Fedora 15
編集者
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概要
この文書は Fedora 15 リリースノートを記述します。
バグレポートや機能強化のリクエストなどを提出していただくことにより、 Fedora Project コミュニティの継続的な Fedora 改善活動を支援することができます。 バグや機能についての詳細は Fedora wiki 上の Bugs And Feature Requests を参照してください。 ご参加ありがとうございます。
Fedora に関する全般情報をもっと知りたい場合は、以下の Web ページを参照してください。Fedora wiki (http://fedoraproject.org/wiki/)
いつものように、 Fedora は開発と、 ( RedHat の貢献 ) 最新のフリー及びオープンソースのソフトウエア (Fedora 15 の特徴) の統合を続けています。以下のセクションは、 Fedora の前回のリリースからの、大きな変更点を簡単に示します。
以下は、 Fedora 15 の主な特徴です:
新しい GNOME 3 シェルを含む GNOME 3
KDE 4.6 では、改善されたプラズマワークスペース 、機能強化された主要アプリケーション、メモリ効率の改善。
XFCE 4.8 では新しいパネルや Thunar の拡張など。
Virt-manager での Spice サポートや、 Xen ホストサポートなどの、仮想化の改善。
注記
この文書では、新しい仮想化 UI である Spice と、昔からある回路モデリングアプリケーションである spice を、前者に大文字の S を使うことで区別します。
ライブイメージの圧縮率を上げ、 CD でより多くのアプリケーションを提供できるようにしました。
システムとセッション管理を systemd で行うことで、より一貫した設定が得られ、ブート性能が改善しました。
Fedora 15 に含まれる他の特徴について、より詳しくは、: http://fedoraproject.org/wiki/Releases/15/FeatureList を参照ください。
1.3.1. x86 アーキテクチャでの必要なプロセッサとメモリ
以下の CPU 仕様は、インテルプロセッサの用語で述べられています。他のプロセッサ、例えば AMD, Cyrix, そして VIA 製のように、以下のインテルプロセッサと互換で等価であるものであれば、 Fedora で使うことができます。Fedora 15 は Intel Pentium Pro あるいはそれ以上のプロセッサを必要とし、 i686 および以降のプロセッサ用に最適化されています。
テキストモードでの推奨: 200 MHz Pentium Pro 以上
グラフィカルモードでの推奨: 400 MHz Pentium Pro 以上
テキストモードでの必要最小メモリ: 256 MiB
Minimum RAM for graphical: 384 MiB
Recommended RAM for graphical: 512 MiB
1.3.2. x86_64 アーキテクチャでの必要なプロセッサとメモリ
テキストモードでの必要最小メモリ: 256 MiB
Minimum RAM for graphical: 384 MiB
Recommended RAM for graphical: 512 MiB
1.3.3. 全てのアーキテクチャでの必要なハードディスクの容量
完全なパッケージは 9 GB 以上のディスク容量を占有することがあります。最終的なサイズは、インストールするスピンやインストール時に選択されるパッケージによって完全に決まります。インストールの間、インストール環境をサポートするために追加のディスク容量が必要とされます。この追加のディスク容量は、 /Fedora/base/stage2.img (インストールディスク1)のサイズと、インストールされるシステムの /var/lib/rpm にあるファイルサイズを加えたものになります。
要するに、追加で必要な容量は、最小インストールでは少なくとも 90 MiB、より大きいインストールで 175 MiB です。
ユーザーデータがあれば、そのために追加の容量が必要です。さらに、システムが正しく動作するためには、少なくとも 5% の空き容量が保持されるべきです。
Fedora コミュニティーにコメント、 提案、 バグ報告などをしてい頂くため時間をお割き頂きありがとうございます。 こうしたコメントや提案、 バグ報告は世界的な規模で Fedora、 Linux、 そしてフリーソフトウェアの位置付けの改善につながります。
1.4.1. Fedora に含まれるソフトウェアにフィードバックを行う方法
Fedora ソフトウエアあるいはその他のシステム要素についてフィードバックを行うには、 バグと機能リクエスト を参照ください。このリリースについての、広く報告されているバグと既知の問題のリストは、 一般的な F15 バグ を参照ください。
1.4.2. Fedora のリリースノートに対してフィードバックを行う方法
もし、リリースノートに対して、どんな形であれ改善できることがあると感じた時、あなたのリリースノートを書いた担当者に直接フィードバックを行うことができます。フィードバックを行う方法としては、次のいくつかの方法があります。
Fedora のアカウントがある場合は Docs-Beats にある内容を直接編集します。
テンプレート のバグ報告の情報を埋めてください。 - このリンクはリリースノートに対するフィードバックの専用です。 詳細は上記の注意を参照してください。
E-mail によるリリースノート用メーリングリスト: relnotes@fedoraproject.org
2.1.1. GNOME
Fedora 15 は、 GNOME 3 を採用しました。それは、10年に渡る GNOME ユーザ体験の、最初の大きな見直しをもたらしました。GNOME 2.0 プラットフォームと同じように、 GNOME 3.0 リリースは開始点であり、 いくつかの機能強化 が、今後のリビジョンで予定されています。
以下の記述の多くは、 GNOME 3 のオンラインヘルプでも見ることができます。ヘルプアプリケーションを開始するには、マウスを左上のアクティビティホットスポットに持って行きます。そして、"help" とタイプしてアプリケーションを探すか、あるいは、アプリケーションを選択して、メニューからヘルプを探してください。
2.1.1.1. GNOME シェル
新しい GNOME シェルはシステムと相互作用するための新しい方法で、高い生産性をもたらします。シェルは、完全に再設計されたインタフェースと、エレガントで使いやすいツールを特徴とします:
トップバーは、設定、カレンダー、そして主要なハードウエアへの直接のアクセスを提供します。
左上のアクティビティホットコーナーは、すべてのアプリケーションと検索への簡単なアクセスを提供します。また、お気に入りのアプリケーションのドックでもあります。
通知の改善。例えば、他のアプリケーションにコンテキストを変更する必要のない、メッセージがサポートされます。
キーボード中心のユーザにも、ポイントアンドクリックのユーザにも、シェル全体に渡るアクセスが提供されます。
コントロールパネルは、システムと個人的な設定を1箇所にまとめます。
他の多くの改善と、完全な情報は、 http://fedoraproject.org/wiki/GnomeShell および http://live.gnome.org/GnomeShell を参照ください。
以下の wiki ページには、主な変更と、ワークフローの違いが説明されています。
新しい GNOME 3 ユーザ体験は、 3D アクセラレーションが可能なビデオカードを必要とします。Fedora 15 は、フリーソフトウェアのドライバで、可能な限り多くのこれらのカードをサポートします。それには、 NVidia グラフィックスカードのための nouveau ドライバ、 AMD グラフィックスカードのための radeon ドライバ、そして Intel グラフィックスカードのためのintel が含まれます。もし、きちんとサポートされている 3D アクセラレーションが検出できなかったときは、 GNOME 3 はフォールバックモードになり、 GNOME シェル のふるまいを模倣します。 Nouveau での 3D サポートはデフォルトで有効であり、 mesa-dri-drivers-experimental パッケージはインストールする必要がありません。
2.1.1.1.1. どうやってアプリケーションを見つければ良いですか?
左上の角に行って、ホットスポットをアクティベートします。そこで、 アプリケーション をクリックします。あるいは、スーパー キー (Windows キーとも呼ばれます)もしくは Alt+F1 を押して、アプリケーションの名前もしくは関連する用語をタイプし始めます。
2.1.1.1.2. 設定を変えるにはどうしたらよいですか?
右上のユーザメニューをクリックして、 システム設定 を選択します。より高度な設定をするには、 gnome-tweak-tool パッケージをインストールしてください。
2.1.1.1.3. システムをシャットダウン、電源オフ、あるいは再開始するには、どうしたら良いですか?
Alt キーを押しながら、ユーザメニューをクリックします。メニューの最後にある サスペンド メニューアイテムが、 パワーオフ...に変わります。 Alt キーを押したまま、そのアイテムをクリックします。システムをシャットダウンするか、再開始するかのオプションがあらわれます。
2.1.1.1.4. ラップトップのふたを閉めた時のふるまいを、どうやって変えれば良いですか?
デフォルトでは、ラップトップのふたを閉めた時には、システムがサスペンドします。このデフォルトは変更することができます。(さらに、システムがバッテリーで動作しているか、AC 電源で動作しているかによって、変えることもできます。)
gnome-tweak-tool を使うか、もしくは、以下のどちらか、あるいは両方のコマンドを使ってください。
gsettings set org.gnome.settings-daemon.plugins.power lid-close-ac-action "blank"
gsettings set org.gnome.settings-daemon.plugins.power lid-close-battery-action "blank"
2.1.1.1.5. ウインドウを最大化、あるいは最小化するにはどうしたら良いですか?
Red Hat の Owen Taylor、 GNOME シェルの主要な開発者の一人、が、デフォルトでこれらのボタンを削除した理由を ここ に述べています。しかし、最大化と最小化は、ウインドウタイトルを右クリックするか、Alt+Spaceを押すかすれば、コンテキストメニューから 利用可能 です。ウインドウタイトルをダブルクリックするか、ウインドウをデスクトップの上の端へドラッグしても、最大化することができます。ボタンの見ためを変えるには、 gnome-tweak-tool を使ってください。
2.1.1.1.6. ウインドウをタイル状に配置することはできますか?
デスクトップの左もしくは、右の端にウインドウをドラッグすることで、ウインドウをタイル状に配置できます。ウインドウの大きさは、デスクトップのそちらの半分を占めるように自動的に変更されます。
2.1.1.1.7. パネルが、完全な日付と時刻を表示するようにするにはどうしたら良いですか?
gnome-tweak-tool を使うか、もしくは、以下のどちらか、あるいは両方のコマンドを使ってください。
gsettings set org.gnome.shell.clock show-date true
gsettings set org.gnome.shell.clock show-seconds true
2.1.1.1.8. アプレットはどうなったのですか?
今までの GNOME パネルアプレットは、gnome シェルではサポートされません。理由は、 ここ を参照ください。 GNOME 3 の全般的設計では、小さな帯やスクリーンのはじのスペースになんでもかんでもつめ込むのではなくて、完全なアプリケーションに重点を置いています。しかし、 Firefox 拡張と同じように、シェルの拡張機能を開発している人々もいます。コードは、 この git リポジトリ にあります。しかし、これが、洗練され、パッケージ化された形式で GNOME 3.0 で利用可能となるとは思われません。
既存のアプレットのうち、新しい libpanel-applet を使うように修正されたものは、 フォールバック モードで利用可能です。しかし、フォールバック はデフォルトの動作モードとは考えられていないので、将来には、活発な開発がされていないと思われます。アプレットと、 gnome シェルへの移行について、より詳しくは、 この GNOME wiki ページ を参照ください。
アプレットによっては、必要であれば -w オプションによって、独立したウインドウで動作することができるものもあります。
2.1.1.1.9. 同じアプリケーションを複数、実行するにはどうしたら良いですか?
左端のダッシュバーにあるアイコンを右クリックして、”新しいウインドウ” をクリックします。アプリケーションのウインドウからも、同じ動作をすることができます。アプリケーションによっては、ファイルメニューから新しいウインドウを開くことができるものもあります。
2.1.1.1.10. マルチモニターは、どのようにサポートされますか?
すばらしい!詳しくは、 このブログ記事 を参照ください。
2.1.1.1.11. テーマはどうなったのですか?
