ワシントン・ハイツは現在の代々木公園にかつて存在した米軍家族住地区です。1946年に設立されました。
米陸軍の将校や民間人職員、およびその家族のために建設されたこの施設は、軍によって海外に建設された最初の住宅施設のひとつであり、他の住宅地域の設計の模範となりました。敗戦国日本の首都・東京の真ん中に突如「アメリカ」の町が出現したのです。やがて1964年東京オリンピック開催を機に日本に返還され、選手村して利用されました。オリンピック後に施設は解体され、代々木公園やNHK放送センターとして再開発されました。