結線への点の挿入
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概 要
画地(閉合している連続結線)の定面積分割や結線と結線の交点計算で求められた「新点」は座標簿に登録され、プロット画面上で結線の辺上に表示されますが、自動的に結線の構成点にはなりません。
したがって結線/結線の[訂正]機能を使って計算点をマニュアルで追加し、[更新]する必要がありました。
「結線への点の挿入」を使うと、画地(連続結線)を線番で指定するだけで、その結線の辺上にある点を結線の構成点に組み込むことができます。
組み込む点を直接入力する必要はなく、指定した範囲内(辺から99mm以内の指定された距離内)の点を検索するので、簡単に結線の更新がおこなえます。
挿入点の検索は登録座標数、画地数(総辺数)によっては時間がかかる可能性がありますが、座標2000点、画地50 程度ですと一瞬で処理されますので通常は問題ないと思います。数万点、2000画地という条件では検索に数秒以上必要になると予想されます。
使い方
「結線・編集」を開きます
対象線番:点を挿入したい結線(連続結線)の線番を入力し、[点 検索]ボタンをクリックして対象になる点を検索します。赤枠内で検索条件を設定します。
・黄色部分(デフォルト2mm)は対象結線の辺から2mm以内の点を検索する設定です
設定は保存されません。変更可能範囲は 1〜99mm ですが、2mmを推奨します。
・「他の結線の構成点を除外」は、対象結線の辺上にある点が他の結線の構成点であるとき、その点を検索対象にするか選択します。
下図の画地
線番:7
線名:点挿入サンプル
構成点:P1〜P4 の4点
赤枠の2点は定面積分割(角)で求められ点で、結線の構成点にはなっていません。この2点を挿入します。
対象線番に 7 を入力し[Enter]キーを押す(必須)と、線名と結線が閉合しているかの情報が青枠内に表示されます。
入力間違いがないことを確認して[点 検索]をクリックします。
該当点が青枠内に表示されます。挿入位置:点名ー点名 の間に挿入される事を示しています。
また、チェックを外すと[挿入 実行]をクリックしても挿入されません。
検索で出力される点は2点までです。同時に結線に挿入できる点も最大2点ですが、制約があります(下記の補足説明をご参照ください)
[挿入 実行]をクリックします。
挿入処理が完了すると表示されます
挿入されたか「閉合画地の分割」を実行してみます。
赤枠内に分割結線の線番と分割点を入力し、[結線登録]をクリックします
プロット画面で線番 8,9 の2画地に分割されていることが確認できます。
補足説明
一度に挿入できるのは最大2点です
ただし、同一辺上に2点以上あった時は1点のみ挿入できます。
下図のように直線上の4点を挿入しようとしても、
下図のメッセージがでます。このメッセージは画地上の点が3点以上の時に表示されます。
同一辺上でないときは一度に2点挿入できるので、必要に応じて処理を繰り返すことで、全点挿入できます。
次に[挿入 実行]をクリックすると下図のエラーメッセージが出ます
「挿入点番2」の挿入処理は実行されません。
辺上の4点を全て挿入するときは、4回繰り返す必要があります。
記録簿への挿入の記録は出力されません
検索条件は保存されません
点を挿入後、全画地の面積を再計算します。
なお、挿入前の面積と差異が生じることがあります。