GNOME シェルは、デフォルトではテーマをサポートしません。しかし、CSS を使ってテーマをサポートする拡張機能があります。テーマは、システム全体で、あるいは、ユーザごとに変えることができます。例えば、テーマへの参照と、それを使うための手順は、以下を参照ください:
高度なユーザへ:
システム全体のテーマの変更には、 このサードパーティツール を使うことができます。個人ごとの変更には、 GNOME シェル拡張が 利用可能 です。拡張をインストールしたら、 gnome-tweak-tool を使ってテーマを変更できます。
2.1.1.1.12. アクセラレーションをサポートしないハードウエア、ドライバについてはどうですか?
そのようなユーザ向けに、 GNOME はフォールバックモードを提供します。それは、変更されたバージョンの Metacity と GNOME Panel を使い、ハードウエアアクセラレーションなしで動作します。フォールバックモードは、 GNOME シェルが開始できないときに自動的に有効になります。フォールバックモードは、 GNOME 2.x のユーザ体験とは異なることに注意ください。それは、 GNOME シェルのユーザ体験を可能な限り模倣します。Red Hat の Adam Jackson は、GNOME シェルを、ソフトウエアアクセラレーションだけを使って動作するように 作業中 であり、既にいくらかの成果をあげています。
2.1.1.1.13. GNOME シェルは、仮想マシンのもとで動きますか?
もし、お使いの仮想化ソリューションがハードウエアアクセラレーションをサポートしているならば、イエスです。そうでないなら、自動的にフォールバックモードが使われます。
2.1.1.1.14. 強制的にフォールバックモードを使うことができますか?
右上のユーザメニューをクリックして、 システム設定 -> システム情報 -> グラフィック を選択し、 強制フォールバックモード スイッチをオンにします。
2.1.1.1.15. Fedora 14 ビンテージ GNOME シェルデザインはどうなったのですか?
それは、最終的な GNOME 3 デザインに至る、反復する設計と学習プロセスの一部である実験でした。コードは GNOME をより使いやすくするために、そのデザインを超えて進化しました。
2.1.1.1.16. デスクトップはどこですか?
デスクトップワークスペースは、ユーザの ~/Desktop ディレクトリの内容を表示しなくなりました。そのディレクトリとその内容は、ファイルアプリケーションを使えばアクセスできます。ファイルアプリケーションを使うには、マウスをアクティビティホットスポットに持っていくか、 スーパー キーを使うか、 Alt+F1 複合キーを使います。そして、 "files" とタイプするか、 アプリケーション メニューから、ファイルを選択します。ファイルアプリケーションを、あなたのダッシュ、左端の、お気に入りのアプリケーション、に登録することもできます。
2.1.1.1.17. ログインした時にプログラムを自動的に実行するにはどうしたら良いですか?
自動的に開始するプログラムを設定するには、 gnome-session-properties を使ってください。デスクトップファイルを作成したり、それを /usr/share/applications から、あなたのホームディレクトリの、 ~/.config/autostart にコピーすることもできます。
2.1.1.1.18. caps lock キーを、もうひとつの control キーにするには、どうしたら良いですか?
右上のユーザメニューをクリックして、 システム設定 を選択します。
地域と言語 -> レイアウト -> オプション -> Ctrl key position -> Make Caps Lock an Additional Control
2.1.1.1.19. スクリーンの録画
シェルは、組み込みのスクリーン録画機能を持っています。録画を開始するには、 Ctrl+Alt+Shift+R を押します。すると、スクリーンの右下の角に録画アイコンがあらわれます。録画を終わるには、 Ctrl+Alt+Shift+R をもう一度、押します。デフォルトで、スクリーンは、 shell-YYYYMMDD-N.webm という名前のファイルに録画されます。YYYYMMDD は今日の日付で、 N は、録画ごとに+1されます。
2.1.1.1.20. ヘルプ!ネットワークが動かない。
よほど簡単なネットワークを除けば、ユーザは ネットワーク接続 アプリケーションで静的 IP アドレスやゲートウェイアドレスなどを設定すると思います。
ネットワーク接続のアイコンはわかりにくいところにあります。
ネットワーク接続 のアイコンを探すには、 アクティビティ スクリーンの右上の検索 ボックスに行って、 nm-connection-editor とタイプします。ネットワーク接続 アイコンがあらわれます。
フォールバックモードでは、ターミナルウインドウを開き、 ( アプリケーション -> システムツール -> 端末) nm-connection-editor& とタイプします。
2.1.1.1.21. 既知の問題ページをチェックする
GNOME 3 には、多くの新しく見慣れない機能があります。もしあなたが問題をお持ちの場合は、 Fedora wiki の、よくある F15 バグページ http://fedoraproject.org/wiki/Common_F15_bugs をチェックしてください。
このページは、新しい問題が発見され、修正されるたびに更新されます。
2.1.1.2. gsettings と dconf
GConf は、GNOME の以前のバージョンで使われた、アプリケーションの設定を保存するための古いシステムです。それは、 GNOME 3.0 では、 GSettings に代わり、多くの主要なプログラムは既に移行を終えました。 Fedora 14 は、GSettings を含む最初の Fedora リリースでした。GSettings は複数のバックエンドをサポートし、 Fedora 15 でのデフォルトは、 dconf です。gsettings コマンドラインユティリティは、以前のリリースの gconftool-2 に相当しますが、 gsettings は、スキーマとキーをコマンドラインで自動補完する点で、より機能が豊富です。dconf-editor は、以前のリリースでの gconf-editor と同様に、設定を管理するためのグラフィカルなエディタを提供します。
gsettings を使う例をいくつか:
gsettings Usage: gsettings COMMAND [ARGS...] Commands: help Show this information list-schemas List installed schemas list-relocatable-schemas List relocatable schemas list-keys List keys in a schema list-children List children of a schema list-recursively List keys and values, recursively range Queries the range of a key get Get the value of a key set Set the value of a key reset Reset the value of a key writable Check if a key is writable monitor Watch for changes Use 'gsettings help COMMAND' to get detailed help.
gsettings list-schemas org.gnome.nautilus.desktop org.gnome.color-manager org.gnome.gedit.plugins.filebrowser.nautilus org.gnome.settings-daemon.peripherals.wacom ...
gsettings list-schemas | grep shell org.gnome.shell org.gnome.shell.clock org.gnome.shell.recorder org.gnome.shell.calendar
gsettings list-keys org.gnome.shell command-history development-tools disabled-extensionsdisabled-open-search-providers enable-app-monitoring favorite-apps looking-glass-history
例: gsettings を使って、トップパネルのデジタル時計を日付と秒を表示するようにする。
gsettings set org.gnome.shell.clock show-date true
gsettings set org.gnome.shell.clock show-seconds true
2.1.1.3. GTK+ 3.0
GTK+ 3.0 は、 Fedora 15 に含まれ、アプリケーション開発者のための多くの機能強化を特徴とします。ツールキットの変更点は:
入力デバイスの現代的な扱い
古い X11 メソッドのラッパーの代わりとして、Cairo を使った、改善され、簡単になった描画
なじみのある CSS シンタックスを使った、新しいテーマ API
ウインドウトラッキングや、唯一性の保証など、より簡単なアプリケーションサポートの、初期的な実装
2.1.2. IcedTea
Fedora 15 には、更新された IcedTea Java プラグインがあります。より完全な詳細は、この文書の Java セクションを参照ください。
2.1.3. KDE
Fedora 15 は、更新された KDE 4.6 ソフトウエア集を採用しました。ソフトウエア集は3つの部分を含みます。
プラズマワークスペース:KDE にログインした時に見えるものです。
アプリケーション:KDE プロジェクトによって維持されているアプリケーション。
プラットフォーム:プラズマワークスペースとアプリケーションを補助するソフトウエアです。デスクトップユーザには、プラットフォームは直接見えません。
2.1.3.1. プラズマワークスペース
アクティビティが、使いやすくなりました。 アクティビティ とは、同時に開いたり閉じたりする複数の異なるアプリケーションです。Fedora 15 の KDE 4.6 では、ウインドウタイトルを右クリックすると、アプリケーションをアクティビティに加えることができます。また、デスクトップの右上の角の Plasma Toolbox をクリックして、アクティビティを管理することもできます。
System Settings の "Power Management" パネルが使いやすくなりました。電源管理プログラムは、より速く、バグがより少なくなるように書きなおされました。
KDE ウインドウマネージャ、 KWin には、新しいスクリプトインタフェースができました。KWin は、グラフィックスハードウエアを検知して、お使いのコンピュータに合うように、性能を調整します。
Task Manager に、開いているアプリケーションを「ピン止め」することができます。「ピン止め」されたアプリケーションを閉じても、Task Manager はそれを表示したままです。
プラズマネットブックインタフェースの、タッチスクリーンのモニターでの動作が改善されました。
2.1.3.2. アプリケーション
Dolphin は、検索バーと「フィルタ」サイドバーを提供します。Nepomuk と 「意味的デスクトップ」タグを使って、ファイルを簡単に探せるようになりました。
Kate は、 kdesdk にあります。Fedora 15 では、多くの新しいプラグインがあります:
GDB (GNU デバッガ)
メニューにスクリプトを追加しました。
SQL データベース接続
Kate がクラッシュした時、保存されていないデータを回復する。
Gwenview, KSnapshot, そして他のグラフィックスアプリケーションは、写真を Facebook や Flickr のようなソーシャルネットワークウェブサイトに直接公開することができます。
2.1.3.3. プラットフォーム
プラットフォームは、他のソフトウエアへの依存をより少なくしました。このため、メモリ使用量が減りました。これは、ネットブックやスマートフォンのような、パワーの小さいコンピュータにとって、便利です。
Nepomuk ライブラリをバックアップすることができます。Nepomuk は、ファイルインデックスと検索のユティリティです。
UPower, UDev, そして UDisks が、HAL に代わって使用されます。この変更は、今のところユーザには影響を与えません。しかし、将来のリリースでは、より多くの機能があるでしょう。
GTK+ アプリケーションのために、新しい Oxygen-GTK テーマを使うことができます。KDE 用に設計されたアプリケーションも、GNOME 用に設計されたものも、KDE にログインした時には同じに見えることでしょう。
2.1.4. Sugar
Fedora 15 で、Sugar は最新のバージョン 0.92 に更新されました。このバージョンは、最初のログインスクリーンでの、大きなユーザビリティ改善と、コントロールパネル、そして 3G ネットワークのサポートなどの新機能を提供します。
2.1.5. Xfce
Fedora 15 では、 Xfce 4.8 が導入されます。この新しいリリースは、 Xfce のゴールである、高速で軽快、しかもユーザフレンドリーなデスクトップ環境を提供しながら、いろいろな新機能と段階的な改善を加えていくという理念に沿うものです。
リモート共有ブラウズ: Thunar, Xfce のファイルマネージャは、 GVFS のサポートを行い、Windows 共有や FTP, Webdav そして SSH サーバーにあるファイルとフォルダへの簡単なリモートアクセスを可能とします。
新しい Xfce パネルは、改善された位置とサイズの扱い、アルファ透過性、新しいアイテムエディタ、そしてドラッグアンドドロップランチャーの作成を提供します。
新しいパネルプラグインには、ウインドウボタン、それはアイコンボックスとタスクリストの機能を1つの設定可能なプラグインにまとめたものです、そして、ディレクトリメニュー、それはフォルダのツリー構造を素早く見ることができるものです、などがあります。
alacarte のような、フリーデスクトップ互換のメニューエディタならばどれからでも行える、簡単なアプリケーションのメニュー編集。
クイックセットアップダイアログを含む、マルチヘッドディスプレイの設定の改善。
キーボードレイアウト選択の改善。暗号のような、言語と変種のコードにはさようなら、あなたの言語のキーボードレイアウトを、あなたの言語で選択しましょう!
そして、 Xfce リリースの尊敬すべき伝統、新しいクロックモード - ファジークロックモード!
