定面積分割(点)
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面積タブに[定面積分割(点)]を追加 2019/08/01公開
「定面積分割(点)」とは、多角形を指定した面積で2分割するとき、分割線の端点に多角形の構成点を指定します。
したがって、分割線はその構成点を必ず通過します。
入力画面
赤丸数字の順に入力してください。
①:分割対象は結線登録されている「連続結線」です。
プルダウンリストから選ぶか、線番を直接入力してください
②:分割線の端点を点番or点名で指定します。XY座標の直接入力はエラーで計算できません。
③:分割したい面積を㎡単位(小数部3桁)で指定します
④:クリックすると右側にプルダウンリストが出るので、分割側に含まれる頂点を指定します。
直接点番入力はできません。
⑤:分割点の登録点名を入力します。必須ではありません。
⑥:計算後に分割点を座標登録するときはチェックをします。
誤差を確認してから登録したいときはチェックせず、誤差を確認後登録したいときはチェックを入れて再度[計算]をクリックします。
・青枠内は最新バージョンにはありません。関連機能はこちら
入力例
下図の右に示す5角形の画地(1353.831㎡).を、
・端 点:A5
・分割面積:500㎡
・分割側に含まれる点:A2
の条件で分割します。
上記の説明の赤丸の数字の順に入力してください。
④をクリックすると下記のように頂点のリストが表示されます。リストから該当する頂点をクリックで指定します。
[計算]をクリックすると分割点が登録されます
赤枠内に、指定した面積・計算面積・誤差面積が出力されます
計算結果で結線を追加したプロット出力
記録簿出力
利用上の注意と制限事項
登録された画地(連続結線)で頂点数は99点以下が対象です。
分割点は逐次近似で計算していますが、仮点のXY座標値を四捨五入で小数部3桁に丸めて面積を計算し、面積は小数第3位切り捨てです。
基本的に凸多角形の画地が対象です。
凹型の画地はメッセージを表示し、解が存在する場合でも処理を終了することがあります。
分割点は最も目標面積に近い(誤差が小さい)点を出力しますが、近傍の点でも同面積になる点が存在する可能性があります。したがって、算出された点が唯一の解であるとの保証はできません。
大面積の画地では面積誤差ゼロの分割点が存在しないことがあります。
定面積分割計算に限ったことではありませんが、プロット画面で分割点付近を拡大していくと下図のように分割点が辺上になく、また分割側を結線した辺も重なりません(この例では約0.2mm程度の「ズレ」)。
これは座標値を mm単位 に丸めているためです。「クレーム」がきたことがあるので付記しておきます。