J.教材生物を使った実験
《ゾウリムシと同じ》(1)ゾウリムシ
(1)100mL培養瓶に切った荒縄100mLあたり1、2本入れる。
(2)PBミネラルウオーターを入れる。
※汲み置き水道水でも良い。
(3)100mL培養瓶に、ブレファリスマを少量入れる。
(4)低温インキュベーターに入れて維持する。
※ブレファリスマは、ゾウリムシよりも安定して増殖する。
※ブレファリスマとミドリムシは干渉しないため、わら培地での混合培養も一つの方法。実験で鞭毛と繊毛の運動の違いを理解する観察などにそのまま用いることができる。
(1)アメーバの培養方法でも維持することができる。
《アメーバの維持法参照》
※わら培地に比べて増殖は遅い。
(2)ブレファリスマは米粒の周囲に集まっている。
※肉眼でも米粒の周囲が赤くなっているのが分かる。
※生米培地はわら培地に比べて栄養分が少ないため、わら培地のように全体に広がらないと考えられる。
※2~3ヶ月で植え継ぐ必要がある。赤い色素が残っていてもブレファリスマがいなくなってしまうので双眼実体顕微鏡で確認する必要がある。