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2021/11/28 旧サイト変換
1.備考一覧の不具合修正と、座標簿「備考欄」の略号「説明文」を一覧部分に表示
・一覧の▼をクリックした時、リストがメイン画面内に収まる長さで表示するように変更しました
・座標簿で選択されている座標点の属性を「備考一覧」箇所に表示するように改良しました
2.PC更新への対応
PCの買い換え等でライセンス認証済みのPCのライセンスを無効にし、新PCへライセンスを移行(認証コードの再発行)する手続きを簡略化するため処理を追加しました。
詳細は PC更新手続き
3.DXF変換のバグ修正と仕様変更
現在、座標や結線データをDXF形式で出力する方法は
A:コンバート/DXF
B:プロット画面での範囲指定
の2方法がありますが、
Aには、プロットマークの中心点(・)が出力されない(バグ)
Bには、座標点と結線のみ変換で点名等は出力されない(仕様)
という不具合がありました。
バージョンでは下記の仕様変更を実施しました
A :Jw_cad 非対応
コンバート/DXF タブは Jw_cad 用に「座標変換して変換する」ボタンがあり、縮尺を指定してDXFファイルを出力できましたが、この機能を廃止しました。したがって Jw_cad では GioLine pro で出力したDXFファイルは読み込んでもそのままでは表示されないことがあります。コンバート/Jw_cad をお使いください。
B :出力条件はコンバート/DXFと同じ
プロット画面で範囲指定してDXF変換する時は、コンバート/DXFのページの設定にしたがって選択範囲にある座標点と結線をDXF形式のファイルを出力します。
なお、変換される結線は選択範囲に完全に含まれているものです。構成点は変換されます。
Z値出力指定しても、Zがゼロの時は出力しません。
4.結線一括 DXF変換
結線毎にDXFファイルを出力します(結線が10あればDXFファイルが10ファイル出力されます)
対象は連続結線
ファイル名は:任意の2文字 + 'ー' + 線名.dxf
出力項目は「DXF」のページの設定にしたがいます
Z値出力選択時でもゼロの場合は出力しません
DXFページの縦線を右にドラッグすると下図の画面が見えます
DXFのファイル名は、接頭文字(半角2文字以内)に線名をつなげたファイル名で記録されます
接頭文字(デフォルトはD)は省略してもかまいませんが、その場合はファイル名の先頭は - (マイナス)になります。
青枠内でDXFファイルの出力先のフォルダーが作れます。フォルダーは現在開いている座標簿の下に作られます。
フォルダー作成は必須ではありません。
[全結線を個別にDXF出力]をクリックすると確認画面がでます、作成されるファイル数が76あることが分かります
保存先とDXFファイル名(線番1)の確認ができます
保存先は変更できますが、ファイル名は変更できません(書き換えても反映しません)
なお、保存先にすでに「ファイル名」に表示されているファイル名が存在していると「上書きするか」問われます。
DXFファイルの出力が終わると表示されます
76ファイルの出力は2秒ほどで終了しました
エクスプローラでDXFファイルを確認できます
実装の意図
GioLine pro の作図機能は貧弱ですので成果品の作成にCADは不可欠です。
そのような前提から Jw_cad 対応のjww形式と、AutoCad等 で読み込める dxf 形式での出力と、機能は限られますが両形式ファイルの読込に対応しています。
今回追加した機能は、今までのDXF変換では全点、全結線が変換の対象でしたが、DXF形式の利点を生かし、全結線を個別に出力し、CADで必要なDXFファイルだけを読込むことで、必要な成果品を効率的に作成できるのではないか、という観点から実装しました。
以前でも、結線のマルチ選択でDXFに変換しない結線を「非表示」にすることで同様のDXF出力が得られましたが、一括で出力することで多少効率が上がるのではないか、と思っています。
その他
記録簿[履歴]のデフォルト設定をリードオンリー(編集不可)にし、解除用のチェックボックスを追加した
常にチェックが入った状態で起動する(変更は保存・復元されない)
誤って計算データを削除しないように、という目的で追加。
座標抽出中に「結線のマルチ選択」を実行すると不具合が発生する可能性があるので、抽出中は「結線のルチ選択」を実行不可にした
結線-結線の交点計算で備考の略号を間違って指定していた