1.調査テーマ
高齢者医療技術の出願動向
2.調査目的
家電に代わってこれからの日本を支える技術として医療技術が有望視されている。
特に日本では少子高齢化が問題になっているので、今回は高齢者医療を調べることとした。
3.調査対象
使用DB :SRPARTNER
対象公報:公開特許公報
対象期間:2011月1月1日〜2016月12月31日の発行
対象技術 : 高齢者医療に関する下記10種類の疾病に対する医療技術
(治療が中心であるが、介護、看護なども排除しないこととした)
脳の疾病
慢性的な疾病
心臓系の疾病
呼吸器系の疾病
胃腸系の疾病
肝臓系の疾病
泌尿器系の疾病
関節・骨の疾病
皮膚の疾病
目の疾病
4.概要
高齢者医療に関する公報件数は増減しているが、最終年の2016年では増加傾向を示している。
疾病別に見ると、ほとんどは2013年をピークにして一旦減少し、調査最終年の2016年では増加傾向を示している。
また、E:胃腸系の疾病は最終年で急増している。
疾病別をさらに詳細に分析した結果によれば、当面は特に次の疾患が重要と思われる。
[A:脳の疾病] パーキンソン、認知症
[B:慢性的な疾病]糖尿病
[C:心臓系の疾病]心血管疾患、心不全
[E:胃腸系の疾病]がん、免疫疾患
出願人別で見ると、上位10社全てが外国からの出願であったが、特に次の出願人の動向が重要と思われる。
エフ.ホフマン−ラロシュアーゲー
ノバルティスアーゲー
ジェネンテック,インコーポレイテッド
メルクパテントゲゼルシャフトミットベシュレンクテルハフツング
ブリストル−マイヤーズスクイブカンパニー
この出願人が注力している疾病を調べた結果によれば、当面は次の疾病に注力すると思われる。
[エフ.ホフマン-ラロシュアーゲー]
脳の疾病
心臓系の疾病
関節・骨の疾病
[ノバルティスアーゲー]
肝臓系の疾病
泌尿器系の疾病
[ジェネンテック,インコーポレイテッド]
呼吸器系の疾病
[メルクパテントゲゼルシャフトミットベシュレンクテルハフツング]
脳の疾病
心臓系の疾病
関節・骨の疾病
[ブリストル-マイヤーズスクイブカンパニー]
脳の疾病
心臓系の疾病
胃腸系の疾病
※ 作成した図表は65図と20表