PCからのロード

PB-XXXの実機へプログラムを入力する際、本体のキーボードを使うのが基本です。当時はカセットも使われていましたが、それも大変です。しかし現代では、PCの広い画面でプログラム開発を行い、PBシミュレータでデバッグし、実機にロードして実行することができます。たいへん効率的です。

PokecomGOを経由する方法はこちらを参照してください。

ハード接続

お手持ちのパソコン(PC))と、PB-XXX実機を、USBインターフェースを介して接続します。USBインターフェースは、NUAOはヤフオクで新品販売されていたものをたまたま購入できましたが、個人で制作・販売されているようで、不定期・数量限定です。(このIFは外部電源機能も付いているものです)

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k1126484726

インターフェース機能としては次のものも同じ仕様ですが、2024/5/25時点で残り1点となってます。。

https://booth.pm/ja/items/4646432

入手したUSB I/Fを接続し、転送するPB-XXXプログラム(テキスト形式の AAA.txt とします)を用意しておきます。

中間データ形式への変換

まず最初に AAA.txt を、PB-XXXに転送するための中間データ形式 AAA.ptr に変換します。(拡張子「.ptr」は何でも構いません。ご自分で識別できる拡張子をつけてください)変換には、門真なむ様がアップデートされたbas730.exeを使用します。


WIndowsのシステムツールにあるコマンドプロンプトを開き、

ドライブやディレクトリ(フォルダ)に注意しながら以下のコマンドを打ち込みます。(MS-DOS時代が思い起こされます)

bas730 -a -s AAA.txt AAA.ptr


(注意)MS-DOS世代の方はご承知と思いますが、現在のディレクトリ(カレントディレクトリといいます)は「.」で表し、カレントディレクトリの一つ上の階層は「..」で表します。そして「¥」(=逆スラッシュ)で区切ります。従って、AAA.txtがカレントにあり、bas730.exeが一つ上の階層に置いてある場合は「..\bas730 -a -s AAA.txt AAA.ptr」となります。

これで、現在のディレクトリに中間データ形式である AAA.ptr が生成されます。画面上にもリスト内容が表示されます。

生成した AAA.ptr を、任意の通信ソフトを使ってPB-100実機に転送します。通信ソフトとして、NUAOはフリーソフトのTera Termを使用しています。

(注意)Tera Termを最初に使うときは初期設定が必要です。設定画面を開き、9600ボー、データ8ビット、パリティなし、ストップビット1、Xon/Xoffあり、通信遅延1msec/1msecでNUAOは設定しています。この試行錯誤、USB時代には無くなりましたねぇ。

PB-XXXとUSB I/Fの電源を入れ、LOAD A と打ち込んでおきます。([EXE]を押すのはまだです)

TeraTerm側で、[ファイル送信]をクリックし、送りたい AAA.ptr を選びます。([開く]を押すのはまだです)

PB-XXXの[EXE]を押し、続いてTeraTermの[開く]をクリックすると、即時転送が始まります。少し間をおいて、PB-XXXに「AF:AAA」などと表示されます。

転送が終わり、READY P0が表示されたら、完了です。(USB I/FのI/Fスイッチはすぐ切ったほうがよい) 無事転送されたか確認しましょう。


Windowsのコマンドプロンプトは、カーソルの「上」を押すと前に打ち込んだコマンドが再度表示されますので、これを利用すれば プログラム修正→中間データ形式変換→PB-XXX実機転送 のループがストレスなく反復できます。これで効率よくPB-XXXゲームを量産できますね!