増山 一光 (マスヤマ カズミツ )
私は、大学で経営戦略論を学び、大学院で情報セキュリティ(専門はネットワークセキュリティと情報セキュリティ教育)を学びました。私自身、研究会活動で多くの友人を得るとともに、知的好奇心を高める場になってきたと思います。みなさんにとって研究会活動を活用して学生生活を充実させ、卒業後の進路に向けた取り組みの一助になればと考えています。
サイバーセキュリティ
サイバーセキュリティに関する技術やマネジメントなどの研究を通じて、情報セキュリティインシデントへの事前および事後の対策をする力が身につきます。
この研究会では、サイバー空間における情報資産の機密性、完全性、可用性をいかにして維持、確保すべきかを研究します。
情報セキュリティは総合科学ともいわれ、コンピュータテクノロジーはもちろんのこと、暗号、法律、マネジメントなど研究分野も多岐にわたります。そこで、情報セキュリティやサイバーセキュリティの基礎を共に学び、研究会に参加する学生の興味や関心に応じて、多側面からサイバーセキュリティを捉えて研究を進めることで、社会で活躍できるセキュリティ人材になってもらいたいと思います。加えて、研究活動に加えて情報セキュリティマネジメント試験の取得、セキュリティキャンプやCTF(情報セキュリティの分野の専門知識や技術を駆使するコンテスト)などへの参加を目指します。
この研究会に参加して、情報セキュリティやサイバーセキュリティを研究するにあたって大切なことが一つあります。それは、あなたが適切な倫理観を持っているかということです。情報セキュリティやサイバーセキュリティを研究する際には、防御側と攻撃側の両者の視点から行います。そのため、自分が身に付けた知識や技術を決して悪用することなく、健全な情報社会を構築するために利用しなければなりません。
・研究会には必ず出席するようにしてください。
・情報セキュリティやサイバーセキュリティに関する情報収集を怠らないこと。
・他者の発表から知見を吸収するとともに、仲間として研究の進展に協力すること。
・通常の研究会以外の活動にも積極的に参加すること。