GNU Solfegeを使う前に、ユーザは既にオーディオ機器を正しく設定してあることが必要です。
さらに、Solfegeはtimidity++パッケージを必要とし、それは大きな(およそ140MBの)サウンドフォントライブラリを必要とします。このライブラリはFluidSynthアプリケーション、それはこのガイドの他の章で説明されます、と共有され、さらに他のソフトウエアパッケージでも使われます。timidity++はさらに JACK Audio Connection Kitのインストールを必要とします。JACKをインストールする手順は、sect-Musicians_Guide-Install_and_Configure_JACKを参照ください。訳注:JACKをPlanet CCRMA at Homeからインストールする記述がありますが、誤りのため訳しません。
Solfegeは西洋音楽の記譜法と、基本的な音楽理論の用語と概念についての知識を必要とします。
インストールの前に前記の'Requirements'セクションをよく読んでください。
PackageKit, KPackageKitを使って、solfegeパッケージをインストールします。
CsoundはSuperColliderのようなサウンド合成プログラムです。それはより古く、とてもよく開発されており、より広い機能の範囲を持ちます。
Csoundをインストールするには、まずSolfegeを閉じて、PackageKitあるいはKPackageKitを使ってcsoundパッケージをインストールします。Solfegeを再開始したら、'Intonation'課題ができるはずです。
MMAは'Musical MIDI Accompaniment'の略で、 Fedoraではパッケージされた形で入手することはできません。ソフトウエアはhttp://www.mellowood.ca/mma/のMMA Homepageにあり、ご希望ならばソースコードをダウンロードしてコンパイルすることができます。MMAはいくつかの和声書き取り問題でだけ使われるので、そのインストールは必須ではありません。
Solfegeの設定は必要ではありません。単純な、最初の1回の設定で、アプリケーションをあなたの要求に合うようにカスタマイズすることができますが、それをしなくてもかまいません。他の設定オプションをあなたのレファレンスのために説明します。
これらの設定オプションは必須ではありませんが、変えたいと思うかもしれません。これらはすべて、Solfegeのメインメニュー'File > Preferences'からアクセスできる'Preferences'ウインドウにあります。
以下のステップで、Solfegeは自動的にあなたへの問題をカスタマイズします。
Solfegeを開始します。
メニューから'File > Preferences'を選択します。
'User'タブを選択します。
もし知っていればあなたの声域を入力します。Solfegeはこの情報を使って、妥当な音程の範囲の問題を出します。
'Sex'フィールドにあなたの生物学的な性別を入力します。Solfegeはこの情報を使って、正しいオクターブのの問題を出します。
Tempo:例が演奏される速度を変えます。
Default:'Arpeggio'以外のすべてに適用されます。
Arpeggio:アルペジオ、それはデフォルトで、通常のテンポの3倍の速度で演奏されます、に適用されます。これは通常の習慣です。
Preferred Instrument:例を演奏するときにこのMIDI楽器が使われます。
Chord Instruments:多声部のときに、高音、中間、バス(それは'preferred instrument'を使います。)の上の低音のそれぞれの声部で使われるMIDI楽器を指定します。
Percussion instruments:
Count in:リズムについての音楽の例が始まる前に聞こえる'count in'拍子に使われるMIDI楽器を指定します。
Rhythm:リズムだけの例で使われるMIDI楽器を指定します。
Solfegeは多くの仕事をするのに、外部プログラムを使います。このタブで、使われるコマンドをターミナルから実行するのと同じように指定します。
Converters:
MIDI to WAV
WAV to MP3
WAV to OGG
%(in)sと%(out)sは、Solfegeが入力と出力のファイル名に置換します。
Audio File Players、それぞれ、'Test'ボタンがあります。
WAV
OGG
MP3
MIDI
Solfegeは%sを、演奏されるファイル名に置換します。
Miscellaneous:
CSound:SolfegeはCSoundをイントネーションの課題で使います。これはオプショナルなコンポーネントです。前記の'Optional Installation'セクションを参照ください。
MMA: SolfegeはMMAを、いくつかの和声の聞き取り課題で使います。これはオプショナルなコンポーネントで、Fedoraでは通常の方法では入手できません。sect-Musicians_Guide-Solfege-Install_MMAを参照ください。
Lilypond-book: Solfegeはこれを耳の訓練課題の進み具合を印刷するのに使います。前記の'Optional Installation'セクションを参照ください。
