2025.9.23|TUE
2025.9.23|TUE
猛暑を考慮して8月の活動を休止したので、7月12日以来約2か月ぶりの活動となりました。最寄りのアメダス鳩山観測所では、2日前の9月18日まで猛暑日が36日もありましたが、この日は暑さがひと段落して、最高気温が22.9℃という比較的涼しい中での活動となりました。
今回の参加者は10名でした。東洋大学白山キャンパスの職員と中等教育学校の3年生生徒が初めて参加しました。
最初に私たちの活動フィールドでもある「こもれびの道」の改修工事の現場を視察しました。設置構想中の(仮称)環境イノベーション学部(設置構想中)の新校舎エリアも含め、これまでとは景観が一変した状況を確認しました。時間はかかりますが、周辺の豊かな生態系が、開発されたエリア周辺の自然を回復させることと思います。
視察後、今回は、今年3月以来となるこもれびの道の北側にある校門周辺の「A区」の下刈り、枯損木の伐倒、造材、集材を実施しました。
初めての参加者には、だいたい木の伐倒を体験してもらっていますが、中等教育学校の3年生の生徒には直径30cm近くの木の伐倒を経験してもらいました。手鋸での作業はとても大変だったと思いますが、探究学習の一環で参加したということで、実際の体験に基づいて立派なレポートを書いてもらえるのではないかと思います。
次回の里山林保全活動は10月11日(土)に実施します。初心者を含め、一般の方、学生・生徒の方など、活動に興味のある方の参加を歓迎します。詳しくは「2025年10月11日(土)8:30-16:00「里山林保全活動」参加者募集」をご覧ください。
10名の活動参加者と担当の川越事務課職員3名。こもれびの道の改修工事現場は柵で覆われているので、あえてその前で撮影しました。ある意味貴重な写真です。
許可を得て「こもれびの森」改修工事の現場に入りました。こもれびの森・里山支援隊も出展を予定している11月2・3日の「こもれび祭」までには通行ができるようになる見込みです。ここにはこんな植物があったなと感慨にふけながらの視察となりました。
6月21日の活動で活用木の選定を行ったエリアはすっかり開発されてしまいました。ずっと見守ってきた立場としては悲しい限りですが、新しくできる(仮称)環境イノベーション学部(設置構想中)が環境教育・研究の拠点となることを期待するしかありません。
初回者には、まずは小径木で木の伐り方の基本を学んでもらいました。
枯損木は生きた木より危険を伴いますが、慎重に判断して伐倒を実施しました。直径30cm近くになるイヌシデの枯損木を対象として、手鋸で受口、追口を作ってもらいました。
狙った方向に正確に伐倒することができました。
里山林保全活動では、カメラを三脚で固定して定点撮影を行っています。これは枯損木の伐倒前の様子です。右側の少し湾曲した木が伐倒の対象となったイヌシデです。
抜刀した木を造材、集材しました。かなりの量になりました。