ドリエル等の睡眠改善薬に関する疑問と答え
睡眠改善薬の特徴
ドリエル、ネオディ、マイレストS、ナイトール、グ・スリーP、プロリズム、ドリーミオ、カローミン、アンミナイト・・・etc
眠れないアナタが、町の薬屋さんやドラッグストアで買っているのは、本当の睡眠薬ではありません。
正確には、『睡眠改善薬』といいます。
これらの薬のパッケージをよく見ると、『睡眠改善薬』と書かれているはずです。
- 睡眠改善薬は、3日間程度の連続使用で睡眠効果はなくなる。
- 睡眠改善薬は、睡眠を促すのではなく、”覚醒状態”を抑える薬である。
- 睡眠改善薬は、不眠症を治す薬ではない。
- 睡眠改善薬の主成分は”ジフェンヒドラミン”というものだが、本来は『抗アレルギー薬』である。
- いろいろ売られている睡眠改善薬の成分は、どれもジフェンヒドラミンなので、どのメーカーのものを買っても効き目に違いはない。
『ヤフー知恵袋』や『教えて!Goo』での、ドリエルや睡眠改善薬に関する数々の質問と答えを検証します。
一番効くとされる睡眠導入剤教えてください。ドリエルは効きませんでした。
ベストアンサーに選ばれた答えは
「私もドリエルは効きませんでした…。
まだネオディのほうが効く気がします。
しかし市販薬より病院で処方してもらったほうが効果も値段も安いので
初期費用は少しかかりますが困ってるようなら心療内科、もしくは精神科の受診をおすすめ致します。」
です。
ドリエルとネオディの成分はどちらもジフェンヒドラミンで、含有量も同じです。
つまり、メーカーが違うから名前が違うだけで、中身は同じということです。
ドリエルが効かないなら、当然、ネオディも効かないことになります。
市販の睡眠薬=つまり、睡眠改善薬は、どれもジフェンヒドラミンが成分ですから、何を買っても同じことです。
『一番効くとされる睡眠導入剤』を探すなら、やはり、お医者さんが出す睡眠薬ということになります。
睡眠薬には大きく分けて5つのタイプがあります。
それぞれに特徴があり、副作用も色々です。
ドリエルを14歳が使うのは危険ですか?また、もっと安全で薬局で売っている睡眠改善薬があれば教えてください。
ドリエルの使用説明書で、『この薬を服用してはいけない人』として指定されているのは
- 妊婦又は妊娠していると思われる人
- 15才未満の小児
- 日常的に不眠の人
- 不眠症の診断を受けた人
つまり、14歳の子供には服薬が認められていません。
また、「日常的に不眠の人」と「不眠症の診断を受けた人」とは、不眠障害で、本当の睡眠薬を必要としている人です。
ドリエルのような”睡眠改善薬”は、一時的な不眠の症状に対して使われる薬で、不眠症の患者への使用は認められていません。
ドリエルの安全性
安全性に関しては、市販されている睡眠改善薬の主成分は、どれもジフェンヒドラミンという”抗アレルギー薬”ですから、安全性に差はありません。
ただし、ドリエル等の睡眠改善薬を常用すると、耐性が作られ、副作用を引き起こす可能性も出てくるため、服用は一週間以内、一度に購入できるのも3箱までと制限が課せられています。
未成年でもドリエルって薬局でかえますか?
