2024.12.24|TUE
2024.12.24|TUE
2024年12月7日(土)の里山林保全活動は、高校生6名を含む14名で実施しました。
高校生は、前回の11月9日と同様、受入大学として協力している「インカレSDGsプロジェクト」の合同実習に応募した近隣の高校生です。1名は前回に続いての参加となりました。
活動エリアは、前回と同様、こもれびの道南側の「H区」と呼んでいるエリアで、午前中は前回受け口を作ったヒノキの追い口を作って伐倒し、枝払い、玉切り、集材等を行いました。
終了後は、今年度初めてウッドチッパーを用いて伐採枝や落枝等を粉砕してチップ化する作業を行いました。この作業によって、林内にかなりたまっていた枝を処理して林床の作業環境をよくするとともに植生の回復もしやすくなります。また、チップを撒いたところの歩行環境が改善するので一石二鳥です。
次回の里山林保全活動は1月11日(土)に実施しますが、諸事情により一般募集を中止して、こもれびの森・里山支援隊の構成員及び定例の参加者のみでの実施とさせていただきます。一般の方の参加はその次の2月8日(土)と3月8日(土)に募集します。
14名の活動参加者(1名は遅刻のため不在)と担当の総務課職員2名。イチョウとアオハダの黄葉がきれいでした。
前回の活動で作った受け口を修正することで、安全で確実、かつ正確に伐倒できるよう準備しました。
ロープワークで安全な伐倒作業を実施。前回と同じ高校生が追い口を作り、他の生徒や参加者は、伐倒を促すロープを引っ張りました。
定点カメラによる撮影。ロープを引っ張り始めています。
正確な方向に伐倒できました。切り口あたりの直径は25cmほどでしたが樹齢は110年ぐらいありました。この林のヒノキは樹齢が100〜120年程度のものが多くあります。
伐倒後はみんなで協力して手鋸を使って枝払いを行いました。その後、チェンソーを使用できる構成員が玉切りして集材を行いました。
これまでに伐採した枝や自然に落ちた枝を林内に集めていましたが、これを運んで粉砕し、土が露出した道に撒きました。ここは硬式野球部のグラウンドに通じる道で走路として使われることもあるので土が締め固められてぬかるみが生じやすいところですが、チップを撒くことで歩行環境が改善されます。
定点カメラの作業前後の写真。高校生6名を含めて人数が多かったので、かなりの枝等を移動して粉砕を進めました。
運んだすべての枝を処理できませんでしたが、林内の枝をかなり運び出して粉砕することができました。
今年は紅葉、黄葉が遅めで、アオハダの黄葉が進み、コナラも紅葉、落葉がようやく進んだころでした。
なお、この記事は2024年12月24日に書いていますが、アメダスの記録によると、川越キャンパスの最寄りとなるさいたまや鳩山では、11月27日以来降水量が記録されておらず、例年になく乾燥が続いています。