2.2.1. Firefox
Firefox 4 が、 Fedora 15 にあらわれました。新しいルックスと性能改善の他に、 Firefox 4 は、パスワードとアドオンの管理の改善、ブラウズ履歴の簡単な保護、ウエブサイトの ID チェックなどの特徴を持ちます。同期のアドインは、ベース Firefox の一部となったので、すべてのブックマークとパスワードを、複数システムの間で一貫して使うことができます。
より詳細は、 http://www.mozilla.com/en-US/firefox/central/ を参照ください。
2.2.2. Ledger
ledger が、新しく Fedora 15 に導入されました。
プロジェクトの github より: "Ledgerは、 UNIX コマンドラインから使うことのできる、強力な複式会計システムです。はでな UI がないので、がっかりするユーザもいることでしょうが、ご自分のデータに比類のないリポートアクセスを望まれる方にとっては、これに代わるものはありません。"
より詳しくは、 https://github.com/jwiegley/ledger/wiki を参照ください。
2.2.3. Libre Office®
LibreOffice® は、オフィス生産性スイートであり、 OpenOffice® に代わるものです。それは、完全にオープンソースであり、それをサポートするコミュニティだけによって運営されます。ワードプロセッサ、プレゼンテーション作成、スプレッドシート作成、データベース作成、数式エディタ、そして描画エディタがあります。
2.2.4. recoll
recoll、個人用のフルテキスト検索ツールが、 Fedora 15 で導入されました。recoll は、圧縮ファイルや、電子メール添付ファイルを含む、ほとんどの一般的な文書タイプを検索することができます。詳細は、 http://www.lesbonscomptes.com/recoll/ を参照ください。
2.3.1. ネットワークデバイスの命名
サーバーは、マザーボードに組み込まれているものや、外付けの PCI カードなど、複数のイーサネットポートを持つことが多くあります。Linux は歴史的に、これらのポートを ethX と名付けてきました。しかし、 ethX という名前とシャーシのラベルには、関連がありませんでした。 ethX という名前は非決定的です。Fedora 15 から、イーサネットポートは、ethX ではなく、物理的な位置に対応する新しい命名スキーマを持つようになります。サーバーのマザーボードに組み込まれているイーサネットポートは em<port_number> と命名され、PCI カードのポートは、シャーシラベルに対応して pci<slot_number>p<port_number> と命名されます。さらに、ネットワークデバイスが SR-IOV 仮想ファンクションであるか、 Network Partitioning (NPAR) をサポートしている場合には、名前は _<virtual_function> あるいは _<partition> というサフィックスを持ちます。
命名規則を変えることで、システム管理者はもう ethX と物理ポートのマッピングを推測することも、それぞれのシステムごとにポートをなんらかの「正しい」順序になるように名前を付け直す回避策を行うことも、必要がなくなります。
この機能は、SMBIOS 2.6 以降(特に、フィールドタイプ9と41)によりネットワークポートの命名情報を公開するすべての物理システムに影響します。 Dell PowerEdge 10G およびそれより新しいサーバー (PowerEdge 1950 III ファミリー, PowerEdge R710 ファミリー、および、より新しいもの), そして HP ProLiant G6 サーバーとそれより新しいものは、この情報を公開することが知られています。いくつかの新しいデスクトップモデルも同じです。さらに、ほとんどの古いシステムはいくらかの情報を PCI IRQ Routing Table で公開しており、それは SMBIOS で情報が得られないときに使われます。
ゲスト仮想マシンとして動作する Fedora は、 ethX の名前を使い続けます。
既存のインストールから Fedora 15 にアップグレードされたシステムでは、 /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules が削除され、すべての /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-* ファイルから HWADDR 行が削除され、それらのファイルが新しいデバイス名に変更されるまで、名前の変更は起きません。
/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules にルールを書くことで、好きなようにデバイスの名前を変えることは、今までどおり、可能です。それは、物理位置による命名スキーマより優先されます。そのルールは、例えば、このようなものです:
SUBSYSTEM=="net", ACTION=="add", DRIVERS=="?*", \ ATTR{address}=="00:11:22:33:44:55", ATTR{type}=="1", \ KERNEL=="eth*", NAME="public"
この機能は、カーネルコマンドラインに "biosdevname=0" を指定することで無効にでき、そのときは ethX という命名規則に戻ります。
2.3.2. VPN のデフォルト可視性
デフォルトで、 GNOME3 のネットワークマネージャを使った新しいネットワーク接続は、 すべてのユーザーに利用可能 オプションが有効となります。このデフォルト選択は、新しい VPN 接続も含みます。これにより、ラップトップユーザは、 VPN を選択して認証情報を再度入力することなくセッションを再開始できます。しかし、これが望ましくないユーザもいるでしょう。このオプションを除くには、ネットワークを設定するときに、 すべてのユーザーに利用可能 チェックボックスをオフにしてください。
このオプションを、接続が既に作られた後で変更するには、トップバーでネットワークマネージャのアイコンを選択して、ネットワークメニューで ネットワーク設定 を選択します。ネットワーク設定ウインドウが開きます。目的の接続を選択して、 オプション ボタンを選択します。接続ウインドウの一番下で、 すべてのユーザーに利用可能 チェックボックスをオフにして、 保存... を選択して設定を保存します。
2.4.1. Indic Typing Booster
Indic Typing Booster は、インド言語のための、予想的テキスト入力メソッドです。現在、 Hindi, Marathi そして Gujarati をサポートします。詳しくは、feature page を参照ください。
2.4.2. ルピー記号
Fedora 15 は、新しいオフィシャルなインドルピー通貨記号 (ユニコードポイント U20B9) の表示と入力をサポートします。
2.4.3. 中国語サポートパッケージのグループ
Fedora 15 では、中国語のサポートをより良くするために、 "Chinese Support" パッケージグループが、 "Simplified Chinese Support" と "Traditional Chinese Support" パッケージグループに分割されました。
2.5.1. Design Suite
'Graphics' yum グループは、 'Design Suite' という名前に変わりました。このグループは、伝統的なグラフィックスツールである gimp や inkscape だけでなく、ビデオとオーディオのツールも含みます。
名前と違って、このグループは、モデリングや、UML、 あるいは他のデザインツールは含みません。マルチメディアアプリケーションだけを含みます。
このセクションでは、いくつかのゲームとエンターテインメントの説明をします。それらは Fedora 15 で、多くの新しい機能と開発上の改善がありました。Fedora 15 でのすべてのゲームの変更点については、http://fedorapeople.org/groups/docs/technical-notes/en-US/ar01s02.html を参照ください。
2.6.1. Alien Arena
Alien Arena は、オープンソースフリーウエアの、デスマッチシューターです。
Fedora 15 では、 Alien Arena 2011, バージョン 7.50 が採用されました。 目立った機能としては、2つの新しいマップ、(Annihilation と Neptune), 新しいバックグラウンドミュージック、新しい IRC クライアントなどです。 コンピュータアニメーション (Ragdoll physics) は、 Open Dynamics Physics Engine を使い、ゲームでは、より高速な粒子のレンダリングが可能となりました。詳しくは、 http://icculus.org/alienarena/changelogs/7.50.txt を参照ください。
2.6.2. Colossus Arena
Colossus Arena は、 java による Titan ボードゲームのクローンです。2から6人向けの、ターンベースのファンタジーウオーゲームです。
このバージョン、 0.12.0 では、魔術師の召喚を最初のターンでは無効にする新しいオプション、 "DinoTitan", ができました。そして、天使と、捕獲された軍隊のマーカー表示が新しくなりました。さらに、全体的な改善と多くのバグ修正があります。詳しくは、 http://colossus.sourceforge.net/docs/RecentChangesDetails.html を参照ください。
2.6.3. F.L.A.W.
F.L.A.W. は、5人までで遊べる、フリーの、トップダウンの魔法使いの戦闘ゲームです。
Fedora 15 では、 F.L.A.W. バージョン 1.2.4 が採用されました。その特徴は、新しい戦略ゲームプレイモード、より多くの音楽、低速なコンピュータのためのオプショナルな低品質グラフィックスモード、ジョイスティックの検出などの多くの UI 改善と修正などです。詳しくは、ウェブサイト、http://flaw.sourceforge.net/index.php を参照ください。
2.6.4. Freeciv
Freeciv は、フリーの、ターンベースの、マルチプレイヤー戦略ゲームです。
このリリースはバージョン 2.4 で、以前の 2.2と比べて多くの変更がありました。同時にプレイできる人数が、 126 になり、マップサイズは、 30,000 から 128,000 タイルになり、マップのリニアディメンションが 254 から 512 に、高精細になりました。サーバーとクライアントサイドで再実装がされた結果、ゲームプレイをカスタマイズするための新しい機能が加わりました。そして、プレイヤーの体験を高める新しいルックスとルール。詳細(たくさんあります!)は、アップストリームのウェブサイト http://freeciv.wikia.com/ を参照ください。
2.6.5. FreeCol
FreeCol は、ターンベースの戦略ゲームであり、昔のゲーム Colonization をベースとし、 Civilization に似ています。
Fedora 15 で、 FreeCol はバージョン 0.8.3 から 0.9.5 に更新されました。リリース 0.9 は2010年1月にローンチされ、開発者は考察サイド (AI) をより高性能にしました。グラフィックスサイドでは、新しいビルのグラフィックス、新しい森と海岸の画像、 MigLayout を使ったパネルとダイアログの再設計、小さなディスプレイ (1024x600) でのより良い統合などを導入しました。プレイヤーのための新しいルールもあります。ウェブサイト http://www.freecol.org/ を参照ください。
2.6.6. FreeDink
GNU FreeDink は、 Dink Smallwood ゲームエンジンの、フリーで、ポータブルで、機能強化されたバージョンです。
Fedora 15 では、 FreeDink はバージョン 1.08.20100420 から v1.08.20101114 になりました。いくつかのクラッシュを修正し、ゲームの速度を3倍にする新しいターボモードを導入し、新しい言語もサポートしました。詳しくは、ウェブサイト http://savannah.gnu.org/projects/freedink/ を参照ください。
2.6.7. gbrainy
gbrainy は、脳トレーニングゲームで、楽しみながらあなたの脳をトレーニングします!!!
