J.教材生物を使った実験
《ゾウリムシと同じ》
(1)100mL培養瓶に切った荒縄100mLあたり1、2本入れる。
(2)PBミネラルウオーターを入れる。
※ミドリゾウリムシはゾウリムシよりも不安定なため、ミネラルウオーターの使用が無難
(3)100mL培養瓶に、ミドリゾウリムシを少量入れる。
(4)低温インキュベーターに入れて光を当てて維持する。
※光は当たっている程度の量で十分。ほとんど光が当たらない場https://youtu.be/__btrHo16GU所でも大丈夫であるものの共生クロレラの数は減少する。
(1)アメーバの培養方法の方が、ミドリゾウリムシに合っている。
《アメーバの維持法参照》
※100mL培養瓶に米粒を入れ(水を加えずに)、オートクレーブにかけて滅菌する方法もある。米粒は崩れやすくなるがコンタミは防止できる。
(2)ミドリゾウリムシは米粒の周囲に集まっている。
※肉眼でも米粒の周囲が緑色になっているのが分かる。
※双眼実体顕微鏡で観察すると、周囲に共生クロレラがいることが分かる。
※わら培地の方が培養容器全体に高密度になるのに対し、生米培地は生米の周囲に集まる。
(1)維持法は、通常のクロレラ共生ミドリゾウリムシと同じであるが増殖しにくい。そのため、状態を確認しやすい生米培地での維持が適している。
※クロレラ共生ミドリゾウリムシに比べると増殖しにくいので、培養容器の数を多めに用意しておくと良い。
(2)培養瓶にクロレラがコンタミすると、容易にクロレラが共生する。そのため、コンタミを防ぐために、植え継ぎの際には滅菌したパスツールピペットを用いるなどの注意が必要。
※コンタミは植え継ぎの時だけ注意すれば良い。同じインキュベーターで培養などしてもコンタミしない。