系の仕組みと特徴・4つの系

系の仕組みと特徴

1.経営経済学部の系とは

 2年次以降、経営・経済基幹科目で学習する実学領域を活用するため、実務的専門知識を「マーケティング系」「ICT・データサイエンス系」「会計・ファイナンス系」「ビジネス法務」という4つの系に分けて設置しています。いずれかの系に所属することにより、より実務的な専門分野の知識を学びます。

 それぞれの系では、「学問」の内容、期待できる将来の進路が異なっています。皆さんは、自分の興味や関心、将来のキャリアビジョンなどをよく考えて、系選びをして、2年次以降の3年間の学習をしていくことになります。

2.なんで系に分かれて学ぶの?

 経営経済学部では、卒業時に「◯◯を達成できた充実した4年間だった」と言ってもらえるようにするために、また、就職活動の時に企業の人事の人に「嘉悦大学で自分は◯◯を学んだ」と自信をもっていえるようにしてもらうために、2年次以降は4つの系のいずれかに所属して学んでもらう仕組みを採用しています。 

3.系は一つに絞らなくてはいけないの?

 2年次から自分の所属する系を一つ選んでもらいます。しかし、経営経済学部の4つの系は緩やかであるため、一つの学問分野をとことん学びたい人は、自分の所属する系の科目を中心に学んでいくことができますし、幅広く学びたい人は、自分の所属する系以外の系に設置された科目を組み合わせて学ぶこともできます。

4.系は途中で移れないの?

 系移動は、2年次秋学期から4年次春学期までの各学期開始前に1回のみ可能です。

 系移動する際は、所属する研究会担当者の承認を得てください。

5.研究会との関係は?

 嘉悦大学では、基幹科目(経営経済領域)を「実学」、4つの系を「実務」、研究会を「実践」と位置付けています。つまり研究会は「実学」「実務」で培った能力を「実践」し、実際の社会で求められる知識や資質・能力を効果的に獲得することを目的としています。

 研究会には4つの系のいずれかに寄り添ったものだけでなく、基幹科目(経営経済領域)に寄り添ったものがありますため、4つの系の選択が研究会選択に直接的に影響することはございません。

6.系の申請方法は?

 研究会の申請と同時期に行います。

 申請フォームに4つの系が記載されていますので、希望する系を1つ選んで申請してください。

 申請した系の選考は行いません。申請した系への所属となります。

4つの系の紹介

ICT・データサイエンス系

系の目的

ICTとAIの知識・技術を修得し、データサイエンティストを育成。

主たる専門分野

情報学

プログラミング、デザインなどの情報学の基礎に加えて、ICT技術に関する実務的な知識を学ぶ

系の体系

関連する履修モデル

取得目標資格

Microsoft Office Specialist、 IT パスポート、 統計検定 データサイエンス基礎、 Python 3 エンジニア認定基礎試験、 G 検定、E 資格

将来の進路

企業のe-コマース部門、システムインテグレータ、システムエンジニア、Webデザイナー

マーケティング系

系の目的

変化する市場を分析し、売れる商品を生み出す発想力や提案力を養成。

主たる専門分野

商学・マーケティング

商学、マーケティングの理論に加えて、「商い」、特に、ショップなどの小規模店舗の経営に関する実務的な知識を学ぶ。

系の体系

関連する履修モデル

取得目標資格

全経簿記検定、経営学検定、会計ファイナンシャル検定

将来の進路

観光・航空業界、ブライダル、各種メーカー、ファッションビジネス、小売業、飲食業

会計・ファイナンス系

系の目的

簿記・会計学に不可欠な知識とスキルを修得。各種資格取得講座も充実。

主たる専門分野

簿記・会計学

簿記の実務・会計学の理論と同時に、ファイナンス・財務・金融に関する実務的な知識を学ぶ。

系の体系

関連する履修モデル

取得目標資格

全経簿記検定3級から上級、日商簿記検定3級から1級、会計ファイナンシャル検定、会計ソフト実務能力試験、FP《ファイナンシャルプランナー》3級、2級

将来の進路

税理士、公認会計士、商社、通関士、企業の経理・財務部門、大学院進学

ビジネス法務

系の目的

コンプライアンス(法令遵守)やガバナンス(統治)など、ビジネスに関連する法律に強いエキスパートの養成。

主たる専門分野

民法、商法、会社法、知的財産権法など

系の体系

関連する履修モデル


取得目標資格

宅地建物取引士中小企業診断士、公認会計士、司法書士、行政書士、公務員採用試験 など

将来の進路

法律事務所、弁護士事務所、金融機関、経営コンサルティング会社、一般企業・総合職 など