この GNOME ゲームのバージョン 1.52 では、新しい11個の論理ゲームが加わり、ユーザビリティが向上しました。詳しくは、 gnome ウェブサイト http://live.gnome.org/gbrainy/Releases を参照ください。
2.6.8. supertuxkart
SuperTuxKart は、フリーの 3D カートレーシングゲームです。
Fedora 15 では、バージョン 0.6.2 から 0.7 に更新されました。多くのバグ修正の他に、このバージョンの superTux では新しいGUI が採用され、カートとトラックのアニメーションが追加され、新しく改善されたトラック、カート、アイテムが加わりました。ショートカットや、トラックのための代替手段もあります。開発者はアジアのフォントのサポートを追加しました。詳細は、アップストリームプロジェクト http://supertuxkart.sourceforge.net/Main_Page を参照ください。
2.6.9. zaz
zaz は、ボールを3連に並べるパズルゲームです。
Fedora 15 では、 zaz はバージョン 0.7.0 から 1.0.0 に更新されました。新しいスプラッシュスクリーン、新しいゲームレベル、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ハンガリー語、ロシア語、ポーランド語、それにトルコ語のロケールの追加と更新、があります。いくらかのバグ修正も。詳しくは、プロジェクトウェブサイトの Changelog http://sourceforge.net/projects/zaz を参照ください。
Live イメージには、XZ 圧縮が使われるようになりました。 この結果、デスクトップスピンにおいて 19% の圧縮率の改善、ゲームスピンにおいて 9% の改善がなされ、これらのスピンにより多くの内容を入れることができるようになりました。もし、あなたがご自分のスピンをお作りの場合、 XZ が現在のデフォルトですが、 2.6.38 より前のカーネルでは動作しないことに注意ください。古いカーネルでも動作する gzip 圧縮をするには、 livecd-creator で --compression-type=gzip オプションを使ってください。
Fedora 15 は、Linux kernel のバージョン 2.6.38 を搭載しています。この Kernel には多くの改善がありますが、このバージョンは、高い負荷の時に応答性を改善する「奇跡を起こすパッチ」が含まれています。
この件及びすべての変更についての詳細は、 http://kernelnewbies.org/LinuxChanges を参照ください。
3.2.1. systemd
systemd は、 SysVinit と Upstart のかわりとなる、システムとサービスのマネージャです。6ヶ月に渡る、より詳細なテストを経て、 Fedora 15 は、デフォルトで、新しいシステムデーモンを導入します。そのコードは、最近の Linux カーネルの利点を最大限に活用することを目的として、ゼロから設計されたものです。
systemd を使うことで、Fedora 15 は特に SSD において、より高速にブートします。systemd は bash スクリプトでなくて.service ファイルを使うため、そのサービス設定ファイル(あるいはユニット)は、 sysvinit スクリプトと比べると理解と設定がはるかに容易です。すべてのデーモンはそれぞれの Linux cgroup に分けられており、ファイルシステム階層の /cgroup/systemd の下に表示されます。init システムの管理的側面は大いに拡張されています。
Fedora における systemd についてのより完全な情報は、 https://fedoraproject.org/wiki/Systemd を参照ください。
3.2.2. /run directory
Fedora 15 は、ランタイムデータを格納するために /run ディレクトリを持ちます。/run は今は tmpfs であり、 /var/run は、それに bind マウントされています。/var/lock は /run/lock に bind マウントされています。アプリケーションは、 /run を、 /var/run と同じやりかたで使うことができます。udev, dracut, mdadm, mount そして initscripts を含むいくつかのプログラムは、ブートの初期段階で、 /var がマウントされる前に、/dev の下の隠れたディレクトリに、ランタイムデータを置いてきました。しかし、 /dev/ は本来、デバイスノードのためだけに使われるものであり、主要なディストリビューションの間では、 そのかわりに /run を使うようにしていくという合意が得られています。 Fedora 15 はこの変革をリードしています。利点や詳細は、 ここ に説明してあります。
この変更は Filesystem Hierarchy Standard と 互換です 。それは、結果について注意深い考察がされるならば、ディストリビューションが、ルート階層の下に新しいディレクトリを作ることを許しています。最新の FHS 仕様の共著者は、この変更について、 支持を表明 しました。Lennart Poettering は、 FHS 仕様がこの変更を含むように更新されるよう、 要求 を登録しました。
3.2.3. /var/run と /var/lock
/var/run と /var/lock は、現在は、 tmpfs の /run と /run/lock に bind マウントされたもので、リブートすると、内容は消去されます。アプリケーションは開始時に、それぞれのファイル、ディレクトリを再作成する必要があります。パッケージインストールのときにこれを行うだけでは十分ではありません。必要であれば、 systemdの tmpfiles.d 機構を使って、ブート時に /var/run と /var/lock 以下のディレクトリとファイルを再作成することもできます。詳細は、 tmpfiles.d(5) (http://0pointer.de/public/systemd-man/tmpfiles.d.html) を参照ください。さらに、その設定の例については、 /etc/tmpfiles.d 以下の設定ファイルを参照ください。 tmpfiles.d の Fedora パッケージングガイドラインは、 http://fedoraproject.org/wiki/Packaging:Tmpfiles.d にあります。
3.2.4. 4kB セクターのディスクブートサポート
UEFI 環境で、4kB セクターのディスクからのブートが、サポートされました。
このセクションでは、 Fedora 15 のセキュリティの変更と改善について述べます。
3.3.1. ダイナミックファイアウォール
Fedora 15 は、オプショナルなファイアウォールデーモン (FirewallD) のサポートを追加しました。これは、 D-Bus インタフェースを使い、ダイナミックなファイアウォール管理を可能とします。
system-config-firewall を使った以前のファイアウォールモデルは、静的で、どんなに簡単な変更であっても、ファイアウォール全体の再開始を必要としました。これにより、フィルターされた接続は切断されました。FirewallD では、ファイアウォールをダイナミックに変更することができ、ファイアウォールの再作成は必要ありません。現在、 iptables, ip6tables そして ebtables がサポートされます。Fedora 15 では、シンプルなトレイアプレットが、ファイアウォールの状態を表示し、ファイアウォールのサービスを有効にしたり無効にしたりできます。
詳細は、 Fedora wiki ページ https://fedoraproject.org/wiki/Features/DynamicFirewall and https://fedoraproject.org/wiki/Features/FirewallD/ を参照ください。
3.3.2. FreeIPA 2.0
FreeIPA は、統合された、セキュリティ情報管理ソリューションで、 Linux (Fedora), 389 (以前、 Fedora Directory Server と呼ばれていました), MIT Kerberos, NTP, DNS を組み合わせたものです。ウェブインタフェースと、コマンドラインの管理ツールがあります。
FreeIPA v2.0 の機能は:
Kerberos あるいは LDAP による中央集権的な認証
ユーザ、グループ、ホスト、そしてサービスの ID 管理
UI/CLI のためのプラグ可能で拡張可能なフレームワーク
豊富な CLI
ウェブベースのユーザインタフェース
Server X.509 v3 証明書のプロビジョニング機能
ホストのグループ化を含むホスト ID 管理
SSSD のための IPA バックエンドによって、クライアントサイドで実施されるホストベースのアクセスコントロールルールを定義すること
IPA に格納されているユーザとホストオブジェクトに基づいて、ネットグループを提供すること
異なるクライアントにオートマウントマップのセットを提供すること
より細かい、権限移譲の管理
グループベースの、パスワードポリシー
集中管理される SUDO
プライベートグループの自動的管理
幅広いクライアントとの互換性
簡単なパスワード移行
IPA が管理する、オプショナルな、統合された DNS サーバ
IPA が管理するサーバ証明書を管理するための、オプショナルな、統合された Certificate Authority
レガシーシステムのために、 NIS サーバーとして動作可能
マルチマスター複製をベースとする、マルチサーバー配備をサポート
MS アクティブディレクトリとの、ユーザとグループの複製
詳細は、 http://www.freeipa.org/ を参照ください。
3.3.3. OpenSCAP
Fedora 14 で最初に導入された OpenSCAP は、NIST により管理される SCAP 系列の標準を実現するためのより簡単なパスを提供する、オープンソースライブラリのセットです。SCAP 標準は、エンタープライズシステムのセキュリティを維持するための標準化されたアプローチを提供するために作られました。例えば、パッチが存在することを自動的に確認する、システムセキュリティ構成の設定をチェックする、そして侵入の痕跡がないか調査する、などを扱います。
Fedora 15 では、 openscap 、 SCAP 系列の標準を実現するオープンソースライブラリのセット、がバージョン 0.6.3 から 0.6.8 に更新されました。この開発ステージの間には、perl 正規表現がデフォルトで完全にサポートされ、 OVAL float タイプがサポートされ、 XSL 変換が改善され、 Dublin Core がサポートされ、 OVAL スキーマバージョン 5.6 が追加され、 XCCDF レポートが改善されました。
Fedora 15 では、 secstate, セキュリティステート構成ツール、が、バージョン 0.4.1 をもとに再ビルドされました。
簡単で一般的なシステムリカバリー作業を自動化する、firstaidkit, システムレスキューキットは、バージョン 0.2.17 から 0.2.18 に更新されました。
詳しくは、このページ http://www.open-scap.org/page/Main_Page を参照ください。
3.3.4. authoconfig ecryptfs
Fedora 15 では、 Linux におけるスタックされた暗号化ファイルシステムである eCryptfs のサポートが改善されました。ecryptfs ユーザがログインすると、 authconfig は自動的に、その人のホームディレクトリの、プライベートな暗号化された部分をマウントするようになりました。
詳細は、 wiki ページ https://fedoraproject.org/wiki/Features/EcryptfsAuthConfig を参照ください。
3.3.5. setroubleshoot
setroubleshoot のユーザインタフェースは、 SELinux の問題を診断するのがより容易になるように、再設計されました。現在の setroubleshooter では、ユーザに、問題解決のために「最適な」マッチが1つだけ、返されました。新しい設計では、すべてのマッチが返されます。例えば、もし samba が、許可されない情報を読もうとした場合、以下が管理者に通知されるでしょう。その情報を、 samba_share_t とラベルする、あるいは、 SELinux の設定で、 samba がすべての情報をリードオンリーで、もしくは読み書き可能に共用できるようにする、あるいは、これはバグもしくは攻撃であり、 samba はこの情報を読もうとするべきではない。
インタフェースは、より説明しやすい、以下のような定義が導入されて、簡単になりました。
もし、 samba が、システム全体をリードオンリーで共用するようにしたいならば、 samba_export_all_ro ブール値を設定して、SELinux にそれを伝えます。 以下のコマンドを、ルートで実行します。 setsebool -P samba_export_all_ro=1
3.3.6. setuid を除去
Fedora 15 は、 setuid アプリケーションを除去して、その代わりに、アプリケーションに必要なそれぞれの権限を与えるようにしました。setuid アプリケーションを含むほとんどのアプリケーションの spec ファイルを変更して、setuid フラグを除き、ファイル権限に変更しました。
すべての詳細は、 https://fedoraproject.org/wiki/Features/RemoveSETUID を参照ください。
3.4.1. Boxgrinder
BoxGrinder Build は、簡単なプレーンテキストの、アプライアンス定義ファイルからアプライアンス(仮想イメージ)を作る、使いやすいコマンドラインツールです。BoxGrinder は、 VMware や EC2 のような技術をサポートするプラグインを使って、様々な種類の仮想化あるいはクラウドプラットフォームのためのアプライアンスを作成することができます。
BoxGrinderの使い方の概略については、クイックスタートページ (http://boxgrinder.org/tutorials/boxgrinder-build-quick-start/) を参照ください。
3.4.2. virt-manager での Spice サポート
Fedora 15 では、 virt-manager は、仮想化デスクトップを扱うための完全なオープンソースソリューションである Spice をサポートします。Spice をサポートする仮想マシンは、今では、コマンドラインを使うことなく作ることができます。さらに、すべての Spice 機能強化を、 virt-manager から、直接、簡単に、利用できます。spice-gtk ライブラリを使えば、クライアントを、 Python あるいは C で、あるいは、 gobject-introspection binding を使って開発することもできます。
