Adieu GE999

for PB-100

2023/12/29 Programmed by NUAO

鉄郎。いつかおまえが戻ってきて、

地球を取り戻したとき、

大地を掘り返したら,

わしらの赤い血が流れ出すだろう。

ここは我々の星だ。我々の大地だ。

その赤い血を見るまでは,死ぬなよ、

わしらの倅よ…。

鉄郎を乗せ、地球を旅立とうとしている銀河鉄道999。戦火飛び交い軌道があちこちで破壊され寸断しているなか、あなたはパルチザンの一員となり、軌道のポイントをうまく操作して999を無事離陸させなければなりません。

<はじめに>

プログラムを入力してください。プログラム・サイズは535ステップです。

PB-100実機(拡張メモリ不要)を推奨します。(PB-SIMシミュレータの場合はfastモードで少し早すぎ、normalモードだと少し遅すぎ)

Shift+[0]で999が発車します。

<操作方法>

次のポイント(矢印)が表示されていたら、何かキーを押せばポイントの切替え(直進⇔分岐)ができます。

ポイントの分岐方向(右/左)は、あらかじめどちらか一方に決まっています。

軌道の終わりが近づくと信号表示が変わっていきますので、それを参考にして分岐するかしないかを判断してください。分岐できない場合は衝突(CRASH)となります。

分岐するとその瞬間に脱線(CRASH)することがあります。従って直進の方がリスクは少ないです。

CRASHすることなく距離200進むと、離陸(TAKE OFF)し、ゲームは終了です。

CRASHしたら、[EXE]を押して再度挑戦(Retry)となります。ゲームを中止する場合はSTOPキーで強制終了してください。

<ヒント>

軌道の形状(マップ)は、ランダムではなく、決まっています。従って、CRASHするルートを覚え、それを避けていけば、いつかはTAKE OFFできます。

距離200までのポイントの数は、おおよそ20個強ぐらいです。

PB-100実機形式

PB-SIM形式

[P0]

2 VAC:$="      \BX#==#==#==\LA^\DA\CR\CR\CR\CI\CI\CI"

4 U=.35:T=3:O=1:GOTO 22

6 K$=KEY:IF K$="" THEN 12

8 IF V<1;V=V*10:GOTO 12

10 V=V/10

12 IF Q<>9 THEN 28

14 PRINT CSR3;:GOTO V+16

16 GOTO 28

17 T=T-4+5*SGN(5-T):PRINT "       \GE\GE";:GOTO 22

18 T=T+4-5*SGN(T-1):PRINT "       //";

22 GOSUB #1:R=7+3*INT(L*13):P=8

24 IF R>=40 THEN 32

26 IF R+O>200;$="\DT\DT\DT\DT\DT\DT\DT"+MID(8)

28 R=R-1:O=O+1:IF R>0 THEN 34

30 PRINT:IF O>=200;PRINT "TAKE OFF!":END

32 PRINT:PRINT "CRASH. Retry":GOTO 2

34 P=P-1:IF P<8;IF R>=7;P=10

36 Q=Q+SGN Q:IF Q>9;Q=0

38 IF R<7 THEN 46

40 IF Q<>0 THEN 46

42 GOSUB #1:IF L>.2 THEN 46

44 Q=3:V=.1:IF L<.1;V=.2

46 S$=MID(23):IF R+O>200 THEN 50

48 S$=MID(20+R/10,3)

50 PRINT CSR0;S$;MID(P,7);"<E";

52 IF Q>2;PRINT CSR Q;MID(V+17,1);

54 GOTO 6


[P1]

1 L=FRAC((13*T*O*U+5)/24):RETURN


AdieuGE999説明書.pdf
GE999 flowchart.pdf

<やり込み>

軌道の形状(マップ)は、4行目のパラメータUによって決まります。Uの値とクリア可能な延べルート数は表1の通りです。ディフォルトは0.35としており、136通りのルートがあります。レベル3ではたった数個のルートしかない「一本道」で、記憶だけでクリアするのは相当大変かと。Uの値によって、ルート数だけでなく、軌道の形状の「クセ」が変わります。ただし、全く進めないパターンも多数あり、予測不能です。

<動画>

本ゲームのシーンを含む映画「さよなら銀河鉄道999」は、nicovideoにアップされています(公開時点)。削除されないうちに是非ご覧ください。

https://www.nicovideo.jp/watch/sm37547717

松本零士先生へ敬意を込めて。