私たちの研究室では、骨や筋肉などの難病や先天性疾患を克服するために、「なぜ病気になるのか?」という根本的なメカニズムの解明に挑んでいます 。遺伝子がどのように胚発生や生体を制御しているか、薬物や生体代謝物が細胞や生体にどんな影響を与えるのかを調べ、病気を治すカギを見つけ出す研究を行っています 。
■ 最速で最前線へ:実践重視の「グループ制度」と初期研修
研究は、与えられた正解を覚える勉強とは異なります。未知の生命現象を解き明かす道のりは決して平坦ではなく、泥臭い試行錯誤の連続です。
当研究室では、皆さんが最速で「自立」できるよう、2026年度より教育体制を刷新しました。配属直後に、事前の志望理由書をもとに最適な研究テーマを決定します。全員共通で守るべき厳格なデータ管理ルールや安全衛生などの基礎知識は「初期ブートキャンプ」で効率よく習得し、具体的な実験手技は、新設された「グループ制度」のもと、所属グループの先輩研究者たちから実践的(OJT)に学びます。
■ 「練習」ではなく、いち早く「本番」のデータを出す
この新体制は、「手取り足取り時間をかけて教える」ためのものではありません。薬学科(YP)の学生も授業との両立を図りながら、自分のテーマに直結するスキルから無駄なく優先的に学び、いち早く「本番のデータ」を出し始めるための合理的なシステムです。ミリ単位の緻密なピペッティング作業や、プロとしての厳格なデータ管理ルールを遵守し、「自らの手で世界初の発見をもぎ取る」という覚悟と主体性のある挑戦者を求めています。
■ 圧倒的な実績と強力な経済的支援
当研究室で鍛え上げた「論理的思考力」や「最後までやり抜く力」は、将来の大きなアドバンテージになります。当研究室は博士課程への進学率が非常に高く(YM修士修了者の57%が進学)、さらに生活費相当の給与が支給される日本学術振興会特別研究員(DC1)への採用率が37.5%(2021-2025年度の全国平均採用率17.1%)という圧倒的な実績を誇ります。特に、学部4年生から継続して在籍している学生に限れば、6人中4人(67%!)が学振特別研究員(DC1またはDC2)に採用され、経済的な不安なく研究に没頭しています。また、本格的な研究活動と並行しながら、薬剤師国家試験の合格率も100%(n=4)を達成しており、研究と国試対策の両立が可能な環境です。
さらに、研究に没頭するための強力な経済的支援を用意しています。日本学術振興会特別研究員以外の博士課程大学院生は、東京理科大学「イノベーティブ博士人材育成のための共創力強化プロジェクト(月額20万円程度)」に採択率100%(n=4)で採用されています。
しかしこれらの実績や支援は、研究室に入れば自動的に叶うものではありません。先輩たちが自ら研究を推し進め、日々の実験に執念を持って向き合った努力の結晶です。
■ 本気で挑戦するあなたへ、最高の環境を
あなたも私たちと一緒に、難病に苦しむ人々を救う研究に本気で挑みませんか?博士課程に進学して世界で戦う研究者を目指す方、あるいは将来、最新のエビデンスを読み解き臨床現場で活躍する高度な薬剤師になりたい方。自らの限界を決めず、主体的に成長を掴みに行く熱意ある学生に対し、私たちはプロフェッショナルとしての最高の環境を提供します。
■ 求める学生像:Self-Assessment Checklist
早田研究室は、単に「研究のやり方」を教わる場所ではなく、「一人の研究者」として自立するためのトレーニングジムのような場所です。以下の項目に、あなたはいくつ自信を持ってチェックを入れられますか?