ベストアンサーに選ばれた答えは
「15歳以上なら未成年でもドリエルは買えます。
注意点はドリエルは最大量3箱までしか買えません。
なぜならドリエルは不眠症の患者には売ってはいけないからです。
なんせドリエルはぼったくり並みに高いので。
ちなみにドリエルは睡眠薬とは違い、抗ヒスタミン薬の副作用の眠気を利用しただけです。」
この答えで気になるのは
『日常的に不眠なら病院でベンゾジアゼピン系の睡眠薬をもらった方が正確ですし、安上がりです。』
デパスやハルシオンやレンドルミン等のベンゾジアゼピン系の薬剤には、多くの問題点があり、厚生労働省でも使用にあたって様々な注意を行っています。
絶対に使ってはいけない?~ベンゾジアゼピン系薬剤の欠点・デメリット・怖さ
絶対に使ってはいけない?~ベンゾジアゼピン系薬剤の副作用・依存性・耐性
安心・安全な睡眠薬を探すなら、こちらを参考にしてください。
市販薬ドリエルは処方薬ハルシオンの何倍弱いですか?寝付きがかなり悪化してますので強い市販の睡眠導入剤を探しています。
- ドリエル⇒睡眠改善薬
- ハルシオン⇒睡眠薬
ドリエルという薬に限らず、”睡眠改善薬”と呼ばれ、ドラッグストアや薬屋さんで売られているのは、ヒスタミンが原因で起こる『痒み:かゆみ』を抑える、抗アレルギー薬の副作用による”眠気”を利用しています。
ハルシオンは、ベンゾジアゼピン系と呼ばれる向精神薬(こうせいしんやく)ですが、効果が出るまでの時間が非常に短く、睡眠作用が強いため、睡眠薬として使われています。
ハルシオンは、薬効分類上は『睡眠導入剤』となっています。
ドリエルとハルシオンはそもそも全く別の種類の薬ですから、何倍弱いかというような比べ方は出来ません。
強い市販の睡眠導入剤なんてありません。
市販薬というのは、基本的には特に医師の指示が無くても、安心して使える薬です。
市販薬に強い薬は無いと思った方が良いと思います。
また、市販薬では、『睡眠導入剤』という呼び方をしている薬は無いと思います。
市販として売られているのは、『睡眠改善薬』という名称で、どのメーカーも使っているのは、ジフェンヒドラミンという抗アレルギー作用を持つ成分を原料にしていて、一回分の含有量にも違いがありません。
この方の場合、病院に行き、本物の”睡眠薬”を処方してもらうことが、良いと思われます。
もし、どうしても、病院に行かなくても買える睡眠薬が欲しいなら、個人輸入を利用することを提案します。
おススメできる睡眠薬は、
ドリエルではコスパが悪いので代わりにレスタミンを飲んでみました。
”レスタミン”が”レスタミンコーワ糖衣錠”のことなら、中身は、ドリエルと同じです。
どちらも、ジフェンヒドラミンを主成分にしています。
1錠あたりのジフェンヒドラミンの含有量は
- ドリエル=25mg
- レスタミン=10mg
服薬量は
- ドリエルは一回に2錠で50mg
- レスタミンは1回に5錠で50mg
50mg分の費用は
- ドリエル=271円
- レスタミン=34,5円
ドリエルと同じ内容で、レスタミンよりも、もっと安い薬はありますよ
普段夢をあまりみない私が2回とも夢をみました。
「2回飲んで2回ともよく眠れたのですが、普段夢をあまりみない私が2回とも夢をみました。
眠りが浅いという感覚は自分ではないのですが、よくある事なのでしょうか?」
ドリエルやレスタミンの成分のジフェンヒドラミン自体に、夢を見させる作用はありません。
おそらく、レム睡眠との関連ではないでしょうか?
ドリエル等の睡眠改善薬の使用時の注意点
一緒に使ってはいけない薬
本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も使用しないでください
- 他の催眠鎮静薬
- かぜ薬
- 解熱鎮痛薬
- 鎮咳去痰薬
- 抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬等)
服薬時の注意点
- 服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください (眠気をもよおして事故を起こすことがあります。)
- 翌日まで眠気が続いたり、だるさを感じる場合は、これらの症状が消えるまで、乗物又は機械類の運転操作をしないでください。
- 授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けてください
- 服用前後は飲酒しないでください
- 寝つきが悪い時や眠り が浅い時のみの服用にとどめ、連用しないでください
次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
- 医師の治療を受けている人。
- 高齢者。(高齢者では眠気が強くあらわれたり、反対に神経が高ぶるなどの症状があらわれることがあります。)
- 薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
- 次の症状のある人。 排尿困難
- 次の診断を受けた人。 緑内障、前立腺肥大