技術・家庭科【技術分野のページ】
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技術科での学びは、教員としての資質・能力を鍛える最高の環境です。
私は工業大学で教員免許を取得しました。しかしながら、教員というよりは、技術者としての学びが中心でした。上越教育大学大学院で「先生」として教科教育について学ぶことができたのは、私にとって大きな転換点となりました。
また、児童生徒と関わる時間が多いことも、学部時代とは大きく異なる部分です。児童生徒と接してみて、初めて知ることの多さに驚いています。実際に小学生と接して感じたことは、興味の矛先が簡単に移り変わることです。授業中の課題に取り組む場面では、当然進度にばらつきがあるため、全員の集中力を保つことは難しく、スムーズに授業を進めるのができないこともあります。実習から、子どもたちが飽きてしまわないよう授業展開を細分化することや、次の活動の提示、UDに配慮した教室内の環境整備など、授業を組み立てるためのノウハウを学びました。
技術科での日常はとてもユニークです。大型の工作機械、レーザー加工機を使用することができ、自分で生み出すことの喜びを感じることができます。今年度は修士課程2、3年の先輩方が3人、1年生が8人、先生方が4人。技術科にはいろんな知識を持った人たちが集まっていて、多種多様な切り口の意見や考えが出てくることも魅力のひとつです。