Latex: Solfegeはこれを、デフォルトのHTML形式ではなく、*.dvi形式の進捗レポートを生成するのに使います。
Resizeable main window:Solfegeのメインウインドウの大きさを変えることができます。
Select language
Identify tone keyboard accelerators:特定の音程を入力する必要のある課題で、これは通常のキーボードをMIDIキーボードとして使えるようにします。キーボードの上の文字が、特定の音程と対応付けられます。
これらのオプションは、'Practise'モードで行われる課題に適用されます。
'Not allow new question before the old is solved': Solfegeは今の問題が解けるまで新しい問題を出しません。
'Repeat question if the answer was wrong': Solfegeは、あなたが答えを間違えたとき、問題を繰り返します。
'Expert mode': Solfegeはそれぞれの課題について、進んだ設定オプションを提供します。
'No sound':このモードはSolfegeをテスト、デバッグするために使われます。
'Use device':あなたはSolfegeが使うオーディオインタフェースを指定します。
'Use external MIDI player':あなたはMIDIシンセサイザーを選びます。
'Test'ボタン:あなたがSolfegeを正しく設定したかを確認します。
Solfegeでは3種類の課題があります。
'聴いて当てる'課題は、ある種の音楽の構造を演奏して、あなたにそれを、広く持ちいられるきまりに従って特定、分類、あるいはラベル付けするように質問します。
'当てる'課題は、ある種の音楽の構造(普通は西洋音楽の記譜法で)を表示して、あなたにそれを、広く持ちいられるきまりに従って特定、分類、あるいはラベル付けするように質問します。
'歌う'課題は、ある音楽の構造、ときには部分的に完成されたもの、を示して、あなたにその構造を完成させて歌うように質問します。
多くの商用のオーラルスキルコンピュータアプリケーションと違って、Solfegeでは、ユーザは問題ができたか、どのくらい正しくできたか、を知ることが求められます。これは特に'歌う'タイプの課題で顕著です。Solfegeはユーザが歌った結果を入力する機能がないからです。このため、少なくても2つのことを注意しないといけません:1つめは、問題ができたかどうかを正直にSolfegeに伝えるのはあなた自身のためになるということです。そうすれば、Solfegeはあなたの弱点に集中することができ、あなたの進捗をより正確に把握することができるからです。2つめは、音楽に関しては、正しさには多くの段階があり、和声やメロディの書き取りでは特にこの種類の部分的な正解というものがあるということです。
オーラルスキル開発において困難な地点に来たならば、音楽的感性を作るには多大な時間と努力が必要だということを思い出してください。ある人にとってはそれは他の人にとってより簡単です。ある課題が他の課題より簡単だ、ということは、多くの人にとってあることです。よく言われる音楽的感性(とオーラルスキル)についての文化的考察では、人は音楽能力を持って生まれるもので、後から獲得することはできない、といいます。しかし、最近の研究によれば、聴覚に問題のない人であれば、誰でも、十分な決意と努力と正しい学習により、音楽的感性とオーラルスキルを、とても高いレベルにまで開発することができるとされています。
それを心に留めて、以下のセクションはあなたがSolfegeを完全なオーラルスキル開発プログラムの一部として取り込むことのお手伝いをします。
誰かが音楽トレーニングを受けようと決めるとき、彼らが実際にしているのは、1つの特定の種類の音楽に参加するために必要なスキル開発と様式的知識の獲得です。多くの異なる種類のトレーニングがあり、音楽開発にとって、教室で費やされる時間は、どこか他の本物の音楽現場に参加することで費やされる時間と比べて、重要ではありません。音楽家にとって多くの異なる種類のスキルが有用で、それはその人が参加しようとする音楽の種類に依存します。ギターを演奏するフォークシンガーは、数千の異なる歌のコード進行、メロディそして歌詞を記憶することを望むかもしれません。オーケストラのオーボエ奏者は自分のリードをアシの皮から作ることを望むかもしれません。ほとんどの音楽家は音楽を聴いて他の音楽家が自分の作品を表現するのに使った構造を知覚する能力が必要です。これらの構造は'音楽理論'で説明され、音楽の中でこれらのことを聞き取るのに使われるスキルセットを'オーラルスキル'と呼びます。音楽家は彼らのオーラルスキルを'イヤートレーニング'あるいは'オーラルスキルトレーニング'と呼ばれる手順のセットで訓練します。
音楽的感性は、オーラルスキルが使われて、音楽家が自分の音楽(そして他の人々の音楽)がどのように、そしてなぜ、機能して、そのように響くのかを理解したときに発達します。この理解は、聴衆が演奏者に期待する手続きと慣習を知覚する鍵となるものです。このため、演奏者が美的に喜ばしい音楽を作成する能力の鍵でもあります。