3.4.3. libvirt の多くの改良
Fedora 15 では、 libvirt は、いろいろな仮想マシンと接続するための多くの新しい API をサポートするようになりました。SPICE を使ったグラフィクス、 KVM ゲストでスマートカードを使うこと、ゲストから見える SMBIOS フィールドを管理すること、メモリーと blkio cgroup パラメータを管理して、ゲストの資源の利用を制限すること、ゲストで IPv6 ネットワークを使うこと、監査機能の改良、そして、任意のモニターコマンドを使って、 qemu-kvm ゲストのデバッグを改善すること、などのサポートが加わりました。
3.5.1. Apache
httpd は、 2.2.16 から 2.2.17 に更新されました。このバージョンは、 mod の修正と、 core の修正及び変更を含みます。
コアの修正及び変更
開始時のドキュメントルートのチェックを抑止する -T コマンドラインオプションの(再)導入。
FollowSymlinks と SymlinksIfOwnerMatch が両方設定されていた場合、シンボリックリンクの所有者をチェックする。
SymlinksIfOwnerMatch で、オリジンのチェック方を修正。
3.5.2. Drupal は、 Drupal6 と、名前が変わりました。
Fedora 15 から、 drupal パッケージとすべてのモジュールパッケージは、 drupal* から drupal6* に名前が変わりました。さらに、すべてのファイルシステム上の位置もこの変更の影響を受けます。古いコンテントを新しい位置に単純にコピーするのは、バージョンが同じはずですから、動くはずです。
この変更は、drupal7 がリリースされた時に、 Fedora/EPEL の複数リリースに渡って並行した drupal バージョンのメンテナンスを簡単にするために行われました。
3.6.1. mysql
mysql は、バージョン 5.5.10 に更新されました。スケーラビリティと性能が向上しました。リリースアナウンスメントによれば: "高信頼性: 新しい準同期的なレプリケーションと、レプリケーションハートビートが、フェールオーバーの速度と信頼性を改善しました。"
この更新は、libmysqlclient 共用ライブラリのバージョン番号を上げるため、そのライブラリを使っているアプリケーションは再コンパイルが必要です。
3.6.2. postgresql
postgresql は、 8.4.7 から 9.0.3 に更新されました。多くのセキュリティとその他のバグ修正の他に、このリリースではいくつかの新しい機能があります。
ログシッピングに基づく組み込みのレプリケーションは、複数のリードオンリーのスレーブサーバーをサポートします。
より簡単な、データベースオブジェクトの権限管理
ストアードプロシージャの大幅な機能強化
より高度なリポート問い合わせ
新しいトリガー機能
遅延可能なユニーク制約
ユニークキーの大量の更新は、トリックを使わなくてもできるようになりました。
排他制約
新しく、機能強化されたセキュリティ機能
新しい、高性能な LISTEN/NOTIFY 機能の実装
VACUUM FULL の新しい実装
不必要なジョインを除くなど、特定のタイプの問い合わせに対する多くの性能向上
EXPLAIN の機能強化
hstore の改善
さらに、新しい contrib モジュール pg_upgrade は、 8.4 から 9.0 へのインプレースアップグレードをサポートします。これは、 Fedora 12 以降のデータベースから、データベースのダンプとリストアをすることなくアップグレードできるということです。これを行うには、 postgresql-upgrade をインストールして、 service postgresql upgradeをルートで実行します。トラブルにそなえて、別のバックアップをとっておくことをお勧めしますが、このアプローチならば、実際のデータベースの変換はほんの数分しか必要としません。
3.7.1. 管理者ユーザ
Fedora 15 は、管理者グループという概念を導入しました。このグループに属するユーザは、以下が可能です:
自分のパスワードを使って、 sudo する。
自分のパスワードを使って、PolicyKit によりいろいろな管理作業に認証する。
自分のパスワードを使って、consolehelper/userhelper によりいろいろな管理ツールに対して認証する。
詳細は、 ここ です。
これは、 'wheel' グループによって実装されています。ユーザを、この管理者グループに入れるには、 GNOME ユーザアカウントパネル、ユーザとグループ設定ユティリティ (system-config-users) あるいは、 firstboot で行うことができます。 GNOME で、新しいユーザを管理者グループとして追加するには、右上のユーザメニューをクリックして、 "アカウント" をクリック、root ユーザのパスワードを与えてロック解除し、 "+" ボタンをクリックして新しいユーザを追加します。"アカウントの種類" は "標準" ではなく、 "管理者" を選択ください。
KDE をお使いの場合は、メニューから "Administration / Users and Groups" を実行し、 system-config-users をロック解除するためにルートパスワードを入力し、 "Groups" タブへ行って "wheel" を選択、ツールバーで "Properties" をクリックし、ダイアログの "Group Users" タブに行って、あなたの名前が結果のリストにあることを確認してから OK をクリックします。
3.7.2. Bacula
Bacula ディレクターとストレージデーモンは、デフォルトで、 bacula ユーザで実行するようになりました。ディレクターのログファイルは、 /var/log/bacula ディレクトリに移動しました。
デフォルトユーザは、 /etc/sysconfig/bacula-* ファイルで変更できます。
アップグレードの時は、 bacula が設定ファイル、ログファイル、そしてデータベースにアクセスする権限があることを確認ください。
3.8.1. squashfs
カーネルと、 squashfs-tools は、 xz 圧縮をサポートするようになりました。デフォルトは、 gzip のままです。mksquashfs で、 -comp xz オプションを指定することで、 xz 圧縮を使うことができます。
3.9.1. Xorg server
Xorg サーバーは、 1.10.x 系列に更新されました。機能のハイライトと、主なバグ修正には次のようなものがあります。
RANDR ベースのドライバで、非対称のマルチヘッド構成 (2つの、オーバーラップしないモニターで、異なるサイズ)において, 以前は、「デッドスペース」があり、そこではマウスカーソルがスクリーンの外にまで移動しました。例えば、 1280x800 + 1600x1200 で、水平に連結され、最上位の縁が並んでいる構成では、 1280x400 のデッドエリアが、左のモニターの下にありました。これが修正され、カーソルはすべての外側の縁で止まるようになりました。
XFixes 拡張はバージョン 5 に更新されました。それは、新しい、「ポインターバリア」機能を追加します。前の例と同じように、これはアプリケーションがディスプレイに、カーソルが通過できないか、あるいは片方にしか通過できない、見えない壁を作れるようにするものです。典型的な用途は、マルチヘッド構成での gnome シェルの「アクティビティ」マウスオーバーです。実際のスクリーンの左上でないときでも、(例えば、右側のヘッドがプライマリであるため)バリアは、アクティビティマウスオーバーでカーソルを止めて、となりのディスプレイにまで動いて行かないようにすることができます。
XI2 は、入力デバイスで、軸ごとのバリュエーターモードをサポートするようになりました。例えば、X 軸には相対イベント、Y 軸には、絶対イベントを使うなどです。
XFixes と Composite は、 Xineramaマルチ GPU 構成で動作するようになりました。
3.9.2. Intel
インテルグラフィックスドライバは、 2.12.0 から 2.14.0 に更新されました。ハイライトは:
Sandybridge GPU のサポート
インターリーストビデオモードのサポート
3.9.3. Radeon
Radeon グラフィックスドライバは、 6.13.0 から 6.14.0 に更新されました。ハイライトは:
OpenGL での media sync counter のサポート
KMS でのページフリッピングのサポート
Evergreen GPU での アクセラレーテッド 2D、 ビデオ、 3D のサポート
Northern Islands GPU によってアクセラレーションされた 2D、 ビデオのサポート
3.9.4. Nouveau
Nouveau ドライバは、最新のスナップショットに更新されました。ハイライトは:
Fermi でのアクセラレーテッド 2D、 ビデオ、 3D のサポート
OpenGL での media sync counter のサポート
3.9.5. Mesa
Mesa はバージョン 7.9 から、開発スナップショットの 7.11 に更新されました。ドライバごとの 3D サポートの追加に加えて、以下のハイライトがあります:
新しい mesa-libEGL と mesa-libGLES パッケージにより、OpenGL embedded subset のサポート追加
ソフトウエア GL レンダラーは、 gallium llvm バックエンドに変更され、機能セットと性能が大いに改善されました。
R600 と上位機種での Radeon 3D サポートは gallium ベースとなりました。
Nouveau 3D ドライバはデフォルトでインストールされます。
DRI1 ベースのドライバ (intel/nouveau/radeon/ ソフトウエア以外のすべて) は、 mesa-dri-drivers-dri1 サブパッケージに分割され、デフォルトではインストールされません。
Fedora には、豊富な種類の開発ツールがあります。このセクションは、Fedora 15 に含まれる開発ツールの機能強化を説明します。
4.2.1. Boost
boost は、移植性が高く、ピアレビューされた C++ ライブラリのセットを提供します。Fedora 15 では Boost は、現在のアップストリームバージョン 1.4.6 に、更新されました。
Boost のすべての新しいリリースでは、新しいコンポーネントとライブラリが追加されます。例えば、 Boost 1.46 は ICL を。 Boost 1.45 は MSM と Polygon を導入しました。
さらに、既存のコンポーネントとライブラリは、新しい機能強化とバグ修正が行われました。例えば、 Boost.Math コンポーネントは現在では、統計解析のサポートに関して、 GSL よりも優れたものとなりました。
完全な詳細については、 http://www.boost.org/ にある Boost ページを参照ください。
4.2.2. Erlang
erlang と、関連するパッケージは、 R14B に更新されました。このリリースは、多くの性能改善、特にスレッド周りの、を含み、多くのバグ修正も含みます。より詳しくは、 readme を参照ください。
4.2.3. gdb
この新しい GDB リリース 7.3 と Archer および Fedora 拡張は、デバッガをよりパワフルにし、 Fedora でのデバッグ体験を改善します。これらの機能のほとんどは、 Red Hat のエンジニア達によって書かれ、すべての gdb ユーザに利益をもたらします。\n Fedora 15 リリースの新しい機能の一部は:
SystemTap markers (probes) でのブレークポイントのサポート
プログラムのソースでラベルを使うことのサポート
OpenCL 言語のデバッグのサポート
コアダンプでのスレッドデバッグ - スレッドの pthread_t と、 TLS 変数の表示
Python スクリプティングの改善の一部は:
Python での GDB 値は、それが関数アドレスを表すものであれば、呼びだし可能となりました。
inferior タイプのための新しいモジュール gdb.types。
プリティプリンタを書いて登録するための新しいモジュール gdb.printing
他の多くの機能は、 upstream の、 "*** Changes in GDB 7.2" という行の上にリストされています。
Fedora の多くの重要なパッケージは、 SystemTap static markersつきであらかじめビルドされており、これは gdb でのブレークポイントの対象として使うことができます。
4.2.4. Mono
mono は 2.8.1 に更新されました。Mono の 2.8 リリースは、多くの新しい機能を含み、その一部は:
C# 4.1準拠
新しいガーベジコレクター
Mono MIT X11 と Microsoft MS-PL/Apache2 からの新しいフレームワーク
性能改善
完全な詳細については、 http://www.mono-project.com/news/ のリリースノートを参照ください。
4.2.5. OCaml
Fedora 15 は、 OCaml 言語の新しいメジャーリリースである OCaml 3.12 、 camlp4 マクロ言語、ライブラリ、そして XML 処理のための CDuce を含みます。
新しい言語機能の一部は:
モジュールはファーストクラスの value となりました。
ネストしたモジュールのオープン
オープンレコードノーテーション
サブクラスでオーバーライドされなければいけない OO メソッドをマークする
言語での delimited overloading の限定的なサポート
camlp4 と camlp5 マクロ言語は、改訂、拡張されました。変更は完全に後方互換です。すべての詳細については、 https://fedoraproject.org/wiki/Features/OCaml3.12 を参照ください。
4.2.6. Python
Fedora 15 でのPython 3 スタックは、 3.1 から 3.2 に更新されました。(システム Python 2 スタックは、 2.7 のままです。) Python 3.2 は、 Python 3 言語の最新のリリースで、数百もの修正と改善を含みます。すべての詳細については、 https://fedoraproject.org/wiki/Features/Python_3.2 を参照ください。
4.2.7. Rails
Fedora 15 での Ruby on Rails gems は、 2.3.8 から 3.0.3に更新されました。Rails 3 は、 Ruby on Rails ウエブフレームワークにとって大きな更新です。それは polished routing API や activemailer と activerecord API そして多くの新しい機能強化を含みます。これはメジャーバージョンアップデートですから Rails 3 と Rails 2.3.8 の間には、いくらかの API の非互換性があります。詳細は https://fedoraproject.org/wiki/Features/Rails_3.0.3 を参照ください。
