BON鍼灸では、ご来院いただいた皆様にペットボトルのミネラルウォーターをお渡ししています。
「なぜお水なのか?」
それには、施術の効果を最大限に引き出すための、身体のメカニズムに基づいた理由があります。
まずは一息ついて、施術を受け入れる準備を整えていただきます。
脱水の防止と一呼吸
移動中の汗や乾燥で意外と水分は失われています。
まずは喉を潤し、心身ともに「一呼吸」置くことが大切です。
副交感神経へのスイッチ
お水を飲み消化管を物理的に動かすことで、リラックスを司る「副交感神経」が刺激されます。
これにより交感神経の過緊張を抑制し、筋肉が弛緩(しかん)して痛みへの感受性が安定するため、鍼刺激による血流改善などの生体反応がより的確に引き出せるようになります。
鍼治療のあとの身体は、いわば「大掃除」が始まった状態です。
発痛物質を流し、細胞に栄養を届ける
鍼の刺激によって血流が良くなります。
ここでノンカフェインの水分をしっかり摂り血流量を増やすことで、発痛物質(痛みのもと)を速やかに流し出し、代わりに新鮮な栄養を細胞の隅々まで届けます。
鍼の緊張をほどき、コンディションを安定させる
施術後の心地よい緊張緩和を定着させます。
また、血流の変化により「くらっと」立ちくらみのような感覚が出ることもありますが、水分を摂ることで循環を安定させ、速やかに正常な状態へ戻すことができます。
実は、施術直後にお渡しする一本のお水だけでは、身体のリカバリーには十分ではありません。
鍼治療の後は代謝が上がり、普段よりも水分が消費されやすい状態が続きます。施術の効果をより持続させるために、ご帰宅後もいつもより多めに水分を摂るようにしてください。
その際、特におすすめしたいのが「白湯(さゆ)」です。
冷たい飲み物は胃腸を冷やし、せっかく鍼で活性化した血流を阻害してしまうことがありますが、白湯は身体を芯から温め、内臓の働きをサポートしてくれます。
温かい水分で循環を助けることで、翌朝の身体の軽さがさらに変わってきます。
お渡しするお水には、「施術の効果をしっかりお持ち帰りいただきたい」という私たちの願いが詰まっています。
身体の巡りを整えるのは、私たちの施術と、皆さんが飲む「お水」の共同作業です。
さあ、みんなでお水を飲んで、理想的なコンディションを完成させましょう!