース・スタッフ・食事について>
・スタッフについては、これはまさに「フレンドリー」の一言! 4ヶ月の娘を連れていたこともあり、皆さん「MIU~♪」と言っては抱っこしてくれました(MIUは娘の名前)。またレストランでの食事の時など、娘がぐずったらサーブしてくれている女性が「MIU~♪」と言いながら娘を抱っこし、レストラン周辺を歩いてくれ(メインプールがある)寝かしつけてくれました(数回ありました)。
お蔭で私達はゆっくりと食事を楽しめました。女性スタッフの方と話をしましたら、皆さん年齢が若いのですが、すでにお母さんの方ばかり。だから子供の扱いが上手いのだな~と子育て初心者の私達はただただ感心するばかり
・食事については、魚介類・野菜・肉・プルーツどれをとっても新鮮!味付けはあまり強くなく、炒めものや煮物など、見た目はタイ料理に似ているですが、それよりは辛さとスパイシーさを抑えた食べやすい料理でした(ただしちゃんとアジアンテイストにはなっている)。
フィリピン料理ばかり食べていましたが、中華料理よりは暑い場所向きに「辛さ+香辛料」が加わり、ただし「ヒィ~」というほど辛くない感じです。(私達は好きですがタイ料理などは喉が焼けちゃうくらい辛い料理もありますからね)
セブ空港→プルクラ 移動中に屋台で売っている焼き物(豚と鳥)を食べましたが、これはもう最高に美味しかったです。
(ドライバーさんのご好意でちょっと食べてかないか?と道路沿いの彼の自宅に寄ってくれた)
あぶり焼きにしているのですが、そのまま食べても◎ マンゴーソースなる物をつけても◎ チャンスを作ってぜひお試しください!
<ビーチについて>
「ビーチで水遊びをする・ウォータースポーツをする」のでしたらこれは残念ながら△~×です。
理由としては①目の前のビーチは底がリーフな為水が綺麗な色をしていない ②砂浜なのですがピカピカの白砂でないので雰囲気が出ない ③底がリーフのため水遊びに適していない(足を切ったりする可能性あり)④周囲の景色がとりたて綺麗な訳ではない。
綺麗な海がどこにでもある日本人からすると、あのレベルのビーチでは満足出来ないでしょう。ただし「朝・夕に散歩をする」のでしたら◎です。
ビーチ左端には専用の桟橋(しかもアメリカ西海岸にあるようなかっこいいピア)があり、右端にはちょっとした突き出た岬みたいなのがあったりと、サンセットタイムの雰囲気は最高でした!
<アイランドホッピング(シュノーケリングツアー)について>
プルクラには超かっこいいクルーザーと、あまりかっこよくない船の2艘あるのですが、なぜかかっこよくない船でした(一昨年私の姉一家が行った時、スキューバツアーはクルーザーだったそうですが…)。かっこよくない船は、遅いし(ポイントまで90分ぐらい)暑いし(キャビン無しの船だった)、ポイントまでの移動は最悪でした。(波もうねっていたこともありますが)。ただし着いたポイントはシュノーケルにしては珍しく水深5mぐらいから20mぐらいまで落ち込むドロップポイントで、さんご礁も綺麗、熱帯魚・回遊魚も多く大満足!
2ヶ所目のポイントは水深5mぐらいのさんご礁、こちらはまあ普通でした。ちなみにこのツアー、昼食&フルーツ&飲み物付き、ビール飲み放題だったのと、ドロップポイントが綺麗だったからまあ許しますが、真面目にグルーザーで行きたかったです!
<いっぱいお酒を飲む人にアドバイス>
私達はいっぱいビールを飲むので、セブ空港からプルクラへの移動の間にスーパーによってもらい、大量のサンミゲールを購入して行きました。
1缶40ペソぐらいだったと記憶しておりますが大いに助かりました。ドライバーの方も快く寄り道してくれて嬉しかったです。
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<ハンガリー、オーストリア、ドイツの旅>
'02年6月24日~7月5日、 ブタペスト・ウイ―ン・ザルツブルグ・ミュンヘン・フランクフルトにて by linlin
今回は珍しくというか、初めての列車移動の旅。ブタペスト→ウイーン→ザルツブルグ→ミュンヘン→フランクフルトと回ってきました。私の旅行って、1箇所滞在型がふつうなので、疲れ果てた。だって、1箇所2.3泊で、それに寒い!