4.2.8. Tryton
Tryton、3階層の汎用アプリケーションプラットフォームであり、 ERP システムのベース、が、 Fedora 15 に含まれます。
Tryton のコア(Tryton カーネルとも呼ばれます)は、完全なアプリケーションフレームワークにとって必要なすべての機能を提供します:データ永続性、拡張可能なモジュール性、ユーザ管理(認証、データアクセスのための詳細な制御、資源の並列実行制御)、ワークフロー、そして、リポートエンジン、ウェブサービス、国際化。このように、いかなる用途にも使うことのできる完全なアプリケーションプラットフォームが構成されます。\nベースモジュール
現在、 Tryton で入手可能なメインモジュールは、以下の分野の活動をサポートします:
会計
発注
販売管理
購買管理
解析会計
在庫管理
Fedora 15 は、 gcc 4.6.0 を、主なコンパイラとして採用しました。ユーザは、コンパイルされたコードの改善を経験するでしょう。さらに、 C++0x サポートの改善や、 Go 言語サポート、Fortran での REAL*16 サポートなど、新しく加えられた機能を使うこともできます。すべての変更については、 http://gcc.gnu.org/gcc-4.6/changes.html と https://fedoraproject.org/wiki/Features/GCC46 を参照ください。
4.4.1. IcedTea6 1.10
1.10 の主な改善点は:
多くのグラフィックスの改善とバグ修正。shaped/translucent ウインドウのサポートと hw/lw ミキシング。
PKCS#11 プロバイダの性能改善
HotSpot 20 採用による多くの VM の安定性と性能の改善
IcedTea6 1.10は、 Fedora 13 と 14 で採用された 1.8 と 1.9 シリーズに比べて、多くの性能と安定性の改善がされました。
4.4.2. IcedTea-Web
IcedTea6 更新の他の、主な Java 関連の変更は、 Fedora に IcedTea-Web が導入されたことです。以前のリリースでは、 Java プラグインと Web Start 実装は、 java-1.6.0-openjdk RPM にパッケージされました。1.10 から、プラグインと Web Start 実装は、 IcedTea-Web と呼ばれる独立したプロジェクトの一部として独立して開発されるようになりました。
多くのバグ修正の他に、IcedTea-Web の主な改善点は:
NetX とプラグイン設定は、 deployment.properties ファイルで指定できるようになりました。
システムレベルとユーザレベルの、deployment.properties ファイルでの、ロックされた設定がサポートされました。
アプリケーションとアプレットは、 IcedTea-Web のその他の部分と異なるルックアンドフィールを持つことができます。
ネイティブなディレクトリは、終了時に正しくクリーンアップされます。
ファイル名に特殊文字を含むキャッシュファイルが、正しく処理されます。
javax.jnlp.IntegrationService と javax.jnlp.DownloadService2 インタフェースが使えます。
javaws は、新しい -Xclearcache オプションをサポートします。
パブリックでない main クラスを持つアプリケーションがサポートされます。
<component-desc> と <application-desc> を含む JNLP ファイルが正しく動作します。
アプレットタグで参照される JNLP ファイルは、アプレット属性を調べるために解析されます。
アプレットは、大量の描画をするときのちらつきを除くために、ダブルバッファリングされます。
IcedTea-Web は、以上の改善を Fedora にもたらします。さらに、JDK RPM のリスピンが不要になるため、今後のバグ修正のターンアラウンドタイムは大いに短くなるでしょう。
4.4.3. Maven
Maven は Java プロジェクト管理、プロジェクト理解、そしてビルドシステムツールです。
Fedora 15 は、 Maven バージョン 3.0 を採用しました。それは、以前のバージョンに比べて、より良い安定性と性能を提供します。しかし、最大の変更は、ユーザには気がつかれないでしょう。ほとんどの作業は、 Maven プラグインを書く作業を簡単にしたり、プロジェクトを並列にビルドして性能をより改善するなど、見えないところで行われているからです。コンポーネント設定のための新しい Maven API や、たくさんの改善とバグ修正があります。Maven のユーザは、 Maven 3 アップストリームリリースノート を読まれることをお勧めします。
Fedora 15 は、 maven2 を、後方互換性をサポートするために必要に応じて提供します。
4.5.1. GHC
ghc は、 7.0.2, 新しい メジャーバージョンに更新され、多くの新しい 機能 を有します。
4.5.2. Haskell Platform
haskell-platform は、最新の安定版の 2011.2.0.0 release に更新されました。
4.5.3. 新しいパッケージ
新しいパッケージとして、 pandoc (markup converter), bluetile (ウインドウマネージャ)を含む、35以上の新しいライブラリがあります。
4.6.1. eclipse-ptp
Fedora 15 で新しく導入されたものに、 Eclipse Parallel Tools Platform があります。 PTP はパラレルツールの IDE, デバッガと、多くのパラレルツールとの統合を提供します。詳細は、 http://www.eclipse.org/ptp/ を参照ください。
Fedora は、科学と技術パッケージも、けっして忘れてはいません。Fedora 15 でも、新しいものがいくつか導入されました。このリリースでは、ここで示される新しいパッケージの他にも、多くのパッケージが更新されました。詳しくは、http://docs.fedoraproject.org の、Fedora Technical Notes を参照ください。
5.1.1. BEDtools
BEDTools は、フィーチャーオーバーラップを探したり、カバレッジを計算するなどの、一般的な遺伝子関連の作業をするためのユティリティのセットです。BEDtools は、初めて Fedora に採用されました。
5.1.2. R
R は、ポピュラーな統計パッケージで、特別の用途のための多くのアドオンパッケージがあります。Fedora 15 では、R にいくつかの新しいアドオンパッケージが導入されました。
R-GenomicRanges は、遺伝子インターバルを格納するための汎用のコンテナと、レファレンス遺伝子に対するアラインメントを格納するための、より特殊なコンテナを提供します。
R-ROC - ROC ライブラリは、 receiver operating characteristic (ROC) 曲線に関する R クラスと関数の集まりです。この関数は、 DNA マイクロアレイを使った ROC 解析で使うためのものです。R-ROC パッケージは R-ROC のためのユティリティのセットを提供します。
R-affydata は、 example affymetrix dataset のセットです。このデータセットは、affy パッケージに含まれる example よりいくらか大きく、「実世界」のデータセットをより良く表現するためのものです。
5.1.3. APE
ape (Atomic Pseudopotential Engine) は、密度関数理論フレームワークの中で、原子の擬似ポテンシャルを生成するツールです。それは、 GPL で配布され、以下と一緒に使うことのできる擬似ポテンシャルファイルを生成します:
SIESTA
OCTOPUS
ABINIT
PWscf
http://www.tddft.org/programs/APE/node/9
5.1.4. coot
coot (Crystallographic Object-Oriented Toolkit) は、マクロ分子のモデル作成、モデル補完、そして検証のためのツールのセットです。特に、X 線データを使ったタンパク質モデリングに適します。coot 0.6.2 が Fedora 15 に含まれます。
http://www.biop.ox.ac.uk/coot/
5.1.5. cp2k
cp2k は、固体、液体、分子および生体システムにおける、原子と分子のシミュレーションをするプログラムです。それは例えば、 mixed Gaussian and plane waves (GPW) アプローチを使った density functional theory (DFT)、あるいは古典的な二体と多体ポテンシャルなど、異なる方式のための汎用フレームワークを提供します。
Fedora 15 は、 cp2k バージョン 2.1 を採用しました。詳細は、http://cp2k.berlios.de/ を参照ください。
5.1.6. dia-optics
dia-optics は、人気のある dia 描画パッケージの、シェープライブラリです。含まれるシェープは、 http://dia-installer.de/shapes/optics/index_en.html で見ることができます。
5.1.7. gpsbabel-gui
gpsbabel は、様々なデバイスからの GPS データを操作するためのパッケージです。Fedora 15 では、そのデータのための GUI が追加されました。詳しくは、 http://www.gpsbabel.org/ を参照ください。
5.1.8. gretl
gretl は、経済解析のための、クロスプラットフォームソフトウエアパッケージです。より詳細な解析のための、 R, octave そして ox へのリンクがあります。機能の完全なリストは、 http://gretl.sourceforge.net/ を参照ください。
5.1.9. libxc
libxc は、密度汎関数理論における、 exchange-correlation functionals のライブラリです。その目的は、ETSF コードおよび他のコードでも使うことのできる、ポータブルで、十分にテストされ安定した、exchange and correlation functional のセットを提供することです。\nプロジェクトの wiki が、http://www.tddft.org/programs/octopus/wiki/index.php/Libxc にあります。\n
5.1.10. ltl2ba
ltl2ba は、 LTL formula から Büchi オートマトンへの高速な変換を行います。Fedora 15 にはバージョン 1.1 が含まれます。
5.1.11. openeuclide
また、 Fedora 15 では、新しく openeuclide が採用されました。OpenEuclide は、 2D 幾何学ソフトウエアです。形状は、形式的な幾何学的制約を記述することでダイナミックに定義されます。
5.1.12. openscada
openscada システムは、 SCADA (Supervisory Control And Data Acquisition) システムのオープンな実装です。
Fedora 15 は、安定版リリース 0.7.0 を採用しました。データベース ODBC モジュール、DB の PostgresSQL とトランスポートモジュール、そして OpenSCADA システムのテストのための新しい機構とモジュールが加わりました。多くのエラーが発見、修正され、最適化、安定性、持続可能性、そして性能が向上しました。Visual Control Area (VCA) および、その visualizer において、顕著な最適化がなされました。 VCA エンジン (UI.VCAEngine) モジュールで変更がありました: UI.Vision と UI.WebVision visualizer では、安定性、メモリ使用の改善、ユーザの VCA 属性の改善がされました。ユーザのプログラミングで使える新しいオブジェクト API が導入され、 OpenSCADA のオブジェクトツリーの中にユーザの関数を統合することができるようになりました。ユーザ API の既存のライブラリ関数にも、多くの変更がありました。 詳細は、パッケージの Changelog あるいはプロジェクトサイト http://oscada.org/ の News セクションを参照ください。
5.1.13. plotdrop
plotdrop は、 GNU plot のフロントエンドです。データファイルを plotdrop に加えるには、単に、 nautilus からドラッグするだけです。プロジェクトのウェブサイトが、 http://plotdrop.sourceforge.net/ にあります。
5.1.14. psfex
PSFEx (“PSF Extractor”) は、\n SExtractor で処理した FITS image から、Point Spread Function (PSF) のモデルを抽出して、画像の質を測定します。抽出された PSF モデルは、 model-fitting photometry あるいは morphological analyses に使うことができます。
http://www.astromatic.net/software/psfex
5.1.15. root
root は、大量データの解析をするためのパッケージです。 Fedora 15 には、 root のいくつかの新しいアドオンがあります。
root-genetic
root-graf-fitsio
root-hist-factory
root-io
root-proof-pq2
プロジェクトサイト:http://root.cern.ch/
5.2.1. avr
avr ユティリティは、更新されましたが、これは X86 ターゲットと同じバージョンまで進んだのではないことに注意ください。新しくなったユティリティは:
avr-gcc は 4.50 から 4.51 に。(http://gcc.gnu.org/)
avr-c++ は 4.50 から 4.51に。 (http://gcc.gnu.org/)
avr-binutils は 2.20 から 2.21 に。(http://www.gnu.org/software/binutils/)
5.2.2. dfu-programmer
Atmel チップのための Device Firmware Update ベースの USB プログラマー
新しいデバイス:
at32uc3c*
atmega32u2
at32uc3b1512
at32uc3b0512
atmega8u2
多くの AVR32 ヒューズは、コマンドラインオプションで設定できるようになりました。
プロジェクトサイト: (http://dfu-programmer.sourceforge.net/)
5.2.3. piklab
