恩徳讃

『恩徳讃』唱和

法要の最後は恩徳讃唱和で終わります。

親鸞聖人の和讃が歌詞となっています。

  如来大悲の恩徳は

  身を粉にしても報ずべし

  師主知識の恩徳も

  骨を砕きても謝すべし

 若い頃、聖人の思いの強さ、深さの前に「これボク無理」と思っていました。歌っている自分が嘘つきのようでいやだったのを憶えています。

 いつからだろう。この歌詞が光になったように 思います。親鸞様と肩を並べようなんて思い上がりも甚だしい。力がふっと抜けたとたん、ずっと先を行く親鸞様が「こっちだよ」とお示し下さっているように思い始めました。さあ、その先にある阿弥陀様の光の世界へ。

 今では堂々とうたえる讃歌なのですよ。

  南無阿弥陀仏

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