テーブルトピックスマスター(TTM)とは
この係の人はテーブルトピックスセッションの進行をおこないます。ファシリデータであるあなたは、時間内により多くの会員に発言機会を与えられるように進行する事を心がけましょう。(言い替えれば、あなた自身が長く話す事は会員の発言機会を減らしてしまいうという事になります。)
発表が終わったら握手をし、簡潔で気持ちのこもったコメントをしましょう。それが終わったら、次の質問に進むようにすると進行が締まります。テーブルトピックスは即興で考えて話すスキルを身につける訓練になります。 基本的に一つの質問につきトーストマスターズクラブ会員やTMゲスト一人を割り当てます。つまり、同じ質問を次々と複数の人に振ることはしません。これは、質問をしてから考えるまでの時間を均等にし、投票の際に公平性を持たせるためです。質問を全員に投げかけ、少し間を置いてから指名すると、全員が質問に対して少し考える時間が持てて、より効果が高まります。
回答者指名時の留意点
プログラムを事前に確認し、例会が始まったら出席者のうち役割がない人や、少ない人を見つけておきましょう。テーブルトピックスの目的の一つは、例会中に発言機会のない(または少ない会員)を当てて、話す機会を均等に設けることです。例会でノンスピーカーがでないように配慮してください。全ての会員に役が当たっている場合は、他のクラブからのゲスト(TMゲスト)で役が少ない人順に当てます。
トーストマスターズクラブのメンバーでないゲスト(ノンTMゲスト)を指名する事も可能です。ただし、ノンTMゲストには拒否権がある事を伝え、本人の意思を確認した上で答えてもらうようにし、ノンTMゲストに当てる質問はあまり難しくない方がよいでしょう。
準備する質問数と内容について
テーブルトピックスへの割当て時間は、その日の例会の進行状態によって想定より長くなったり短くなったりします。あらかじめ余裕を持った数の質問を用意しておき、時間内にできるだけ多くの人々が回答できるように進行してください。あと何問で終了するのかは、残り時間を意識しながら今夜のトーストマスターに確認しながら決めましょう。
論議を呼び起こすような質問(政治思想、宗教、人種、差別的発言を伴う話題など)は避け、「はい」「いいえ」で終わる質問ではなく、「なぜ」「例えば」など、話を膨らませられる質問にしましょう。