Fedora 15 では piklab 0.15.10 が採用されました。多くのバグ修正に加えて、以下の新機能が追加されました:
16F886/887 のためのタイニーブートローダのサポート
以下の ICD2 サポート:
12F609/615 16F610
16F526 16F1826/1827/1933/1934/1936/1937/1939/1947
16F722/723/724/726/727
16F88X
18F23K20/24K20/25K20/26K20/43K20/44K20/45K20/46K20
18F2458/2553/4458/4553
詳しくは、プロジェクトサイト http://piklab.sourceforge.net を参照ください。
このセクションには、 Fedora 15 において大きな変更のあった、スキーマテックキャプチャ、 サーキットシュミレーションおよび PCB レイアウト用のアプリケーションセットが含まれています。
5.3.1. gtkwave
gtkwave は、 Verilog あるいは VHDL シミュレーションモデルを使ってデバッグをするための解析ツールです。
Fedora 15 で、 gtkwave は Fedora 14 の 3.3.10 から 3.3.20 に更新されました。改善と新機能は: Tcl アクセスを強化する 新しい tcl 関数、 MinGW でのプロセスとトランザクションフィルタのサポート、MinGW での Open New Window のサポート、インデックスのために、 gtkwave のすべての vcd ローダで Verilog XL スタイルの VCD 識別子を検出すること、などです。 GTKWave 3.3.20 をサポートするマニュアルの更新もあります。すべての詳細と修正については、パッケージの doc ディレクトリにある CHANGELOG.TXT を参照ください。
http://gtkwave.sourceforge.net/
5.3.2. iverolg
Icarus Verilog、 iverilog は、 Verilog コンパイラで、シミュレーションを含むいろいろなエンジニアリングフォーマットを出力します。これは、 IEEE-1364 標準に準拠しようとしています。
Fedora 15 では、 iverilog は、バージョン 0,9.3 でビルドされました。アップストリームで述べられているように、v0.9 系列では、大きな変更は最小限に抑えられています。新しい機能は、ブランチと、このコンパイラを使う Verilog プログラムの安定性を危うくしないときに限り、許されます。このリリースでのいくつかの変更は、 Language Coverage に関連しており、古い VAMS $log 関数の廃止、-S が使われた時に、合成は現在メンテナンスされていないという警告を追加すること、 名前付けされたブロックが、スコープ情報を保持するようになったこと、PLI vpi_get_vlog_info() 呼び出しの結果、返されるデータ構造が正しいバージョン情報を持つこと、などです。一方、 Language Extensions に関しては、FST ダンパーの追加、コマンドファイルへの +timescale の追加、それが意味をなす場合には自動的に、モジュールの入出力に ビット <-> リアル変換ができること、ビット/パート選択が範囲を超えている場合のオプショナルな警告、また、 $display の別名である $info(), $warning() そして $error() などです。
これらの機能の完全なリストと、一般的なバグ修正、いまだに動かないものについては、
http://iverilog.wikia.com/wiki/Release_Notes_Icarus_Verilog_0_9_3 を参照ください。
5.3.3. mot-adms
mot-adms は、高レベル記述言語で書かれた電子的コンパクトデバイスモデルを、 spice シミュレータの API を使う、コンパイル可能な C コードに変換するコードジェネレータです。xml 言語で指定された変換に従って、 adms は Verilog-AMS コードを他のターゲット言語に変換します。
http://mot-adms.sourceforge.net/
5.3.4. ngspice
ngspice は、汎用の回路シミュレータプログラムです。それは、3つのクラスの解析を行います:非線形 DC 解析、非線形過渡解析、そして線形 AC 解析です。
F15 では、 ngspice は、リリース 22 に更新されました。この更新で、多くの機能が ngspice に加わりました。完全なコードクリーンアップの結果、コンパイラの警告を大いに減らし、互換性を改善しました。BSIM3, BSIM4, そして BSIMSOI4 では、 OpenMP マルチコアサポートが可能となったために、トランジスターがロードされたシミュレーションを2倍スピードアップしました。安定性も向上しました。特に、新しい機能としては:対話的インタプリタでの復帰拡張、.TITLE 行の追加、 'spectrum' スクリプトの更新、.four, .plot, .print, .meas, .save コマンドでの par('expression') の使用、spinit, .spiceinit そしてスクリプトでの 'option' コマンドの使用、adms プロシージャの更新、新しい乱数生成器、新しい乱数関数 sunif() と sgauss()、モンテカルロシミュレーションのためのスクリプト、新しいプロットベクトル allv, alli, ally。マニュアルとドキュメントもアップデートされています。
http://ngspice.sourceforge.net
5.3.5. pcb
対話的プリント基板エディタ
F15 で、 pcb はリリース 20100929 に更新されました。多くのバグ修正と新機能があります。そのなかには:実行時の回路図面の直接インポート、プレースが測定の単位を受け付けること、ポリゴンホールツール、(可能なときは)DBUS がデフォルトで有効、 CLI エクスポーターにより実行されるアクションスクリプト、GUI で CLI アクションの (,,) シンタックスが不要になったこと、要素、ピン、そしてネットのツールチップポップアップ、新しい GCode エクスポーター、そして更新されたレファレンスカード、があります。
5.3.6. rcrpanel
rcrpanel は、パネルのテキスト記述を受け取って、ポストスクリプトのレンダリング結果を生成するコマンドラインアプリケーションです。それは、特に、従来のグラフィックスアプリケーションでは生成が困難であった、キャリブレーションつきの文字盤のようなものに対して、便利です。rcrpanel の詳細は、 Fedora Amateur Radio Guide を参照ください。
Fedora 15 は Robotics Suite を含みます。これはすぐに使い始めることのできる、ロボット開発とシミュレーション環境を提供するパッケージの集合です。この、永遠に増大するスイートは、最新のロボティクスフレームワーク、シミュレーション環境、ユティリティライブラリ、そしてデバイスサポートを含みます。そして、それらを簡単にインストールできるパッケージグループにまとめたものです。詳しくは、http://fedoraproject.org/wiki/Robotics を参照ください。
5.4.1. Player
Player は、フリーでオープンな、ネットワーク化されたロボティクスサーバです。Player サーバは、「ロボット抽象化レイヤー」のようにはたらき、多くのロボティクス関連のデバイスのクラス(カメラ、レンジャー、プラナーなど)に対する標準化されたインタフェースとメッセージ管理を提供します。それぞれのデバイスのドライバは、情報をこれらのインタフェースに対して抽象化し、それをお互いに通信しあうために使います。
5.4.2. Fawkes
Fawkes は、いろいろなプラットフォームと領域で使うことのできる、ロボティク実時間アプリケーションのための、コンポーネントベースのソフトウエアフレームワークです。
5.4.3. Stage
Stage は、フリーでオープンな、2.5D ロボットシミュレータです。それは単独で使うことも、Player ロボットサーバの拡張として使うこともできます。Stage は、乗り物の移動や、scanning laser range finders, SONAR arrays, カメラ, fiducial markers などのいろいろなセンサーのシミュレーションをサポートします。
5.4.4. ロボカップサッカーシミュレータ
ロボカップサッカーシミュレータ(RCSS) は、マルチエージェントシステムと人工知能の研究及び教育ツールです。それを使って、2つのシミュレーションされた自律ロボットプレイヤーのチームが、サッカー(フットボール)をすることができます。2D と 3D のシミュレータがあり、サッカーのプレイの異なる側面を実験することができます。3D シミュレータは、 SimSpark、これは汎用のシミュレーションフレームワークで、異なる種類のシミュレーションに使うことのできるものです、の上に構築されています。
5.5.1. CuteCW
Fedora 15 では、cutecw が導入されました。これは、 CW を学ぶための、フェーズ分けされたアプローチを提供するアプリケーションです。詳しくは、プロジェクトのページ、 http://www.hamtools.org/cutecw/ を参照ください。
5.5.2. libfap
また、 Fedora 15 では libfap が導入されました。これは、 Perl APRS パケット解析ライブラリを C に移植したものです。 Ham::APRS::FAP のすべての機能は互換です。API 文書を含む完全な情報は、 http://pakettiradio.net/libfap/ を参照ください。
5.5.3. fldigi
fldigi は、 3.20.20 から 3.20.34 に更新されました。多くのバグ修正とお化粧なおしの他に、いくつかの新しい機能があります:
pskmail 拡張
dupe と diamond インジケーターの変更
Waterfall オフセット
設定ダイアログのルックスの改善
キーボードショートカットの追加
THOR とCW でのスケルチ調整
マクロの改善
Contest ログ
hamlib との統合の改善
DXCC ポップアップは、 LotW と eQSL ヒントを含むようになりました。
Cabrillo レポートの改善
パラレルポートが PTT に使えるようになりました。
logbook フィールドの追加
Olivia デコードの改善
RTTY のスコープ処理の改善
fldigi の完全な詳細は、 http://www.w1hkj.com/Fldigi.html を参照ください。
5.5.4. xastir
Fedora 15 は、 xastir 2.0.0 を導入しました。このバージョンでは、いくつかのバグ修正の他に、 Open Street Maps のサポートがされました。プロジェクトは、 http://www.xastir.org. に、 wiki を持っています。
5.5.5. gpredict
gpredict は、リアルタイムの衛星追跡と軌道予測プログラムです。多くのバグ修正の他に、新しい機能は:
無線とアンテナローテーターの制御
衛星選択の改善
新しいレイアウトマネージャ
新しいイベントビュー
衛星のツールチップと、パスのポップアップ
衛星ツールチップ機能についてのビデオが、 http://www.youtube.com/watch?v=tJC4A6onbBg にあります。
gpredict の詳細は、 http://groundstation.sourceforge.net/gpredict/ にあります。
5.5.6. hamlib
hamlib は、 1.2.11 から 1.2.12 に更新されました。このリリースでは、3つの新しいバックエンドが加わりました。プロジェクトページは、 http://hamlib.sourceforge.net にあります。
5.5.7. xlog
Fedora 15 は、 xlog バージョン 2.0.5 を導入しました。多くのバグ修正の他に、 ( http://www.nongnu.org/xlog/xlog.changelogを参照。)2つの機能の変更があります:
ログの空白のフィールドの名前を変更すると、オープンされているすべてのログのカラム名が更新されるようになりました。
ログをスピードアップするため、 <ENTER> をコールサインフィールドでタイプすると、 TX(RST) フィールドにジャンプするようになりました。
5.5.8. soundmodem
soundmodem は、バージョン 0.15 になりました。
5.5.9. splat
Fedora 15 は、 splat 1.3.0 を導入しました。SPLAT! の最新版は、以下の機能を持ちます。受信された信号の電力レベルの輪郭を dBm で描画する新しいマッピングモード、uniform ground clutter のサポート、-db, -plo, そして -pli コマンドラインオプションの拡張、1 arc-second 高精度の SRTM トポグラフィーデータのサポート(新しい srtm2sdf-hd と splat-hd コマンドを含みます。)、そして、ドキュメントの更新といくつかのバグ修正を含む多くの改善。
プロジェクトサイト: (http://www.qsl.net/kd2bd/splat.html)
改訂履歴
改訂 14.98
Fri Apr 15 2011
McDonough John [FAMILY Given]
McDonough John [FAMILY Given]
McDonough John [FAMILY Given]
改訂 14.97
Mon Apr 11 2011
Tue Apr 5 2011
索引を追加
改訂 14.96
改訂 14.95
Tue Apr 5 2011
Tue Mar 22 2011
Sun Oct 31 2010
McDonough John [FAMILY Given]
McDonough John [FAMILY Given]
McDonough John [FAMILY Given]
McDonough John [FAMILY Given]
McDonough John [FAMILY Given]
McDonough John [FAMILY Given]
beats を変換
改訂 14.90
Fedora 15 スケルトンを空にする
改訂 14.1
ブートセクションを除き、それにともなって、 systemd へのすべての参照を除く
改訂 14.0
Fri Oct 15 2010
改訂 13.95
Mon Sep 13 2010
Sat Sep 4 2010
ベータリリースの準備
改訂 0
publican での最初のブック作成
wiki の最初の変換
/run directory, /run directory
ABINIT, APE
Administrator, 管理者ユーザ
affymetrics, R
alacarte, Xfce
Alien Arena, Alien Arena
Apache, Apache
APE, APE
Applets, アプレットはどうなったのですか?
