2025.4.5|SAT
2025.4.5|SAT
2024年に発足したこもれびの森・里山支援隊。12年目の2025年度の活動が始まりました。
2025年4月5日(土)の里山林保全活動は、午前中の8:30集合〜12:00に、構成員と一般の計9名で実施しました。
4月はこれまでもキノコの菌打ちを行うことが多かったのですが、昨年はホダ木がなく中止となっていたので2年ぶりの実施となります。2023年は雨天でピロティでの実施でした。また、その前はコロナ禍でしばらく実施できていなかったので、晴天下での屋外での実施は2019年以来6年ぶりとなります。
比較的新しく伐採された幹などを伐採木の置き場から取り出して(エゴノキ、アカメガシワ、ムクノキ、モチノキなど)、ヒラタケとナメコの菌駒を200個ずつ打ち込んで林内の日陰に静置しました。
キノコが成長するのはだいたい1年半ぐらい後からになりますが、他のキノコが生えてくることも多く、原木栽培はなかなか難しいところです。できたときには改めて報告したいと思います。
今回は、午後に東洋大学川越キャンパスこもれびの森・里山支援隊の総会も開催され、年間スケジュールを定めました。新規の方や学生などの参加のためにはもう少し活動の様子をイベントの機会などで見せるべき、また、服装など装備の情報をわかりやすく知らせるべきという意見がありましたので、今後実践していきたいと思います。
次回の里山林保全活動は5月10日(土)に実施します。
初心者を含め、一般の方、学生・生徒の方など、活動に興味のある方の参加を歓迎します。
9名の活動参加者と担当の総務課職員5名。比較的気温は低かったですが、風もなく穏やかな晴天でした。6月から背景の「こもれびの道」の工事が始まりますので、このような風景もそろそろ見納めです。
ホダ木に均等に菌を行き渡らさせるため、マーキングして菌駒を打つ方法を説明しています。
木の太さに応じて4〜8等分ぐらいにして、さらに縦方向に15〜20cm間隔でマーキングして菌駒打ちのポイントを定めます。
菌駒用のピットを用いてドリルで穴を開けます。
ドリルで開けた穴に菌駒を木槌で打ち込みます。
こもれびの森の日陰にホダ木を静置しました。種類ごとに分けて相互の影響を避けています。こちらはナメコ。
こちらはヒラタケ。乾燥を避けるためにこちらは落ち葉で覆っています。できれば水をかけ続けた方がよいということですが、明日雨が降るようですので自然に任せましょう。
開花が遅れていたシュンランですが、3月8日の活動エリアにおいて見つけたシュンランが花をつけていました。
1991年(平成3年)に鶴ヶ島駅からの新たな通学路として開通した「こもれびの道」。川越キャンパスの学生・教職員に親しまれてきたこもれびの道ですが(一部の学生にはあまり好まれませんでしたが...)、シンボルロードとなるべく道幅を広げる工事が今後行われます。写真の中央に咲いているヤマザクラも伐採対象となっており、残念ながら今年が見納めになります。だいぶ様相が変わってしまうので、「こもれびの森」全体への影響も少なからずあると思いますが、人にとっても生きものにとってもよりよい環境になるよう、こもれびの森・里山支援隊としては活動を続けていきたいものです。