私たちは、トップページで掲げた3つの研究戦略(骨格系、神経・筋ネットワーク、臓器間ネットワーク)を実現するため、「緻密な細胞・生化学的解析(in vitro)」と「高度な遺伝子改変マウスを用いた個体レベルの解析(in vivo)」を両輪として研究を進めています。 病態の裏側にある「正常な生理機能」を分子レベルで深く理解することこそが、革新的な創薬への最短ルートです。
骨は常に破骨細胞と骨芽細胞によってリモデリングされています。この絶妙なバランスの破綻が、様々な疾患を引き起こします。
骨を作る骨芽細胞様細胞株MC3T3-E1。
細胞内に、蜘蛛の巣のように細胞骨格が張り巡らされています。
細胞骨格F-アクチンをAlexa 488-Phalloidin(緑)染色した。核はDAPI(青)で染色しました。Leica TCS Sp8 Confocal Microscopeで画像取得しました。早田撮影。
骨を溶かす破骨細胞。
マウスマクロファージ細胞株RAW264.7細胞を破骨細胞分化誘導因子RANKLで処理し、多核の破骨細胞を誘導しました。一つの細胞の中に、複数の核(青)が存在しているのがわかります。破骨細胞の縁に沿って、アクチンリングが形成されています。早田撮影。
TRAP染色(赤)を施した破骨細胞。
TRAP(酒石酸抵抗性酸ホスファターゼ)は、破骨細胞由来の酵素で、血清マーカーとして骨粗鬆症の検査にも用いられます。破骨細胞は、左図と同様の条件で分化誘導しました。早田撮影。
マウス膝関節のX線写真
上の骨が大腿骨,下の骨が脛骨。細い腓骨が脛骨と重なって見えています。骨の内部のスポンジ状の筋(海綿骨)が見えます。早田撮影。
マウス(新生仔)の橈骨のTRAP染色組織標本
赤く染色された細胞が破骨細胞。骨の表面にくっついて,骨を溶かしています。早田撮影)。
1. 骨格系:希少・難治性疾患と骨代謝の分子基盤
特発性溶骨症(ゴーハム病)の病態解明:GSDMD遺伝子の役割
骨形成を促進する新たな転写・代謝制御ネットワーク
2. 神経・筋ネットワーク:変性疾患の克服
重篤な神経筋変性モデルマウスを用いた、運動機能喪失の分子メカニズム解析と新規創薬標的の探索
筋肉の発達・維持における筋間質細胞の役割
3. 臓器間ネットワーク:腸内細菌叢から骨へ
骨-腎連関:リン制御
【国内の共同研究機関】
【海外の共同研究機関 (International Collaborators)】