先端教科・領域開発研究コースのページ
先端教科・領域開発研究コースのページ
先端教科・領域開発研究コース
柴田 真道
ある日の夕暮れ、私はある院生室を尋ねた。免許Pの課題「自画像描写」に取り組む五人の友人が丸テーブルを囲んでいた。同じ課題を抱えていた私も参加し、自画像を描き上げることにした。友人の描く個性的な自画像をみたり、アドバイスを聞いたりすることで、私の自画像も彩られていった。
私たちの三つの院生室にはそれぞれ色がある。コースを構成する四つの領域(小学校英語、プログラミング教育、教科横断・教科実践開発、学習支援)にもそれぞれ色がある。各領域を構成する十のゼミにもそれぞれ色がある。在籍する四十二人の学生はとても多様で豊かな色を持っている。
私たちの院生室は領域やゼミに関係なく、ランダムに割り振られている。多彩なメンバーが集う院生室での些細な出来事が、私の大学院生活に彩りを加えるのだ。年度が変わり、院生室のメンバーとの別れを想像すると寂しい。先端コースの全員が新しい環境で、たくさんの彩りを加えられるよう祈るばかりだ。