マニラと比べれば、どこでも寒いわけですが、どうやら日中の日差しは強いみたいで、今、顔がざらざら。1月のアンコールワットの旅行の後もそうなったのですが、その時は「外食続きだから?」ぐらいに、食べ物のせいにしていたのです。でも、今回はっきりしました。直射日光と乾燥のせいなのです!
マニラからはルフトハンザでバンコク経由でフランクフルトへ。そこで乗り換えてブタペスト。
まずは、マニラの空港ビルに入るなり、なぜかルフトハンザは長い列。どうやら出稼ぎの人達らしく、みな揃いの黄色の封筒を持っています。もしかして、Overseas Worker用の列?と思ったけど、数人前に欧米人の女性が並んでいたので、じっと我慢で並んでました。
チェックインカウンターがやっと見えてきた頃、係員が「あ、あなたこっち!」と別の窓口に。やつぱり!並んでいた列はSeamen用の列でした。乗客の何割かが、そういう人達。日本行きに乗っているフィリピン人の人とはまた人種がちがいました。帰りのフランクフルトからの飛行機にも大勢乗っていましたが、ナイジェリアの工事の揃いのTシャツを着ている人もいれば、フィリピン人同士でもずっとドイツ語で話しているフィリピン女性達も。なんともインターナショナルな国民です。
ルフトハンザはサービスは「下」ながら、時間に対する確実性はあり。フランクフルトでの1時間半の乗り換え時間を心配していたけど、30分以上あればOKだとか。でも、あの空港は決して分かりやすいつくりではありませんでした。迷子になっていた人(英語が分からないと英語で話し掛けられた…)を乗り換えのゲートまで連れて行ってあげた程です。
今回は、ユーロ導入後、はじめてのヨーロッパ旅行でした。ハンガリー以外はユーロになっていたので、通貨が変わらないと他の国に入ったという意識が薄くなり、自分が行った町の名前はわかっても、どこからがドイツ?オーストリア?という感覚。さらに、ユーロの導入により、なんでも価格が切り上げになっている感じも。同じメーカーの同じ物が、国(都市?)によって価格に差があることもしばしばでした。そうそう、ユーロは同じ単位でも国によって裏の絵柄が違うって知ってました?オーストリアはエーデルワイスを使ったりしていて、なかなか素敵。(これなら、英国も100歩譲ってポンドを止めても女王陛下の肖像を使うことは出来るのにね!)
ブタペストなんて、日本人来てるのかなあ?と思っていたら、唯一とも言える土産物屋やレストランのある通りでは、ツアー客らしき日本人の団体があちこち。それこそブタペストやザルツブルグを回るツアーが流行っているそうですね。ブタペストでは、空港でもホテルでも市内の地図が1通りしかなく、それも役に立たないものでした。肝心の歩き回るところが小さすぎて、日本のガイドブックがなかったらお手上げでした。しかし、頼みのるるぶも、ランドマークとなるべきホテルの位置を間違えていたので、初めのうちは、正反対の方へ歩いたことも。あれだけ観光客がくるのだから、もう少しマシな地図を作ってくれないかなぁ。
ちょうどブタペストに入った日がドイツ対韓国の対戦(ワールドカップサッカー)だったのです。チェックインと共に「何時から?何チャンネル?」とたずねると、ホテルの部屋でも観れるけど、それはハンガリー語の放送なので、1回のバーでは英語放送を皆で見れると教えてもらいました。しかし、ホテルの人は、どうやら私を韓国人と思ったみたい。つまり、大勢の中で見ていて、韓国がラフプレイでもしようものなら、きっと睨まれる!おお怖っ。ということで、おとなしくハンガリー語の放送で試合を見ました。
マニラにいても、たいがいタイ語とかでみてたので、ま、何でも言いのです。日本の放送はアナウンサーがうるさすぎるので、外国の中継の方が見やすいです!ただ、得点経過が出てないのが当たり前で、残り時間も10分前ぐらいからしか表示されないし、得点が入っても、日本のようにいつまでも騒いでいないので、うっかりすると得点したかどうかも見損ねます。でも、のんびりホテルで観られて良かった。