よく発達した音楽的感性とオーラルスキルのセットを持つことはいずれも音楽家であることの重要な側面ですが、それだけでよいわけではありません。何よりも、音楽家(あるいは音楽家志望の人)は他の音楽家達と話し、聴くことが大事です。
Solfegeの課題は6つの大きなカテゴリーに分かれています。
Intervalsは順にあるいは和音で演奏される音が何度離れているか聞き取る能力をテストします。
Rhythmは単一の音程で演奏されるリズムを聴いて記譜する能力と、そのリズムをキーボードの上でタップして演奏する能力をテストします。
Theoryは書かれた音程と音階の名前を当てる能力、そしてドレミファ音階を正しく使う能力をテストします。
Chordsはいろいろな間隔の音で作られ、いろいろな音程で演奏される和音を聞き取る能力とその和音を歌う能力をテストします。
Scalesは旋法と音階を聞き取る能力をテストします。
Miscellaneousはいろいろな課題を含みます。例えば:
Intonationは2つめの音程があるべき音程より低いか高いかを聞き取る能力をテストします。
Dictationは旋律を聴いて記譜する能力をテストします。
Identify Toneは相対音感(http://en.wikipedia.org/wiki/Relative_pitchのRelative Pitch (Wikipedia)を参照)を使う能力をテストします。
Sing Twelve Random Tonesは、多くのスキルをテストします。
Beats per Minuteは、テンポを判断する能力をテストします。
Harmonic Progressionsは次々に演奏される一連の和音を聞き取ってローマ数字の和音記号を当てはめる能力をテストします。
Hear Tonesは、相対音感のトレーニングです。
Cadencesは一緒に演奏される2つの和音を聞き取ってローマ数字の和音記号で表す能力をテストします。
すべてのこれらの課題は実際の音楽現場での外でのあなたのオーラルスキルの使用を必要とします。これは無駄なことに見えるかもしれませんが、音楽現場での最終的な聞き取る能力の重要な部分であると、以前から認識されています。どちらの能力も突然現れることはありません。それは熱心な練習が必要です。
オーラルスキルトレーニングは、食べることのように、毎日、定期的に、いろいろな種類の入力をきちんととる必要があります。食べ物について言えば、1日に3回以上食べて、果物や野菜をたくさん、肉などと穀物、そしてその他の種類の食べ物の適当なバランスが大切です。耳のトレーニングも同じように1日のいろいろな時間に多様な入力が必要です。
すべての人にうまくいく解決策はありません。あなたは、1日のうちの時間、それぞれのセッションの回数と長さ、そして内容を選択、変更して自分の要求に合うようにしなければいけません。以下の助言を開始点としてもらえればと思います。
10分のセグメントを3つ、1日に30分、トレーニングする。
セグメント1
起きたら、朝食の前に。
声と体をウオームアップします。(いずれにせよ、よい習慣です。10分には含まれません!)
初見歌唱のための本からいくつかの曲を歌い、完成させる。
セグメント2
昼食の後、仕事に戻る前に。
なにか音楽を聴いて、それを書き取ってみる。
タスクをより管理しやすくするためには、音楽の小さな部分をとって、1つの側面に注目する:メロディ、和音、あるいはリズム。
正解かどうかを調べるには、ピアノ(あるいは固定音程の参照楽器)を使うか、あるいは出版されている楽譜があればそれと比べます。
セグメント3
夕食後少ししてから。
GNU Solfegeを使って音楽の基本を聞き取る能力をテストします。
2,3の異なる種類の課題に、それぞれ、わずか2,3分を、使いましょう。
10分のセグメントが3つは、長い時間ではありません。そして、実際のところ、それは計画したり資料を探して準備したりするのに余分の時間がかかるかもしれません。そうであっても、重要なことはあなたのオーラルスキルのトレーニングは、過度な量と時間をかける必要はないということです。大事なのはあなたの努力が一貫していて、よく計画されていることです。
GNU Solfegeは比較的広い種類の課題を提供します。しかし、1つのもので、かたよりのないオーラルスキルのセットを開発するのに必要なすべての課題とトレーニングを提供するのはおそらく不可能です。以下のいくつかの本と活動は、'Solfege'で得られる課題を補足するものとして使われるとよいでしょう。メロディと和音の書き取りは、まだ'Solfege'の強みではありません。これは異なる課題の数が少ないためです。これは将来、開発者がソフトウエアを改善するにつれ、改善されるでしょう。
活動:
実際の音楽で書き取りをする。完全な楽譜を書くよりは、1つの要素に注目してみてください。あなたの解答を可能なら出版された楽譜と比べて確かめます。いくつかのオーケストラの楽器は、コンサートピッチで書かれていないこともあるので注意ください。
あなたの初見歌唱のスキルを使って、メロディあるいはリズムを歌い、それを聴くあなたの友人が書き取りの例に使います。
4人以上の人で、バッハのコラールを初見歌唱する例に使います。すべての声域の友達がそろうと助かりますが、必須ではありません。ドレミファ音階を使い、コラールの歌詞は無視してください。
