Mercedes -厄災の竜と哀哭の雨-

この作品のコンセプトは「緊張感のある戦闘システム・遊びやすく・短くまとまった作品」を目指しました。

戦闘においては基本的にはクリティカルや回避など、確率に頼らない戦闘設定です。リトライを前提とした難易度であり、敵が示す行動宣言を読み、詰め将棋やパズル感覚で攻略への道筋を考える設計です。敵の行動パターンをよく観察し、慎重にコマンドを選ぶ必要があります。

イベント設定においては簡略化＆ショートカット化を意識し、リトライのストレス軽減を目指しました。

その他、無駄なアイテムやスキルなどは極力減らすなど、シンプルなわかりやすさを目指しました。

ストーリーのテーマは相変わらず重めです。自分なりにあるメッセージを込めたつもりですが、人によって解釈が変わるかもしれません…。どう受け取るかは貴方次第です。

この作品は前作「弔いに花束を」の世界で起きた過去の物語の一つです。主に「緋炎の民」に焦点を置いた内容となっています。

本編「弔いに花束を」にあったとある【Named】ストーリーの内容を補足すものでありますが、本編を知らなくても十分楽しめる内容です。

今作についてはどのキャラも別々の方向性を持っています。その意志や想いが交わりながら、ひとつの物語として完結する作りです。

過去2作品と比べて、それぞれに背負うもの、抱えるものがある濃いキャラクター達だと思います。

リンドウ・アイリス・アカユリのイラストはTANBO様に描いて頂きました。ビティスはqui様より素材を使わせて頂きました。