ブタペストでは、中央市場(写真:上3枚、右端が肉屋)が楽しめました。市民の台所!肉や魚は種類や部位ごとにきれいに並べられ、それもショウケースの中です。さらに、野菜もパプリカの赤や黄色、トマトの赤、ジャガイモがおいしそうに並んでいます。全てが清潔そうで、羨ましい!野菜、魚の数としてはマニラの方が多いような気もしますが、あの真っ赤な大ぶりのトマトを見ているだけでもおいしそう!ホーチミンやシンガポールでも、街中の市場へ行きましたが、やはりアジアの市場と、ヨーロッパは違う感じ。
写真はブタペストの街中のみやげ物屋です。店頭に沢山ぶら下がっているのは乾燥パプリカ。市場では、赤よりも黄色のパプリカが多かったのですが、なぜか乾燥ものは赤ばかり。
パプリカは色だけで辛くないと聞いていたのですが、実は(パウダーのものさえも)辛いものと辛くないものがあるのです。だから、「そうそう、ピーマンみたいに、辛くはないのよね」とサラダに入っているのを口に入れたとたんに、「辛い!」という目に合う事も。
ブタペストでは、郷土料理にもなっている、パプリカの肉詰めの料理を食べました。パプリカにひき肉(家庭によって玉ねぎなど好きに追加)を入れたものを茹で、ソースはトマトソースを別に作り、お皿に盛るときにかけるというもの。ハンガリー料理は、ヨーロッパ(特にオーストリアやドイツ)の料理の元になっているという通り、素材を活かした穏やかな味付けでした。美味しかった!
ウイ―ンは、やはり日本人がごろごろ。今回は1泊だけで、それも土曜日だったので、夕方に到着したため店も閉まり、観光客が右往左往している感じでした。
路上での音楽家(の卵?)の演奏は相変わらず多かったのですが、今回は可愛らしいパフォーマーに出会いました。ピアノを演奏しながら歌っているライオンらしき人形のマリオネット使いです。
写真でも分かるかな?子供達が真剣に見入っています。コインを帽子にいれにいくと、このマリオネット、目を飛び出し、ピアノの上に載ってお礼をするのです。
音楽に合わせて踊っている子供も多く、乳母車の中の赤ちゃんもご機嫌というパフォーマンスでした。
今回、初めての訪問地のザルツブルグは、まさに観光地という感じ。それでも、週末には教会のある広場に野菜や果物、花の店がたっていました。ブルーベリーを買って食べましたが(美味しかった~!)、苺やさくらんぼなども美味しそうでした!赤系の野菜や果物は色もきれいで食欲をそそります!
それと、ブタペストでもザルツブルグでもそうでしたが、駅にあるようなパン屋のパンが美味しい!ホテルでの朝食は、なぜか夕食(ハンガリーの歌とダンス付きのビュッフェ)よりも高かったりして、ビックリ。ま、朝食が高すぎるのか、夕食が安いのかは、いまだ不明。
ザルツブルグに入ったときには、ブラジルの優勝が決まっていました。ホテルでやっと一息ついたとき、テレビから?と思うほどの車のクラクション。まさかと思って外を観ると、ブラジルの旗を振った車が何台かクラクションを鳴らしながら走っていました。オーストリアにもブラジルの応援団いたんだ!(というか、たぶん、アンチドイツだろうけど)
ミュンヘンとフランクフルトは、寒かったのと疲れで、あまり良い印象はありません。ドイツは、どうも昔から魅力を感じない土地なのですが、最後の最後にフランクフルトの空港で、土産物屋の”安い”香水を手元にもってなかったために、免税までしてくれないという意地悪な係官に遭遇。アンティークのアクセサリーをロンドンの空港で見せたことはあるけど、腕時計など買ってても(もちろん手荷物で持ってたけど)「見せろ」と言われた事がないのに、あんな係官初めて!
