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不随意な発声
■合唱をはじめたとき、まず言われるのは、「体の中を一本のパイプが通っていることをイメージしなさい」。それを想像してみることはできるが、その有用性に疑問が生ずる。あるいは「頭のてっぺんから声を出すように」などとも言われる。とりあえず声を出せば、それでいいとこともあれば、ダメ出しを食らうことも多い。それとくらべ「合唱音楽学校ちゃんねる」の黒川和伸先生と森田悠介先生は、いちおう聞いてわかるような日本語で語ってくださっている。ご両名とも合唱指導者であると同時に、声楽家のようで、ご説明に加えるデモンストレーションがいい。
■典拠として紹介されているのが「歌唱の仕組み」(リチャード・ミラー 著/岸本宏子、八尋久仁代 訳)という本、書評や目次をみるかぎり、物理的、生理的な記述がなされているようで、少なくとも体に土管を入れたように発声しなさいとは記述してはいなさそうで、いちど読んでみたいものだが、命あるうちに読みきれそうもないのでやめておこう。
■声を生成することに関わる体の部位としては、肺、声門、声道の3箇所である。でも肺や声門はそれ自体を随意に動かすことはできないし、声道もそれを形成しているのはその周囲を構成する器官であり、こちらも随意に形成することはできない。それでも、合唱をするからには、いい声を出したいし、また、曲想を適切に表現できるようになりたい。なんらかの「発声の学習方法」があるのなら体得したい。
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