ファンのような機械的デバイスが一定の音程を出しているなら、それにあわせて和声的音程で歌う練習ができます。
あなたの友達の前で、長い課題と短い課題を、別々の楽器で演奏します。これはコンピュータが提供するよりも現実的な音楽の現場での能力を開発するのに役に立ちます。しかし、依然として独立した環境で、です。
オーラルスキルの本:
CrowellのEyes and Earsは、上に示したURLから無料で入手できるオープンソースの初見歌唱の教科書です。この本は400ほどのパブリックドメインのメロディを、役立ついくつかの指示とともに収録しています。
HallのStudying Rhythmは、小さくて高価で、しかし役に立つ本で、演奏、あるいは演奏と拍手されるためのリズムのコレクションです。この本はいくつかの3部あるいは4部のリズムも収録しています。課題は順に難しくなっていきます。いくつかの演奏上のヒントも述べられています。
HindemithのElementary Trainingは、古典的なオーラルスキルの教科書です。しかし、それが最初に出版されたのは1949年のことで、それ以来、人々がオーラルスキルをいかにに学ぶことができるかについての多くの研究が行われました。この本では広い種類の課題、特に複数の音楽ラインを演奏するときに協調させる能力を開発する課題が提供されます。Hindemithの指示を無視して、tonic solfaシラブルを使うことをお勧めします。tonic solfaについて詳しくは、http://en.wikipedia.org/wiki/Tonic_sol-faのTonic sol-faを参照ください。
HoffmanのThe Rhythm Bookはtakadimiリズムシステムのために特別に書かれました。Hallの教科書と同じように、The Rhythm Bookは簡単な課題から難しい課題に進み、演奏のための役に立つ指示を提供します。
Karpinskiの2つの教科書は音楽家がいかにしてオーラルスキルを獲得するかについての20年における研究の結果です。Manualには、あなたが音楽の要素と本物の音楽を聴くトレーニングをするときの指示、課題、そしてヒントが書いてあります。さらに、いかに音楽を演奏し、想像するかについても書いてあります。AnthologyはManualで議論されている話題と同じ章で構成され、ほとんど説明は書いてありません。Anthologyは広い種類の音楽の抜粋を収録します。あるものはパブリックドメインで、あるものは著作権のもとにあります。'クラシック音楽'の聖典から民謡にいたるまで。3声部あるいは4声部の課題もあり、オーラルスキルを勉強する人のグループで演奏されるためのものです。
どの本でも、初見歌唱の練習をするときは、曲を歌う前に主音程を固定音程の楽器(ピアノあるいはキーボードシンセサイザーなど)で聴くことをお勧めします。主音程を心に留めて、声を出して歌うことなく、曲の最初の音を探します。そして曲を心の中で、その曲を正確に歌っていると自信が持てるまで何回か歌います。メロディが心の中に得られたら、その曲を正しく歌っていると自信が持てるまで何回でも、大きな声で歌います。曲を完璧に歌った後で固定音程の楽器でそれを演奏してあなたが正しかったかを確かめてください。
あなたの耳を、外部の音源(ピアノなど)にできるだけ頼ることなく作り上げなければいけません。多くの研究は、これはあたなにより柔軟な音楽の心をもたらし、最初の学習曲線はとても険しいものの、あなたは最後には新しい概念をより速く学習できるようになると教えています。
Ben Crowell Eyes and Ears: an Anthology of Melodies for Sight-Singing
Hall Anne Studying Rhythm
Hindemith Paul Elementary Training for Musicains
Hoffman The Rhythm Book
Gary Karpinski Manual for Ear Training and Sight Singing
Gary Karpinski Anthology for Sight Singing
課題を使う
ソフトウエアを開きます。
'Front Page'にいます。
どのタイプの課題をするか決めます。
フォーカスするサブセクションを決めます。
最初の問題を、'New'あるいは'New Interval'もしくは、そのようなボタンをクリックして始めます。
課題によっては、'new'をクリックしないと新しい問題が出ないものもあります。
課題によっては、あなたが正解を答えると自動的に次の問題を出すように設定することができます。
それぞれの課題を聴いたら、正しい答えを探しましょう。
もう一度課題を聞きたいときは、そうします。
聞き直す回数に制限を設けるのはよいことです。
あなたが正しいと思うものを選びます。
次の問題に行きます。それは問題によっては自動でされるかもしれません。あらかじめ、次の問題に行く前に待つ時間を指定することもできます。
これらは、'Sing intervals'です。
'Sing intervals'を選択します。
フォーカスしたいものを選びます。
課題が始まり、あなたが歌う最初の音を演奏します。
最初と次の音を歌ってください。あるいは、次の音だけを歌うと、より難しくなります。(ヒント:ドレミファ音階をつかいなさい!)
