Excelから座標登録

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2021/11/28 旧サイト変換


Excel形式のファイルから直接座標値を読み込み座標登録することはできず、Excel でCSV形式で保存し直す必要がありました。

Ver.5.993 で座標データをそのまま GioLine で読み込む機能を追加しました。スマートな方法ではありませんが、少しは便利になったと思います。

手順は

      1. Excel で座標データを開く

      2. 読み込みたい範囲をドラッグで選択してコピーする

      3. GioLineの記録簿(履歴)へペーストする

      4. ペーストしたデータから登録したい行をドラッグで選択し、右クリック

      5. プルダウンメニューの一番下のある「座標簿へ転送」を選択

      6. 座標簿へ登録完了

操作例(画像をクリックすると拡大表示が出ます)

Excelは2007です(他のバージョンは未確認)

Excelで座標データを開きます

重要

下図ではXYが小数部4桁で表示されています(実際は有効3桁のデータ)。

このように表示桁が多いのはかまいませんが、必ず有効桁全てが表示されるように書式設定してください。

表示されている数値(小数部桁数)で GioLine に登録されますのでご注意ください。

GioLineへ登録したいデータをドラッグで選択します。

下記のキャプチャ画像では点番〜Z座標値まで選択されていますが、

・点番は登録時に無視されます

・点名はなくても構いません

・Z座標値が選択されていない時は 0.000 で登録されます

・XY座標部分だけの選択でもかまいません。

選択範囲が確定したら右クリックでポップアップメニューを出し、「コピー」をクリックします。

コピーしたらExcelは閉じてもOKです。

ここから GioLine での操作です。

操作例では座標登録0、記録簿も白紙の状態ですが、登録済み、記録簿に記録があってもかまいません。

記録簿上で右クリックし、ポップアップメニューの「貼り付け」をクリックするか、

下図の赤枠ボタンをクリックしてください。

Excelでコピーしたデータが記録簿(履歴)に貼り付けられます。

複数回に分けてコピー&ペーストしてもかまいせん。空白行があってもOKです。

罫線が見えていますが処理に支障はありません。

X座標値とY座標値の間などに空白列があるように見えますが、処理に支障はありません。

座標登録したいデータ行をドラッグで選択後、右クリックしポップアップメニューの一番下にある「座標簿へ転送」をクリックします。

座標登録が完了(成功)すると確認表示がでます。

下図のように座標が7点登録されています。記録簿から罫線が消えています(原因は分かりません)参考情報参照

備考は xls です。座標簿操作/抽出にも追加済みです。

参考情報

  • 読み込み時の罫線を消す

  • 座標登録処理が終わると罫線は消えますが、読み込み直後に消したいときは、メイン画面左の計算タブを切り替えると消えます。消さなくても処理に支障はでません。

  • 処理方法

  • 現行の処理ルーチンを流用するため、Tab文字を半角スペースに書き換え。

  • データに3桁区切りのカンマがあったらカンマを削除。

  • 選択範囲からX座標値の位置を探し、X座標値の前のデータが点名と判断します。

  • 前に文字列がなければ点名が選択されていないと判断します。

  • X座標値の次にある数値をY座標と判断します。

  • XY座標値の位置を取得できなかった時はその行は無視します。

  • Y座標値の次の文字列をZ座標値と判断します。無い時は0で登録します。

  • 未確認ですが、Excel で、XYのデータ間に空白の列が存在するとデータの取得に失敗する可能性があります。

  • 登録時のデータチェック

  • 座標値が登録可能値を超えて時は処理が途中で終了する可能性があります。

  • メイン画面上部の小数部桁数指定の設定によってXY座標値は丸められ、Z座標値は3桁固定です。

  • 点名は半角15文字以降を無視します。

  • 改良箇所

  • Excel でコピーしたデータの項目区切りは Tab です。

  • 旧バージョンでも記録簿から座標データを取得することができましたが、データ区切りは、

  • 半角スペース、全角スペース、半角カンマのみで、Tab区切りには未対応でした。

  • 今回Tab区切りに対応したので、Excel以外からのペースト文字列も処理できる可能性があります。

応用方法があります

上記の説明を読まれた方は気が付かれた思いますが、座標登録画面ではなくても記録簿に座標データを書き込めば座標登録ができます。

タイピングが早い方は登録画面を使うより早く登録できると思います。

記録簿のフォントサイズを見やすく調整すれば、登録画面での入力よりストレスが少ないのではないでしょうか?

方法

  1. 記録簿の1行に1座標点のデータを書き込みます。座標値は全て半角の数字

  2. 点名は必須ではありません

  3. 点名がある行、無い行が混在していても問題は生じません。

  4. 個別のデータは、半角スペース(複数可)、全角スペース(複数可)、半角のカンマ です。

  5. Tab キーで区切ることはできません。

  6. 空白行があっても処理で削除するので問題はありません。

  7. 全て入力したらドラッグで範囲指定し、ポップアップメニューの[座標簿へ転送]をクリックすれば完了です。

  8. PDFの座標簿を記録簿へコピーしても座標が登録出来るかもしれません。

2017/03/17記