S, A, T, B募集中!特にT, B(男声)が不足しています!
■演奏曲目(*)
(*下線を付けた曲名には、当日の演奏データーへのリンクが張ってありますのでタップしてみてください。)
act 1 ポピュラー音楽の発信者としてのアメリカは、兄弟国イギリスとともに今なおその地位を保ちながら世界に大きな影響力を持っています。20 世紀の初期と中期の名曲の素晴らしさをもう一度味わってみましょう。
The Sweetheart Tree / 縁結びの木
映画音楽の巨匠、ヘンリー・マンシーニとジョニー・マーサーのコンビによる1965 年の映画「The Great Race」の主題歌。森の中にある木に二人の名前を彫ると、恋が結ばれる、という縁結びの木のお話。映画ではナタリー・ウッドがギターを弾きながらトニー・カーチスに語りかける。
イギリスのポピュラー・シンガー、エンゲルベルト・フンパーディンクの最大のヒット曲で、イギリスを始めアメリカでも1967 年のヒットチャートの上位にランクイン。この曲は順次進行する和音の第7音をメロディーに使うといったしゃれた手法が特徴。
I Could Have Danced All Night / 踊り明かそう
1956 年のミュージカル「My Fair Lady」で、ヒロインのイライザが家庭教師のヒギンズと即興でダンスをした嬉しさと興奮で、夜遅くまで歌うのを、二人のメイドと家政婦がたしなめるのだが、歌い続ける、というのがこの歌。
I'll See You In My Dreams / 夢で逢えたら
2002 年11 月29 日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで、その1年前に亡くなったビートルズのジョージ・ハリスンの追悼コンサートが行われた。プロデューサーは親友だったエリック・クラプトン。7,000 人収容のホールでジョージが敬愛するジョー・ブラウンが最後に歌ったこの曲は、ホールの天井から降り注ぐ無数のバラの花びらとともに会場を感動の渦に包んだ。
act 2 映画やTV ドラマに使われた新旧の日本のポピュラー曲を、女声三部、混声四部、男声四部の新たな編曲でお聴きください。原曲との違いを感じ取っていただければ。
NHK の連続テレビ小説「マッサン」の主題歌として2014 年に発表された中島みゆきの曲。これまでのみゆきの曲にはなかった大胆な転調を取り入れた構成が、新鮮味を感じさせる。
荒井由実(松任谷由実)が1973 年に19 才でリリースしたファースト・アルバムのタイトル曲。40 年後にスタジオ・ジブリの宮崎駿監督のアニメ映画『風立ちぬ』の主題歌に採用され、再び世に出た名曲。
糸
元々、中島みゆきが1992 年に天理教の4 代目の真柱、中山善司の結婚を祝して作った曲だが、98年のTBS のドラマ「聖者の行進」に使われ、その後各社のCM に使われて以来、岩崎宏美をはじめ、20 数名という多くのアーティストにカバーされている。
井上陽水の代表曲の一つ。1990 年の発売当初はチャートも20 位程度だったが、その後TV 各社の番組テーマになり、97 年にはミリオンセラーに認定された後多くのCM にも採用され、今ではエバーグリーン曲として日本のポピュラー音楽の定番に定着している。
act 3 世界的なヒット曲とは、その曲の持つメロディーやハーモニー、歌詞などが文化や嗜好などを超えて多くの人々に普遍的な感動を与える要素を持っています。このステージでは時代を超えて世界で愛されている曲の中から、5つの国の佳曲をお楽しみいただきます。
Wien, du Stadt meiner Traume /ウィーン我が夢の街 ( オーストリア)
ウィーンの作曲家、ルドルフ・ジーツィンスキー(1879 - 1952) の曲。彼は生粋のウィーン市民として一生を過ごし、生涯愛してやまなかったウィーンへの思いをノスタルジックな賛美を込めて歌いあげており、今でも多くのウィーン市民に愛されている。
Un Buco Nella Sabbia /砂に消えた涙 ( イタリア)
1960 年の「Tintarella di luna / 月影のナポリ」で世界的にデビューしたイタリアの人気シンガーMina / ミーナの1965 年のアルバム「Studio Uno」に収録された曲で、日本でもザ・ピーナッツ、弘田三枝子、伊東ゆかりをはじめ、桑田佳祐、竹内まりやらがカバーしている人気曲。
Hymne a L'Amour / 愛の讃歌 ( フランス)
シャンソン歌手、エディット・ピアフが作詞、女流作曲家、マルグリット・モノーが作曲。1950 年にピアフ自身が歌ってリリース。歌詞はピアフの恋の相手であったプロボクサー、マルセル・セルダンへの思いを、赤裸々に表現している。今では世界中の多くの歌手によってカバーされている。
Amapola /アマポーラ ( スペイン)
「アマポーラ」はスペイン語でヒナゲシの花のこと。ヒナゲシの花を愛しい人に見立てたラブソングで、スペインの作曲家、ホセ・ラカジェが1922 年に発表した。中南米の各国で歌われたが、その後英語の歌詞が作られてアメリカでもヒットする。ラテン音楽ではあるが、ヨーロッパの香りを湛えたセンスの豊かな曲。
You Raise Me Up /ユー・レイズ・ミー・アップ ( アイルランド)
アイルランドとノルウェーのデュオ、シークレット・ガーデンの楽曲で、2002 年にリリース。アイルランド民謡の「ロンドンデリーの歌」の旋律をベースに作られた。1節毎に転調して行く手法が感情を高めてゆく。その後、多くのアーティストがカバーしているが,中でもジョシュ・グローバンはアメリカでヒット、2005 年にグラミーにノミネートされ、その他アイルランドの人気女性グループ、ケルティック・ウーマンやウエストライフらが素晴らしい演奏を残している。この曲は「現代の賛美歌」として教会などでも歌われている。