2024/05/20 

総会ならびにシンポジウムのお知らせ

6月15日(土)に明治学院大学白金キャンパスで2024年度の総会、およびクンデラ追悼シンポジウムが開催されます。ぜひご参加ください。

日本スラヴ学研究会    ミラン・クンデラ追悼 ≪映画『冗談』上映とシンポジウム≫


日時:2024 年 6 月 15 日(土)12:40-17:40

会場:明治学院大学白金キャンパス1201教室(収容人数191名) アクセス


共催

クンデラ研究会(塩谷祐人、篠原学、須藤輝彦、ローベル柊子)

科学研究費・基盤研究 (C)「大江健三郎とミラン・クンデラ アーカイブと比較研究」(研究代表者:阿部賢一)」 

科学研究費・若手研究「20世紀フランス文学におけるモラリストの一系譜:クンデラの小説論を基点として」(研究代表者:篠原学)」

 

タイムスケジュール

12:40-13:40 総会
13:45 開場
14:00 シンポジウム開始 あいさつ等(5分)
14:05-15:30 映画上映(85分)
 (休憩)
15:40-17:40 解説・ディスカッション(120分)
 

概要

   2023年7月に逝去したチェコ出身の作家ミラン・クンデラへの追悼の意を込めて、小説『冗談』(1967) の映画化作品『受難のジョーク Žert』(1968、チェコスロヴァキア、ヤロミル・イレシュ監督)を上映し、ペトル・ホリー氏(前・チェコセンター東京所長、早稲田大学)、阿部賢一氏(東京大学)、須藤輝彦氏(東京大学)による解説・ディスカッションを行う。

   『冗談』 はクンデラの最初の長編小説で、共産主義体制下、軽はずみな冗談をきっかけに転落する青年の復讐を四人の男女のモノローグで描き出している。国内でベストセラーになり映画化されるとともに、国外でもクンデラという作家の存在を広く知らしめた。クンデラの小説家人生の出発点である『冗談』は、クンデラの最高傑作と評されることがあり、クンデラがフランスに亡命後発表した小説はたびたび『冗談』と比較され、論じられてきた。

   本企画では小説『冗談』のアダプテーションである映画『受難のジョーク Žert』を一つの切り口として、クンデラの小説が当時どのように読まれ、クンデラがチェコスロヴァキアにおいてどのような作家だったのかを捉え、クンデラの小説家人生を振り返ってみたい。

 

登壇者
ペトル・ホリー氏(前・チェコセンター東京所長、早稲田大学演劇博物館招聘研究員)
阿部賢一氏(東京大学大学院人文社会系研究科、准教授)
須藤輝彦氏(東京大学大学院人文社会系研究科、助教)

 

司会進行
ローベル柊子(東洋大学経済学部、准教授)