Solfegeはあなたが正しく音程を歌えたかわからないので、自分で申告しないといけません。
'Tap generated rhythm'
'Tap generated rhythm'を選択します。
サブカテゴリを選びます。(それらは、書き取りの課題と同じ構成です。ただ、複合音律はありません。)以下を参照ください。
'New'をクリックします。
リズムが演奏されます。注意して聴きましょう。できれば、拍子をとります。
リズムの書き取り課題と同じく、イントロが流れます。
'Tap here'をクリックして、そのリズムを繰り返してください。
スペースバーを使ってタップするのが一番良いです。こうします。
'accuracy'の設定は高すぎることもあります。私は0.30が好みです。
'Config'で、'Number of beats in question'を変更して、難しさを調整できます。
'Sing chord'
'Sing chord'を選択します。
歌いたい和音のタイプを選びます。
Solfegeは自動的に'A'の音を演奏します。もう一度聴くには、'440hz'をクリックします。
昇順に和音を歌います。
'Play answer'をクリックして、正しく歌えたか確認します。音程が同じかよく聞いてください。
次の問題は、'New'をクリックします。
'Config'タブで、組み込みのモデルをどの遠さまで転調するかを変更できます。['key', -5, 5]のままにしておくのがよいです。
'Sing chord tone'
'Sing chord tone'を選択します。
和音の中のどの音を歌う練習をしたいか選択します。
Solfegeは和音をブロック形式で表示と演奏します。あなたは指定された和音の中の音を歌わなくてはなりません。
ブロック形式で和音を繰り返して聴く('Repeat')ことも、アルペジオ形式で聴く('Repeat arpeggio')こともできます。アルペジオ形式で聴くのはずっと易しいので、両方の方法で練習するとよいです。
和音の中の音を正しく歌ったと思ったら、'Play answer'をクリックします。
次の問題は、'New'をクリックします。
これらの課題では、Solfegeのデフォルトを使う代わりに、あなたが自分のトレーニングのフォーカスを変更することができます。課題を開くと、デフォルトの設定がありますが、同じウインドウの'Config'タブでカスタマイズできます。'Configure Yourself'では以下のものがカスタマイズできますが、他の課題ではそれはできません。
'Harmonic intervals'ではm2からM10までの特定の音程を選択したり選択を外したりできます。
'Melodic intervals'と'Sing intervals'ではm2からM10までの特定の音程を選択したり選択を外したりできます。さらに、それらを昇順、降順、あるいは両方でテストする指定ができます。
'Compare intervals'では、短2度から長10度までの特定の音程を選ぶことができます。さらに、最初と次の音程で独立に、和音的か旋律的かを選ぶこともできます。
'Id tone':はそれぞれの音程に'重み付け'を設定して、特定の音に集中するようにできます。オクターブを高くしたり低くしたり調整することもできます。
リズムのすべての課題で、'binary time'は'単純拍子'の意味で、'ternary time'は'複合拍子'の意味です。すべてのセクションで、問題を作るときにどの単拍子のリズムを使うかを選択できます。
これは書き取りあるいはプレイバックです。このセクションで述べられるリズムは、'takadimi'リズムシステムを使っています。詳しくはhttp://www.takadimi.net/takadimiArticle.htmlのThe Takadimi Articleを参照ください。お好みのリズムシステムを使ってください。
リズムの書き取りをするには:
'Rhythm'を選択します。
サブカテゴリを選びます:
Rhythms (easy)は:4分音符、2つの8分音符、4つの16分音符
Rhythmsは:これプラス、ka-di-mi, ta-ka-mi, ta-ka-di, ta-mi, そしてta-kaです。
Rhythms (difficult) は: これプラス、休止符と3連符です。
Rhythms in 3/8は: 複合拍子ですべて
新しい問題は、'New'をクリックします。
'Play'ボタンの上にあるボタンをクリックして、リズムの単位を、最初から最後の順で入手します。
計算するには、紙を使いましょう。
入力を間違えたら、'Backspace'ボタンを使います。
'Repeat'で、もう一度聴くことができます。あまりたくさんはダメです!
