メールから情報漏えいを防ぐには?

メールによる情報漏えいを防ぐには?

できることと言えば、宛先や添付ファイルを良く確かめることくらいですが、、、

実際にあった情報漏洩の事例

https://business-mail.jp/technique/leakage

メールは手軽なので、うっかり間違えて他の人に転送したり、コピーを沢山の人に送ったりするような間違いも簡単に起きてしまいます。

実は、指定した相手しかメールや添付ファイルを見ることができないようにする方法があるのはご存知ですか?

例えば、誰でも利用できるGmailでは、情報保護モードでメールを送れば、指定したメアドでしかメールや添付を見ることができなくなります。

さらに、受取ってから有効期間を過ぎたメールは、見ることができなくなります。

メールを送る相手がGmailを使っていなくても利用できます。


封書を「親展」で郵送するようなものですね。情報保護モードで送るメールの件名には、【親展】と書き加えて送るのも良いかもしれません。


他にも、昔から使われているPGPや、S/MIMEなど、事前に鍵を交換しておいて、その人しか開けて見ることができない暗号化メールを送る方法もあります。

企業や官公庁などで良く使われるようになってきました。

ChromeやFirefoxブラウザーで、FlowCrypthttps://flowcrypt.com/ )を使えば、GmailやG SuitePGPが手軽に利用できます。

FlowCryptは月5ドルで利用できます。無料版では、メールの有効期限が3日に固定されています。

G SuiteEnterpriseEducationでは、S/MIMEが利用できるようになりました。BasicとBusinessでは、まだ利用できません。

GmailやG SuiteでS/MIMEを利用できるFossa Guardhttps://fossa.me/ )というChrome Extentionもありますが、Gmailのウィンドウ上で復号して表示してくれないので、あまり使い勝手は良くありません。

取引先がS/MIMEで暗号化されたメールを使用する場合は、OutlookやThunderbirdなど、パソコンのWindowsでメーラーを利用する方が、今はまだ便利です。

S/MIMEを利用するには有料の証明書が必要ですが、個人で使うには、COMODOなどから無料のS/MIME証明書を入手して利用することもできます。

無料S/MIME証明書を取得してPKCS#12にする方法

https://qiita.com/izuna/items/795ab843b383cba54174

※2018年8月時点での情報です。