Appliances, Boxgrinder
APRS, libfap, xastir, soundmodem
atmega, at32 MPUs, dfu-programmer
Atomic pseudopotentials, APE
authconfig, authoconfig ecryptfs
avr, avr
avr-binutils, avr
avr-c++, avr
avr-gcc, avr
bacula, Bacula
BEDtools, BEDtools
bluetile, 新しいパッケージ
boost, Boost
BoxGrinder, Boxgrinder
Büchi automata, ltl2ba
Bug Reporting, Fedora へ、ようこそ
C#, Mono
C++0x, GCC
cairo, GTK+ 3.0
camlp4, OCaml
CDuce, OCaml
Chinese support, 中国語サポートパッケージのグループ
Colossus Arena, Colossus Arena
Compression
Control Panel, GNOME シェル
coot, coot
cp2k, cp2k
crystallography, coot
CuteCW, CuteCW
CW
Learning, CuteCW
sound card, fldigi
Data Acquisition, openscada
Database
MySQL, mysql
postgresql, postgresql
dconf, gsettings と dconf
dconf-editor, gsettings と dconf
Dell PowerEdge, ネットワークデバイスの命名
Density-Functional Theory, APE, cp2k, libxc
Design Suite
yum group, Design Suite
Desktop, デスクトップはどこですか?
dfu-programmer, dfu-programmer
dia-optics, dia-optics
dial, rcrpanel
Directory
/dev, /run directory
/etc/tmpfiles.d, /var/run と /var/lock
/run, /run directory
/run/lock, /run directory, /var/run と /var/lock
/usr/share/applications, ログインした時にプログラムを自動的に実行するにはどうしたら良いですか?
/var/lock, /run directory, /var/run と /var/lock
/var/run, /run directory, /var/run と /var/lock
Disk space requirements, 全てのアーキテクチャでの必要なハードディスクの容量
DNA microarrays, R
DNS, FreeIPA 2.0
dracut, /run directory
Drupal, Drupal は、 Drupal6 と、名前が変わりました。
DXCC, fldigi
Dynamic Firewall, ダイナミックファイアウォール
EC2, Boxgrinder
eclipse-ptp, eclipse-ptp
Econometrics, gretl
eCryptfs, authoconfig ecryptfs
electrical compact device model, mot-adms
em<port>, ネットワークデバイスの命名
eQSL, fldigi
Erlang, Erlang
ERP, Tryton
eth0, ネットワークデバイスの命名
ETSF, libxc
F.L.A.W., F.L.A.W.
Facebook, アプリケーション
Fallback mode, 強制的にフォールバックモードを使うことができますか?
FAQ
Fedora, Fedora へ、ようこそ
Fawkes
Robotics, Fawkes
FHS, /run directory
Filesystem Hierarchy Standard, /run directory
Firefox, Firefox
FirewallD, ダイナミックファイアウォール
firstaidkit, OpenSCAP
fldigi, fldigi
Flickr, アプリケーション
Fortran, GCC
Freeciv, Freeciv
Freecol, FreeCol
FreeDesktop, Xfce
FreeDink, FreeDink
FreeIPA, FreeIPA 2.0
FTP, Xfce
gbrainy, gbrainy
gcc, GCC
GConf, gsettings と dconf
gconf-editor, gsettings と dconf
gconftool-2, gsettings と dconf
genetics, root
GHC, GHC
GNOME Shell, GNOME シェル
gnome-session-properties, ログインした時にプログラムを自動的に実行するにはどうしたら良いですか?
gnome-tweak-tool, 設定を変えるにはどうしたらよいですか?, ラップトップのふたを閉めた時のふるまいを、どうやって変えれば良いですか?, ウインドウを最大化、あるいは最小化するにはどうしたら良いですか?, パネルが、完全な日付と時刻を表示するようにするにはどうしたら良いですか?
gnuplot, plotdrop
Go, GCC
gpredict, gpredict
gpslabel-gui, gpsbabel-gui
GPW, cp2k
Graphics
Mesa, Mesa
yum group, Design Suite
gretl, gretl
gsettings, gsettings と dconf
GTK, GTK+ 3.0
gtkwave, gtkwave
GVFS, Xfce
Gwenview, アプリケーション
gzip, squashfs
HAL, プラットフォーム
hamlib, hamlib
haskell-platform, Haskell Platform
Help, Fedora へ、ようこそ
HotSpot, IcedTea6 1.10
HP Proliant, ネットワークデバイスの命名
httpd, Apache
IcedTea, IcedTea6 1.10, IcedTea-Web
ICL, Boost
IEEE-1364, iverolg
Indic typing booster, Indic Typing Booster
initscripts, /run directory
IPv6, libvirt の多くの改良
iverilog, iverolg
Java Plugin, IcedTea-Web
JNLP, IcedTea6 1.10
Kate, アプリケーション
kdesk, アプリケーション
Kerberos, FreeIPA 2.0
KSnapshot, アプリケーション
KVM, libvirt の多くの改良
KWin, KDE
Laptop, ラップトップのふたを閉めた時のふるまいを、どうやって変えれば良いですか?
LDAP, FreeIPA 2.0
Ledger, Ledger
libfap, libfap
libmysqlclient, mysql
libpanel-applet, アプレットはどうなったのですか?
Libre Office, Libre Office®
libvirt, libvirt の多くの改良
libxc, libxc
Linux Kernel, Kernel
Live Image, Live イメージ
LotW, fldigi
LTL, ltl2ba
ltl2ba, ltl2ba
Maven, Maven
mdadm, /run directory
Memory Requirements, x86 アーキテクチャでの必要なプロセッサとメモリ, x86_64 アーキテクチャでの必要なプロセッサとメモリ
Mesa, Mesa
mksquashfs, squashfs
Molecular model, coot
Mono, Mono
Morphological Analysis, psfex
mot-adms, mot-adms
mount, /run directory
MPU
atmega, at32, dfu-programmer
PIC 12F, 16F, 18F, piklab
MSM, Boost
mysql, mysql
nepomuk, KDE, アプリケーション, プラットフォーム
Network, ネットワークデバイスの命名
NetX, IcedTea-Web
ngspice, ngspice
Nonlinear Analysis
DC, ngspice
Transient, ngspice
Notification, GNOME シェル
NTP, FreeIPA 2.0
OCaml, OCaml
Octave, gretl
ODBC, openscada
Olivia, fldigi
Open Office, Libre Office®
Open Street Maps, xastir
OpenCL, gdb
openeuclide, openeuclide
OpenJDK, IcedTea-Web
openscada, openscada
OpenSCAP, OpenSCAP
Optics, dia-optics
OVAL, OpenSCAP
Ox, gretl
Oxygen-GTK, プラットフォーム
pandoc, 新しいパッケージ
panel, rcrpanel
pcb, pcb
pci<slot>p<port>, ネットワークデバイスの命名
PCKS#11, IcedTea6 1.10
pg_upgrade, postgresql
Photometry, psfex
PIC 12F, 16F, 18F MPUs, piklab
piklab, piklab
Plasma Workspace, KDE
Player
Robotics, Player
plotdrop, plotdrop
Point Spread Function, psfex
PolicyKit, 管理者ユーザ
Polygon, Boost
postgresql, postgresql
Postgresql, openscada
Power Off, システムをシャットダウン、電源オフ、あるいは再開始するには、どうしたら良いですか?
Printed circuit board, pcb
Process Control, openscada
Processor Requirements, x86 アーキテクチャでの必要なプロセッサとメモリ, x86_64 アーキテクチャでの必要なプロセッサとメモリ
Propagation, splat
Pseudopotentials
Atomic, APE
PSF, psfex
psfex, psfex
pskmail, fldigi
PWscf, APE
Python, Python
qemu-kvm, libvirt の多くの改良
R, gretl
R-affydata, R
R-GenomicRanges, R
R-ROC, R
Rails, Rails
RANDR, Xorg server
rcrpanel, rcrpanel
recoll, recoll
Recording
Screen, スクリーンの録画
Reporting
Bug and Feature Request, Fedora へ、ようこそ
Requirements
Disk space, 全てのアーキテクチャでの必要なハードディスクの容量
Memory, x86 アーキテクチャでの必要なプロセッサとメモリ, x86_64 アーキテクチャでの必要なプロセッサとメモリ
Processor, x86 アーキテクチャでの必要なプロセッサとメモリ, x86_64 アーキテクチャでの必要なプロセッサとメモリ
Restart, システムをシャットダウン、電源オフ、あるいは再開始するには、どうしたら良いですか?
Rig control, hamlib
RoboCup
Soccer Simulator, ロボカップサッカーシミュレータ
root, root
run directory, /run directory
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Satellite, gpredict
SCADA, openscada
SCAP, OpenSCAP
search, recoll
secstate, OpenSCAP
setroubleshoot, setroubleshoot
setuid, setuid を除去
SIESTA, APE
Simplified Chinese support, 中国語サポートパッケージのグループ
Simulation
Molecular, cp2k
SMBIOS, ネットワークデバイスの命名, libvirt の多くの改良
Sound card modes, fldigi
soundmodem, soundmodem
Spice, 概要, virt-manager での Spice サポート, libvirt の多くの改良
splat, splat
squashfs, squashfs
SSD, systemd
SSH, Xfce
Stage
Robotics, Stage
Statistics, R
sudo, 管理者ユーザ
Sugar, Sugar
supertuxkart, supertuxkart
Supervisory Control, openscada
Suspend, システムをシャットダウン、電源オフ、あるいは再開始するには、どうしたら良いですか?
system-config-firewall, ダイナミックファイアウォール
systemd, 概要, systemd, /var/run と /var/lock
systemtap, gdb
Task Manager, KDE
Themes, GTK+ 3.0
GNOME, テーマはどうなったのですか?
Thor, fldigi
Thunar, Xfce
tmpfiles.d, /var/run と /var/lock
tmpfs, /var/run と /var/lock
Traditional Chinese support, 中国語サポートパッケージのグループ
Tryton, Tryton
UDev, プラットフォーム
udev, /run directory
UDisks, プラットフォーム
UPower, プラットフォーム
VCA, openscada
Verilog-AMS, mot-adms
VHDL, gtkwave
virt-manager, virt-manager での Spice サポート
Virtualization, 概要
GNOME shell, GNOME シェルは、仮想マシンのもとで動きますか?
VMware, Boxgrinder
VPN, VPN のデフォルト可視性
Waterfall, fldigi
Webdav, Xfce
Wiki
Fedora, Fedora へ、ようこそ
X-server, Xorg server
X.509, FreeIPA 2.0
xastir, xastir
XCCDF, OpenSCAP
XFCE, 概要
Xfce, Xfce
XFixes, Xorg server
XI2, Xorg server
xlog, xlog
zaz, zaz
これは、http://docs.fedoraproject.org/en-US/Fedora/15/html/Release_Notes/index.html を私と、https://admin.fedoraproject.org/mailman/listinfo/trans-ja のメンバの方々が訳したものです。Creative Commons Attribution–Share Alike 3.0 Unported license ("CC-BY-SA") http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja にしたがって https://sites.google.com/site/kandamotohiro で配布されます。
http://docs.fedoraproject.org/ja-JP/index.html にあるものは、製版ソフトの不具合で、英文のままの部分があったため、ここに置きました。画像やスタイルがくずれていますが、ご容赦。
きれいな、Fedora 15 リリースノート pdf 版もできました。