'Config'タブで問題ごとの拍子の数を増やして難しさを変えることができます。
間違えたら、直すチャンスがあります。あなたのために、不正解の部分は赤でアンダーラインが引かれます。
リズムのタップバックについては、前記'Singing Exercises'のセクションを参照ください。
これらの書き取り課題は旋律の書き取りのためのものです。ここでは例の種類はあまり多くなく、易しいか難しいかのいずれかで、中間の課題はありません。
'Dictation'をクリックします。
レベルを選びます:
Volkslieder 1: ドイツ民謡(易しい)
Volkslieder 2: ドイツ民謡(易しい)
2つのバッハのインベンションからの部分:2つだけです。4つのカテゴリーの中で最も難しいです。
Norwegian children songs: 3つだけです。(易しい)
音部記号、調性、そして拍子記号はあなたのためにあらかじめ書いてあります。開始の音とタイトルも。
4分音符のボタンで、旋律の一部だけを演奏することができます。
'Play the whole music'は、音楽のすべての部分を演奏します。
'戻る'と'進む'は、書き取りのための曲を変更します。
'Play the whole music'を必要なだけ何回でも(最高でも5−7あるいはそれより少なく、曲にもよります)聴くのがよいです。
音楽の部分だけを聴くのは避けるのがよいです。
紙に曲を書いて、正しくできたと自信が持てたら、'Show'をクリックします。
この課題は自己管理なので、進捗管理はしません。
以下の書き取り課題は和音の書き取りです。和声進行を当てる問題が出ます。さらに、少なくとも外側の音(最も低いものと最も高いもの)を当てる必要もあります。これらの進行は、Common Practice Period和声進行には従っていないのに注意ください。
'Harmonic progressions'をクリックします。
いくつかの和声進行はMMA(以前に述べたように)が必要です。インストール手順は以下を参照ください。
MMAでないカテゴリーは、以下の和声を含みます。
'Easy harmonic progressions': I, II, IV, V, VI
with Inverisons: IV6とV6を加えます。
'Three chords, root position': I, II, III, IV, V, VI
カテゴリーを選択します。
'New'を選択して、問題を得ます。
パッセージは自動的に1回、演奏されます。しかし、調号はわからないかもしれません。書き取り結果を記譜していてどの音程が使われているかわからないときは、調を推測しないといけません。あなたが正しいか知るには、ドレミファ音階相当を使ってください。
和音ボタンをクリックして、あなたが聞き取った和音の列を最初から最後の順で入力します。
例をもう一度聞くには、'Repeat'をクリックします。
間違えたら、'Backspace'をクリックして、最後に入力した和音を消します。
正しいという自信が持てたら、'Guess answer'をクリックします。
次の問題は、'New'をクリックします。
イントネーションの課題をするには、'Csound'アプリケーションをインストールする必要があります。Csoundをインストールする手順はsect-Musicians_Guide-Solfege-Install_Csound を参照ください。
'Intonation'をクリックします。
すべての課題は、昇順の完全5度をテストします。数字が1.0に近ければ近いほど、音が外れている距離が小さいです
新しい問題は、'New'をクリックします。
音程が自動的に演奏されます。
音程を繰り返すには、'Repeat'をクリックします。
2つめの音が、フラット(音の間隔が小さすぎる)、合っている、(間隔が正しい大きさ)あるいはシャープ(間隔が大きすぎる)のいずれかを選択します。
正しいと自信が持てたら、対応するボタンをクリックします。
新しい問題は、'New'をクリックします。
これは、Fedora 14 Musicians' Guide http://docs.fedoraproject.org/en-US/Fedora/14/html/Musicians_Guide/index.html の部分を私が訳したものです。Creative Commons Attribution–Share Alike 3.0 Unported license ("CC-BY-SA")にしたがって https://sites.google.com/site/kandamotohiro で配布されます。kanda.motohiro@gmail.com