編集兼発行人 金山重教
出版社 展望社
刊行年 1945年12月
アメリカ兵の軍隊生活/鉄道終戦色/Jeepで廻る東京見物/東京再建/東京の花/日本軍俘虜は元気だ/ほか
表紙:高峰秀子
終戦を機に言論統制から解放されると深刻な紙不足にもかかわらず数多くの出版物や雑誌が次々に刊行された。戦中は映画製作にも携わっていたと思われる編集兼発行人の金山重教は発刊に際して編集後記で社会に資する並々ならぬ展望を語っている。
東京の花と銘打った女性のスナップ写真からヘボン博士の伝記、簡単な英語講座や小説、列車時刻表まで幅広く扱っているが、一番多く紙面を割いているのは占領軍兵士の日本における生活の様子である。全体的にくつろいだ様子が写真を通してよくわかる。この創刊号以降は発刊されなかったのか見当たらないのが残念である。