世界の構成理論

この世界における理の解説

色素の循環

この世界の全てに流れる素体

色素はあらゆるものに含まれている基本的な構成素体といわれる。

流動し恵むもの「水」

照らし育むもの「陽」

躍動し耕すもの「地」

に大きく分類され、「魔力」や「元素」とも呼ばれ、その適性で「属性」が分類される。

この世界における「血液みたいなもの」と喩えられることが多く、常に動的に循環することで色素は構成素としての安定を保っている。

生物の中では血液の中に含まれているとされ、その含有量によって属性の適性が変わるとされる。複数の色素属性が共生することは稀であり、互いに色素が牽制し合っている極めて不安定な状態であるとされる。

ソウルの力

色素に作用する意志の力

色素には莫大なエネルギーが秘められており、色素に作用させ魔法として発動させるには「ソウル」が必要とされる。

色素がいわゆる「火薬」だとすれば「ソウル」は火である。

ソウルとは「意志の力」や「想像の力」とされており、物事を動かす方向性を決定させる。強い意志と明確なイメージ力によってその力を引き伸ばすことができる。

ソウルは意思をもつ存在全てが持つとされるが、人間など種族によってはソウルから干渉させる対象の権限が限られているとされている。

魔物について

脅威となるもの

魔物は大きく二つに分類される。

・色素やソウルの扱いに長け、脅威となる力をもった生き物。

・世界を侵食する澱んだ黒い色素そのもの。

前者は脅威となるだけで人間など他の生き物と変わりはない。あまりにも強い力を持ちすぎてその土地のヌシとして君臨するものもいるされる。

後者は色素の黒化によって世界に害を成すものとなった存在である。不死であるとされるが時間が経つほどその形は歪んだものになるとされる。