1day tour


メルボルン・1day tour

Philip Island one-day tourの詳細&My Photos

オーストラリアの旅行のページが結構好評で、「世の中で1番好きなのがペンギンなのよ!」と喜んでくれたYumiちゃんのリクエストにお答えして、その1日ツアーの様子を、今回は自分で撮った写真と共に紹介します。

メルボルン・1day tour

参加ツアー:GRAY LINEのPenguin Parade, Koalas, Seal Rocks, Philip Island Nature Park

日 時 1999年12月25日

時 間 13:30~24:00(深夜)

このツアーに参加したのは、なんとマニラからシドニーを経由してメルボルンに着いたその日で、宿泊先だったLe Meridienが、午前10時過ぎにもかかわらず、すぐにチェックインさせてくれたからこそ実現したものです。

後で振り返ってみると、1999年のクリスマスから、2000年の元旦まで、お天気がとっても良かったのは、メルボルンでは、この25日1日きり、シドニーでも30日の1日きりだったのです。だから、強行軍でも行って正解でした。

オーストラリアは、祝日が日曜だけでなく土曜日と重なっても振りかえ休日になるらしく、25日のクリスマスは、あのマクドナルドでさえお休み。(マックの休みのところなんて、生れて初めてみたわ!)

そのせいか、街中でも休んでいる店が多く、人気もまばら。その分、観光客は「ペンギンパレード」などの日帰りツアーに殺到した様です。でも、その日の11時ごろ予約を入れて、参加できましたが・・・。

出発時刻は13時半ですが、GRAY Lineのオフィスのところから参加する(集合する)時間がその時間で、その前に各ホテルを回ってピックアップをしてくれます。

12時40分、Le MeridienホテルからGRAY LINEのバスに乗り込みました。

何件かホテルを回ってから、集合場所へ。そこは物凄い人だかりで、ホテルから参加できてラッキーでした。

1時半ごろ、私達のバスも満員のお客を乗せて出発。このツアーは、人の点呼も、途中のガイドも、すべて運転手さんが一人で行います。つまり、彼はしゃべりっぱなし。「OK,Folks!」が口癖、というか、話し初めの決まり文句。とっても元気のいい半ズボン姿のおじさんでした。

バスに乗って、2時間後ぐらいかな・・・。小さな観光牧場のようなところに着きました。

「どうせ、柵の向こうにちょっとだけ動物がいるだけでしょ?」って思ってたら…「あら?カンガルーが放し飼い?」急いで柵の中に入ると、大きなカンガルーがこっちに突進してきます。動きはゆっくりだけど、前足を地面に着いてから、ぬ~とおきあがるように前に進んでこられると、ちょっと怖い。

係の人に、スコーンをもらい、私も餌付けにチャレンジ。体が大きいので、寄ってこられると、つい後退りしてしまうけど、人に慣れているのか動作は優しい。手に載せたスコーンを直接口を付けて食べます。

(おつかなビックリ餌をやっているところ)

地面に落としてしまった餌は、手で持って食べるし。うん、可愛い。

でも、カンガルーというと、ボクシングをやったり(これは、ワラビーだったかしら?)しているのを思い出し、いきなりパンチをもらったらどうしようと、始終不安。あの太いしっぽやももを見ていると、いつ、野生の本能で襲ってくるか・・・と要らぬ心配をしてしまったのでした。

ここには、ウォンバットもいますから」とバスの運転手にいわれていたのですが・・・どこ?どこ?

いました、いました。実は、カンガルーに会う為に入ってきたところの小さなスペースに黒い固まりが。夜行性の為、グーグー寝ていたのでした。一応写真をとったけど・・・わかるかな?

