明山 健師(アキヤマ ツヨシ)
私は、学生時代からEUの企業経営、とくにコーポレート・ガバナンスを研究してきました。なぜEUに興味を持ったのかというと、ヨーロッパに対して「なんだかかっこいい気がする」という憧れを持っていたからです。私は、学問に触れるきっかけなんて、それくらい簡単なものでいいと思います。EUの研究をしたことで、ヨーロッパの国々を訪れるきっかけとなり、現地での体験を通して多くのことを学び、そして多くの人と出会いました。さらに、今は、その好きで始めた研究が仕事になっています。
私は大学生の時、1年次から一緒にいた男ばかり十数人のグループ、そして3年生から行動を共にしたゼミ仲間が今でも会うことのある大切な友達となっています。大学時代、勉強もそれなりにしていましたが、友達たちと遊び、飲み会や旅行など楽しい時間を過ごした思い出の方が多いです。
明山ゼミの卒業生もたまに飲み会に誘ってくれて、今でも仲良く集まっていると話してくれています。この研究会が、そういう仲間を作れる場になることを期待しています。
明山研究会に興味があれば、選択フォーラムはもちろん、いつでも話はできますので気軽に研究室に来てください。
サステナビリティと企業経営
読む力、書く力、伝える力、行動する力(とりあえずやってみよう)
本研究会は、経営学を通して、社会の持続可能な発展(開発)について学びます。社会の持続可能な発展とは、私たちの後の世代に負の遺産を残さない発展を目指そうというものです。社会の持続可能な発展を実現するために、企業が社会に対して責任ある行動をすることが必要だと言われています。こうした責任を「企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility)」と言います。こうした企業の社会に対する責任やそれに基づく行動を学びます。また、本研究会は、基本的に実践的なプロジェクトではなく、アカデミックな学びを中心とします。
2-3年次では、社会の持続可能な発展やSCRに関する基本的な知識を身に付けます。基本的に、グループワークやプレゼンテーション、ディスカッションを行います。3年次春学期は、2年次までの成果をもとに、SDGsに関する学外の論文コンテストに応募します。そして、3年次秋学期からは、それまでの成果の集大成として卒業研究を実施し、論文を作成します。つまり、3年生の12月までに論文という一定の研究成果を求めます。 4年生では、後輩たちに教えることを通して、考える力、コミュニケーション力を伸ばしつつ、多くのイベントやフィールドワークを通して知見を広げて欲しいと考えています。
なお、本研究会はいくつかの学外と連携したイベントの参加を求める場合があります。具体的には、本研究会では、他大学の学生とのインゼミ(合同ゼミ)への参加とこだいらNPOセミナーへの参加を予定しています。過去には、名古屋外国語大学と新潟国際情報大学の学生と「佐渡島の商品やサービスを他の地域で販売するビジネス」のオンラインビジネスコンテストを実施しました。また、こだいらNPOセミナーでは、夏休みの間にNPOの活動を知り、インターンやボランティアという形で参加することができます。
また、明山ゼミでは、希望者を募って、ネパールSDGs研修を実施しています。1月末から2月頭の10日間ほどの期間で、ネパールに行き、貧困問題や教育問題、環境問題、人権問題など様々な問題について、ネパールのリアルな現状を学びます。プログラムの中では、小学校や農村、人身売買の当事者団体などに行きます。そしても、もちろん観光もして楽しく学んでいます。
それとは別にいくつかのイベントが発生します。このイベントは、ゼミ生が主体的に企画して、実行するものです。いままでは、ゼミ生の親交を深めるためのイベントを実施してきました。皆さんが明山ゼミに入ってきたらやってみたいイベントをぜひ企画してください。
ゼミの活動に興味がある人はぜひ説明会に来てください。
1.基本的に毎回出席すること
※欠席するときはしっかりと連絡をできる人になってください。
2.明るく積極的にゼミの活動に取り組むこと
※どんなことも楽しそうにやってみることはとても大切
3.正課の授業時間以外の活動や他大学生との交流のための移動など、ある程度の時間的・金銭的な負担が必要になる可能性があります。
※幹事になる人は一生懸命企画します。積極的に協力・参加することが大切