Jw_save

このサイトは

こちらに移転しました

2021/11/28 旧サイト変換


概 要

  1. 座標データと結線データを Jw_cad のJWW形式のファイルで保存します。

  2. 保存したファイルは直接 Jw_cad で開くことが出来ます。

  3. 保存されるデータは、座標点、連続結線、点名、XY座標値等の文字です。

  4. プロット画面に表示される辺長、辺長の角度は保存できません。

  5. 縮尺、図面サイズを指定できます。

  6. 保存するデータ、線の色、線種(実線、破線・・)等を指定できます。

  • 変換するデータ数が多いと、メモリー不足で処理が中断することがあります。

  • 出力レイヤグループにF以外を指定して出力したjwwファイルを Jw_cad で開くと、レイヤグループFのレイヤ0~5 GioLineのデータがあるように見えます。

  • 書き込んだレイヤグループを右クリックしてアクティブすれば正常な表示になります。

操作方法

A~K はプルダウンリストから指定します。表示される項目は Jw_cad の項目名に準拠しています。

A:レイヤグループ指定:GioLineのデータを出力するJw_cad のレイヤグループを選択します。

指定範囲は、0~Fです。デフォルトはFになっています。

B:縮尺指定

プルダウンリストにない縮尺を指定したい場合は、T をチェックし、数値を入力後 [Enter]キー

を押してください。

保存 ページ

C:図面サイズ指定

D:点の色指定:GioLineの登録座標は、Jw_cad の実点に変換されます。

E:線の色:GioLineの連続結線は、Jw_cad の直線に変換されます。

F:線 種

G:点名の色:点番と点名の文字をレイヤに書き込むときの文字色を選択します。

H:XY座標値の色:G と同じく文字色です。

I:Z座標値の色:G と同じく文字色です。

J:線名の色:線番と線名の文字色です。

K:面積の色:画地面積の文字色です。

M:座標変換する(デフォルト指定は変換する)

GioLineが扱う座標範囲は±99Kmと広範囲ですが、Jw_cad は出力用紙中心が(0,0)に固定され、座標範

囲も図面サイズで制限があります。そのため、GioLineの座標データを加工せずにJWW形式で出力すると、座

標点が画面に表示されない可能性があります。

「座標変換する」にチェックを入れたときは、GioLineに登録された座標データの中心値がJw_cad の画面の

中央になるように座標値を増減してからJWW形式で出力します。

特別な事情が無い限り、デフォルト設定のままにしてください。

次のQ 「Jw_cadの中心座標を指定する」をチェックすると、任意の点を Jw_cad の画面の中心に設定でき

ます。

「Jw_cad との連携」を参照してください。

Q:任意の点をを Jw_cad の画面の中心に設定できます。

チェックすると、R が表示されます。点番・点名を指定するか、任意のXY座標値を入力してください。

任意点を指定したときは P の参考縮尺より縮尺の分母を大きくしないとJw_cad 画面に入らないことがあります。

N:出力項目の選択です。ボタンをクリックするとその項目は出力されません。DXF変換と同じです。

P:GioLine に登録されている全点を図面サイズに納めるときの縮尺を表示します。用紙サイズはA0~A4のみ

です。余白は20mmとして計算しています。

この表示は、図化を実行した後でないと表示されません。参考値必要なときはSをクリックしてください。

V:指定した角度で回転します。角度は右回りで指定します。

※回転出力すると、線番・線名、面積の出力位置が右にずれます。

W:チェックすると、「点番・点名」、「XY座標値」、「Z座標値」の3文字列を、全て同じ位置(点

の右上)に出力します。Jw_cad で開くと文字が重なります。

実行をクリックし、出力先を指定すると、Jw_cad で直接開けるJWW形式のファイルを出力します。

再度、出力したいときは[再実行]ボタンをクリックしてください。最初から指定し直す必要があります。

レイヤー

GioLineのデータは、Jw_cad の下記のレイヤーに振り分けらます。

データ :No :レイヤ名

座標点 :0 :Gio_P

結 線 :1:Gio_L

点番・点名: 2:Gio_Pname

XY座標値 :3:Gio_XY

保存 ページ

Z座標値 : 4 :Gio_Z

線名・面積: 5 :Gio_area

全ての項目を出力(Nをデフォルトのまま)したときは、レイヤグループで指定したレイヤグループの、レイヤ0~

5の6レイヤに各データが書き込まれます。

文字の出力位置

座標点の右上から(点番:点名)・(X,Y座標値)・(Z座標値)が3行に出力されます。

点番、点名、XY座標値を出力しないと、点の右上(1行目)にZ座標が出力されます。

W:チェックすると、「点番・点名」、「XY座標値」、「Z座標値」の3文字列を、全て同じ位置(点

の右上)に出力します。

デフォルト設定ファイル

ユーザは好みの設定を、前もってJw_cad で Gio2Jww.JWW を編集し、保存しておくことができます。

手順1:C:\Program_Files\GioLine にある、Gio2Jww.JWW を Jw_cad で開きます。

手順2:画面の中心部分を拡大すると、下図□内に点、線、文字等が見えます。

点の色を赤に変更すれば、デフォルト設定は赤色になります。

同じように、線の色を変えたり、線種を点線に変更すれば、その変更した線属性がデフォルトになります。

「点番・点名の色」~「面積の色」は、それぞれの項目を出力するときのデフォルトの文字色になります。「点番・

点名の色」の文字色を「点番・点名の色」に変更すれば、点番・点名は青色がデフォルトの色になります。

なお、これ以外に、レイヤグループ、図面サイズ、縮尺のデフォルト設定もできます。

デフォルトのレイヤグループ(F)を変更したいときは、F-Fの図形データを変更したいレイヤグループの任意の

レイヤにコピーしてください。なお、F-Fのデータは完全に削除してください。

保存 ページ

設定が終わったら、上書きで保存します。

※注意:色・線種以外の変更はできません。点・線・文字は削除しないでください。

※注意:縮尺をJw_cad で変更すると、文字が重なったり、行間が開いてしまいます。

参 照 Jw_cad との連携

謝 辞

Ver.4.12βで追加した、JWW保存のプログラムは、Peterさんが公開されている、jww data read & save unit Ver1.2β に全面的に依存して作成したものです。この unit がなければ実装は不可能でした。心からお礼を申し上げます。

Peter's Room (http://be-sp.com/petrm/index.html)

また、Jw_cad を開発されているJiro Shimizu氏、Yoshifumi Tanaka氏は、Webで「Jw_cadのデータ形式」を公開されています。データ構造を公開するということは、プログラムソースの公開に匹敵することだと思います。改めて、お二人に敬意を表します。

http://www.jwcad.net/jwdatafmt.txt

Delphi Fan の、JWW関連ブログからの多くのことを教えていただきました。