2025.06.18|WED
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2025年6月4日(水)、本学経済学部国際経済学科の授業「国際金融論」において、シンガポール国立大学から短期海外招聘教授として招聘中のKwan Ok Lee教授を迎え、特別講義「Housing and Demographic Dynamics(住宅と人口動態)」が実施されました。講義は英語で行われ、2年生以上を対象に150名ほどの学生が出席しました。
本講義では、出生率の低下と高齢化という世界的課題に直面する都市において、住宅市場がいかに人口動態に影響を与え、また政策を通じてどのように対応可能かについて、アジアのデータと国際比較をもとに詳しく解説されました。特に、住宅の取得価格や賃料が結婚・出産の意思決定に及ぼす影響や、高齢者向け住宅政策の革新例としてシンガポールの先進的な取り組みが紹介され、学生にとっても日本の将来を考えるヒントが多く含まれていました。参加した学生からは、「住宅政策が経済・社会全体に与える影響について、国際的な視点で学べた」といった声が寄せられ、グローバルな視野での社会課題を考察する貴重な機会となりました。