たとえ「見せろ」といわれても、「スーツケースにいれちゃった~!」といえば、仕方ないなというポーズの元、ハンコを押してくれるものなのに!高くないのに、さらに免税だ!と喜んでいただけに、ちょっとカチン。もちろん、手元にもってない私が悪いんだけど・・・。だから、ドイツ人は嫌いだ!
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<フィリピン:悲しい事件>
’02年4月、 by Haluさん@ロンドン
ロンドン留学前のマニラ滞在以来、留学中もインドの研究旅行の話などをお願いして投稿してもらっているHaluさんですが、今回は悲しい話を伝えてくれました。それも、彼女のいたロンドンとフィリピンが絡む事件。身の回りで起きるなどとは、誰もが思わないことですが、(日本も最近は治安がいいとはいえませんが)海外に住む、旅行するということの危険さを再認識させてくれるお話です。
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私の遊学中、2年の大学院生活を終える直前に下記のような事件が大学院の中を駆け巡って騒ぎになりました。
(事件の概要)
ロンドンで私が通っていた大学院の2年上の先輩(確かスウェーデン人)は卒業後、親の建設業を手伝って、フィリピンで進めていたプロジェクトのチーフに就任したのです。しかし、間もなく行方不明となり、すぐに誘拐事件だと判明し。社長の親のところに身代金要求がきました。しかし、ヨーロッパ人ってプライドが高いのか、不屈精神が強いのか身代金の支払いを断ったため(自分の息子の命が掛かっているのにっ!)、直後に、彼の遺体がその辺の藪で発見されるという、悲しい事件に発展してしまいました。大学院の中でも、週刊行事予定誌の一面を使って訃報と冥福を祈る言葉と事件の全容を記事として載せました。
いくら誘拐事件が日常茶飯事のフィリピンとはいえ、こんな身近な人が犠牲になるなんてと、私もショックを隠せなかったし、一緒のゼミで勉強した仲間たちは大ショックだったようです。当時からお金持ちで有名だったのですが、まさか親が身代金を拒否するなんて。
警察や自国の大使館が何とかしてくれるとでも思ったのか...。急に思い出したお話でした。それでも、私はまた、フィリピンに行ってみたいです。リゾート地より現地の人の実際の生活を見たいと思います。
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<イタリア:パリ経由、ローマ・フィレンツェの新婚旅行で盗難?の旅>
’02年3月31日~4月8日、 by POOh子
新婚旅行にローマとフィレンツェに行ってきました。イタリアの街並みは、昔からの建物が今も大切に保存されていて、とっても素敵でした。住んでいる人々も、それを楽しんでいるかのような感じもしたし、観光で訪れる人達を、とっても暖かく迎えてくれているように思いました。どれをとっても、古さの中にもただ古いだけじゃあないすばらしい物を感じました。
滞在中は、ワインバーに通い、美味しいワインを20本も持って帰ってきました。これは、すべて旦那さんの趣味に付き合った成果かな?おかげで1日中顔が赤ら顔の日もあったような。
事件は帰国後1ヶ月ぐらいしてから、いきなり判明しました! カード会社から連絡があり、初めてカードが無い事に気づいたのです。そして、話によると多額に使われていると・・。
実はそのカード、旅行中も全く使っていなくて、ずっとスーツケースにいれたままと思っていた物だったのです。まったく覚えの無い事とはいえ、どうしてそういう事に成ってしまったの?その他にもトランクに入れて預けたデジタルカメラも無くなっていました。せっかくの新婚旅行の思い出が・・。(少し減ってしまっただけですが・・。)
その後フランスの警察からも電話があって、どうやら空港で荷物を仕分けする人達が、ぐるになってそういう事をしたとのことでした。信用して預けているのにそんな事しないでという感じです。
エールフランスの5039便でフィレンツェからパリに行って乗り換えた便がAF276便。この間にきっとやられてしまったのだと思います。
楽しい思い出のなかに、これまた「忘れがたい」経験をしてしまった新婚旅行となりました。