(上の写真が”寝こんでいる”ウォンバット、”起きてる”ウォンバットは、絵葉書より)

ここでは、小さなティーサロンのようなところ(小屋)があり、手作りスコーンやケーキが食べれます。カスタードケーキが美味しかったな。カンガルー達は、このスコーンの残りを、餌付けの餌として毎日与えられているわけです。小さい赤ちゃんカンガルーだけは、スコーンを見せてもそっぽを向いていました。子供は素直な反応を見せるものですね。飽きたんだわ。

そこから、またもや1時間以上バスに乗り、今度はKOALA PARKにやって来ました。コアラの保護が目的の施設なので、もちろん抱っこして写真を撮るなんてことは出来ません。大きな森に、コアラを放し飼いにして飼育しているといったところです。

(高い木の上のコアラと、寝起きの可愛くないコアラ)

このコアラ、高い木の上の方にいて、更に動かないので、探すのが一苦労。1日数時間しか活動しないんですよね。ほんの一角だけ、低木のところにコアラがいるところがあり、やっと近くで見れました。コアラって、プロのカメラマンが撮った写真は可愛らしいけど、実際はこんな感じ。それほど愛くるしいという感じではなく、「やっぱり熊の仲間なんだな~」っていう感じでしょうか?

その次も1時間近く乗って今度はSeal Rocksあざらし)を見に行きました。これは、失敗。ガイドツアーがあるというので、追加料金を払って参加したら、あざらしを保護する施設の中に作られた、そこの研究の経緯みたいなものを、小さなボートに乗ってみていくというもので、「これって、スモールワールドの真似?」って感じ。一周が終わり、急いで建物の外に出て、海の方へ「本物」を見に行ったのですが、バスの集合時間もあり時間切れ。実際は、海辺にいってもあざらしはみれなかったらしいけど・・・。

そして、最後が待ちに待った「ペンギンパレード」。

私達がバスでセンターに着いた時には、すでにかなりの観光バスが来ていました。ペンギンの説明や土産物屋、トイレなどがある施設を抜けると、そこからは一切撮影禁止。オーストラリアの12月って夏だと思ってたけど、夕方からは冷えて来て、トイレも結構混んでいます。

10時15分のバスの集合時間をいわれ、各自浜辺へ。2つの大きな段々になったコンクリートの階段のところに、すでに大勢が場所取りをしています。私達は、奥の方の階段に行き、なるべく端をキープ。ひたすら日が沈むのを待ちます。

8時ごろ、やっと暗くなってきました。星も見え始め・・・そろそろです。

準備よく、双眼鏡を持っていたので、波打ち際を必至にさがすと、小さい黒い影が、ちらほら見えてきました。その影が1つ2つと増えていきますが、なかなか動き出しません。右手のほうに、やっと1つのグループが出来、それが動き出しました。たぶん、30匹・・・というか30羽ぐらいの集団です。時々、立ち止り、方向をかえ、急いで歩いています。この姿ったら、可愛いし、愛らしいし、一生懸命さも伝わってきます。

ヨーロッパからの観光客も多く、ドイツ語スペイン語、フランス語での(ひそひそ声の)歓声も上がっていました。1グループが完全に上陸し、丘をよちよち登っていくのを見た時点で、寒さに耐え切れずに帰って行く人たちもたくさんいましたが、そこは、粘らねば!

次々とグループで上陸してきますが、途中で遅れて、他のグループに急いで加わるのも出てきます。

足の速いのや、キョロキョロしてるのとか、一羽一羽の動きが楽しいです。

頑張って粘れば、上陸してそれぞれの巣に向かうペンギンの様子も観察できます。私達が歩く歩道の横、金網の柵を挟んだところに、身長30センチ弱のリトルペンギンが、よちよち歩いているのです。手を伸ばせば届くぐらいの距離に。この親が巣に近づく頃には、巣の中のひなも出てきて、ピーピーないています。灰色の産毛に包まれた、ちょっと太ったヒナも見る事が出来ます!

メルボルンに行く機会があれば、是非是非、このペンギンパレードを見に行って下さい。

私の参加したツアーは、午後からで、カンガルーやコアラにも会えるというものでしたが、5時半集合(ホテルは4時台)のExpress to Penguin Paradeというのもあります。是非是非、これは見ないといけません!

防寒具だけは、忘れずに。