[ ] 「答えのない問い」にワクワクする
教科書を暗記する勉強ではなく、誰も知らない真実を自分の手で突き止めることに情熱を感じる。
[ ] 「なぜ?」を掘り下げる執着心がある
実験が失敗したとき、「失敗した」で終わらせず、その原因を論理的に突き止め、次の一手を考えることを楽しめる。
[ ] 批判的な議論を「知的な格闘技」として楽しめる
自分の意見やデータに対する批判を、人格否定ではなく、研究を磨き上げるための「貴重なヒント」として前向きに捉えられる。
[ ] 高い自己管理能力(セルフマネジメント)を持っている
「何時に来い」と言われない自由な環境で、自らスケジュールを立て、目標に向かってストイックに自分を律することができる。
[ ] 「最速でプロ」になりたいという野心がある
手取り足取り教わるのを待つのではなく、自分から先輩や教員を捕まえ、必要な技術や知識を能動的に盗みに行く姿勢がある。
[ ] 「命」を扱う責任感を持っている
細胞や動物といった「生き物」を対象とする研究において、休日や深夜であっても、自らの責任で管理を全うする覚悟がある。
[ ] 世界を舞台に戦いたい
英語の論文を読みこなし、将来は国内外の学会で堂々と自分の成果を発表し、世界中の研究者と議論したいという夢がある。
【判定】
5個以上チェックがついた方:
あなたは早田研究室で飛躍的に成長できる素質があります。ぜひ、研究室説明会で私たちの「熱量」に触れてみてください。
チェックは少ないが「変わりたい」方:
今の能力ではなく、「そうなりたい」という強い意志があれば歓迎します。早田研究室の「新教育体制」が、あなたの脱皮を全力でサポートします。
【研究室訪問の流れ】
8月の全体説明会で興味を持った → 9,10月の研究室説明会に参加 → 研究室申し込み資格取得、個別訪問資格取得
東京理科大学内外から広く、様々なライフサイエンスのバックグラウンドを持つ研究生、大学院生、ポスドク研究者を求めます。We welcome people from all over the world!
研究生として入学を考えている方は、こちらから情報を得てください。
大学院に入学を考えている方は、こちらから情報を得てください。本研究室へは、薬学研究科薬科学専攻修士課程(2年間)修士(薬科学)および博士後期課程(3年間)博士(薬科学)、薬学専攻博士課程(4年間)博士(薬学)から入学できます。受験希望者は、必ず事前にご連絡ください。
東京理科大学ポストドクトラル研究員(PD)の募集。大学全体で毎年10名程度,審査の上で採用されます。待遇など詳細はお問い合わせください。
日本学術振興会特別研究員PDは、こちらをご覧ください。
■まとまった実験と、研ぎ澄まされた議論の分離
当研究室では、学生を「一人の自律した研究者」として扱います。「ラボに何時間滞在したか」という形式的な評価は一切行わず、「サイエンスにいかに貢献したか」という質のみを追求します 。そのため、1週間のスケジュールは、長時間の実験に集中する「ゴールデンタイム」と、全体で知見をぶつけ合う「議論の時間」を明確に分離して設計されています 。
曜日 午前(1限 8:50〜 / 2限) 午後
月曜 Group Discussion(GD) 研究
火曜 研究(完全フリーデー) 研究
水曜 Progress Report(PR) / 研究 研究
木曜 Journal Club(JC)・掃除 / 研究 研究
金曜 セミナー予備 / 研究 研究
月曜日:Group Discussion (GD) ラボの心臓部です 。2週間に一度担当が回り、グループの先輩や教員と、泥臭い生データの確認、失敗の原因究明、次の一手への軌道修正を徹底的に行います 。
火曜日:完全フリーデー ゼミや会議を一切入れず、長時間の実験や深い思考に没頭するための日です 。
水曜日:Progress Report (PR) 研究室全体に向けて「今、自分の研究はどこまで進んでいるか」の論理的なストーリー(マイルストーン)を発表します 。単なる作業報告は禁止されています 。
木曜日:Journal Club (JC) トップジャーナルの論文を批判的に吟味し、そのロジックを自分たちの研究へどう応用するかを提案する戦略会議です 。
■ プロフェッショナルとしての「裁量」と「責任」
専門業務型裁量研究制: 平日8:50〜17:50(休憩1時間)を基本としますが、実際のタイムマネジメントは研究室員一人ひとりの裁量に完全に委ねられます(1日の研究時間は8時間とみなします) 。時間的拘束で評価することはありません 。
休日と研究のバランス
土曜日、日曜日、祝日法に定める休日、一斉休業期間、大学創立記念日(5/4)、物理学園記念日(6/14)は休日です。ただし、私たちは「命(細胞や動物)」を扱う研究を行っています。実験の都合上、休日であっても自身の責任において研究(管理)を行う必要があります。自らのスケジュールをコントロールする高い自己管理能力が求められます。
4月 新入生歓迎会
5月 新人歓迎筑波山登山
6月 日本骨免疫学会
7月 日本骨代謝学会
8月 日本筋学会、Bone Biology Forum、リトリート
10月 アメリカ骨代謝学会,薬学科卒業研究発表会
11月 オーストラリア・ニュージランド骨代謝学会,JCRベーシックリサーチカンファレンス、博士論文提出
12月 日本分子生物学会,M1中間発表会、外部機関との生命科学合同シンポジウム、忘年会
1月 初詣、修士論文提出,博士中間発表会
2月 博士論文公聴会,修士論文発表会,生命創薬科学科卒業研究発表会
3月 卒業生歓送会、卒業式、修了式、日本薬理学会,日本薬学会