1.実施日:平成30年4月16日(月)
2.実施時間:10:00~12:00 の2時間
3.実施場所:レイ大、滋賀医大 内外周辺
4.講師:36期健康づくり 岩崎正幸 様
5.参加者:12名
6.目的: 会員の能力向上、活動の多様化等の研修教育のため
7.講習会結果
観察会 歩きながら基礎的知識に加えて、野草や木の名称だけでなくその名前の由来などを解説頂いた。
教えて頂いた植物:スズメノヤリ、ユリの木、ヤシャブシ、ミツバアケビ、日本タンポポ、西洋タンポポ、ガマズミ、赤目柏、夾竹桃、ウワミズザク ラ、タイワンフウ、トウカエデ、アザミ、イチョウ、スイカズラ、トベラ、欅、ヌルデ、ニセアカシア、小判草、サルトリイバラ、モチノキ、鷹の爪、 ヒノキ、赤松 等など
8.感想
①12人の参加者に楽しんでもらえたと思う。
②葉の出方で「対生」「互生」という違い、イチョウの木の支枝の出方で年齢が分かるなど普段は気にも止めないようなことを基礎知識として教えて頂いた。
③植物は身を守るために様々な防御機能を持ち、毒をもつものや、竹の皮、ハラン、サルトリイバラの様に滅菌作用のあるものが多く、むしろ食べられる植物は少ないことを学んだ。赤目柏の新芽の赤色は、紫外線から身を守るためとも、教えて頂いた。
④道路沿いでありながらミツバアケビが多いことに驚いた。
⑤日本在来のタンポポと西洋タンポポの見分け方を教えてもらい、在来のタンポポも結構多いことが分かった。西洋タンポポは無性生殖のため、繁殖力が強いことを教えて頂いた。
⑥ウワミズザクラは木の幹は桜に近いが、花は全く違い白い房状の花が咲いていた。
⑦スイカズラがグラウンドのネットに10メートルくらいまで這い上がっており、その生命力に驚いた。
⑧楓に似た木で「タイワンフウ」「トウカエデ」などの見分け方を教わった。
⑨ヤシャブシは実は染料になること、実が2つ対につくものの他に1つのもの(大ヤシャブシ)と多数のもの(姫ヤシャブシ)があることが分かった。
⑩夾竹桃の木は毒であることを知った。
⑪アザミの根は、ヤマゴボウと呼ばれるものと聞いて驚いた。
⑫ヌルデはウルシとよく似ているが、葉の付け根に翼があること、実は黒の染料になることも知った。
⑬欅の枝は上を向くのが特徴で、遠くからも識別し易いと教えて頂いた。
⑭一里塚に植えられる榎は、「良い木を植えよ」との殿さまの言葉がなまって付いた呼び名である、との逸話もご披露頂いた。
⑮その他、知らない多くのことを教えていただき、岩崎さんの博学にも驚いた。
⑯参加者の中には植物に興味のある方も多く、お互いに知っていることを教えあう場面も多く見られ、
個人的には講師以外から学んだことも多かった。
⑰天気にも恵まれ、大変楽しい観察会になりました。